●文:ライドハイ(高橋剛) ●写真:大谷耕一
エッジ部分の剛性が高く攻めるほどに安定感が増す
アグレッシブなトレッドパターンながら公道走行も可能なパワーカップ2だが、主用途はあくまでもサーキット走行。ドライコンディションでのハイパフォーマンスを追求している。
「現役の時にこのタイヤがあればなぁ!」とおどけるのは、長年にわたりミシュランタイヤでレースを続けてきた岡田さんだ。フロントタイヤの存在感が増していることに、強く感動したようだ。
「かなり強くブレーキングしたままコーナーに入っていけるんです。これにはビックリ。『ミシュランはリヤタイヤが強い』という印象がガラリと変わりましたね」
岡田さんいわく、フロントの安心感は「2ステップも3ステップも高まっている」そうだ。
スピードレンジが上がるほどより性能を引き出せる
さらに岡田さんはパワーカップ2の特性を細かく分析する。
「パワーGPではタイヤに“動き”があり、それが温まりの良さやインフォメーションの多さにつながっていた。このパワーカップ2は、エッジの部分により高い剛性感が与えられています。だからどんどんスピードレンジを上げて、どんどん荷重がかけられる。このタイヤに合わせてサスペンションセッティングをしたくなりますね」
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