カワサキは、北米で人気のデュアルパーパス「KLR650」をモデルチェンジし、2022年モデルとして発表。LEDヘッドライトや増量した燃料タンクなどを採用するほか、パニアケース&フォグランプなどを装備した「KLR650 アドベンチャー」、トップケースなどを装備した「KLR650トラベラー」などバリエーションモデルも発売する。
2年間の販売休止を経て帰ってきた!
北米を中心にロングセラーとなっていた、カワサキ「KLR650」がモデルチェンジを受け、2022年モデルとして発表された(海外仕様)。エンジンは新たにFIを採用し、燃費性能を向上させるとともに冷間時や高地でも高い始動性を実現。車体も燃料タンク容量の増加や、振動低減のためにハンドルバーなど各部をラバーマウント化した。さらに、よりリラックスしたライディングポジションへの変更やキャリアの積載性向上、風防性能を高めたウインドシールド、LEDヘッドライトなどの改良を随所に施したという。
ウインドスクリーンは2ポジションの可変式とされたほか、ブレーキはフロントディスクの大径化で制動力を向上するとともにABSもオプション装備可能に。インストゥルメントパネルはオールニューのデジタル式となった。
従来から好評の652cc単気筒エンジンは、2軸バランサーやオートデコンプ、北米ならではのスパークアレスターなどを引き続き装備する。
日本への導入については特にアナウンスされていないが、2016年を最後に同クラスの2気筒モデル「ヴェルシス650」が販売終了していることを考えると可能性は低いか……。
KAWASAKI KLR650[2022 U.S. model]
【KAWASAKI KLR650[2022 U.S. model]】主要諸元■全長/全幅/全高未発表 軸距1539 シート高871(各mm) 車重208.9kg(ABS装着・標準モデル)■水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ 652cc 出力未発表 変速機5段 燃料タンク容量23L■ブレーキF=φ300mmディスク+2ポットキャリパー R=φ240mmディスク+2ポットキャリパー タイヤサイズF=90/90-21 R=130/80-17 ※諸元は北米仕様
※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
用意したのはSTD、アクラ、イカヅチJMCA、イカヅチレーサーの4仕様 ニンジャZX-25Rで200km/hの壁に挑む! それは250ccという限られた排気量の現行4スト市販車で、しかもエンジン内部に[…]
292ccエンジンは過去に北米で販売されていたKLX300の復活バージョンか カワサキは、北米で生き長らえていた水冷4ストローク単気筒エンジンのKLX250をアップデート。2020年モデルとしてすでに[…]
海外発表済みの2021年モデルより国内導入予定モデル×3機種 カワサキは、2021年モデルとして海外で発表したモデルのうち、ジョナサン・レイ選手によるテスト走行の写真を先出ししたことで話題となった「ニ[…]
[◯] 出力特性はオフ向き。操安性は本物志向だ ライダーが直感的に面白いと思えるMT-07の走りに感動し、そのエンジンを搭載するトレーサー700の国内正式販売をすでに4年も待っている私にとって、「テネ[…]
最新の記事
- 「前時代的? な気合とド根性が現代のMotoGPをさらなる高次元へ」【ノブ青木の上毛グランプリ新聞 Vol.19】
- ミドルクラスの究極ドゥカティ!? 2025新型パニガーレV2/ストリートファイターV2登場
- [2024秋] いま売れ筋のバイクヘルメットTOP5【大型販売店で聞いてみた】1位はSHOEIのフラッグシップ
- 【限定3台】鈴鹿8耐 表彰台マシンのレプリカ「YZF-R1」をYARTが発表!!
- ヤマハが仏電動二輪メーカー「エレクトリックモーション」へ出資
- 1
- 2