●文:ライドハイ編集部(小川勤)
2018年にデビューしたパニガーレ V4。それは、ドゥカティのスーパーバイクのエンジンがLツインからV4へ変わる歴史的な瞬間だった。そして2020年、パニガーレV4は大きなウイングとカウリングを手に入れた。
2年で大幅モデルチェンジは、近年では異例のピッチ
2018年、ドゥカティのスーパーバイクであるパニガーレがかつてないほど大幅なモデルチェンジを行った。ドゥカティがMotoGPで培ってきた技術を投入したV4エンジンの投入は、世界中を驚かせた。
その衝撃からわずか2年後の2020年。またもやドゥカティがやってくれた。2019年にリリースされたワールドスーパーバイクのホモロゲーションマシンであるパニガーレV4Rの技術を惜しみなく投入したパニガーレV4Sを投入してきたのだ。
エンジンに大きな変更点はないものの、車体は一新。カウリングを装着しているとまったく見えないが、フレームには拳大の大きな穴が開けられ、剛性バランスを最適化。サスペンションの設定も見直された。
見た目の一番の変化はMotoGPマシンからフィードバックされたウイングレットの装着と、片側で38mm広がったカウリングだ。フルカウルのスーパーバイクが新しくなる度に時代をリードしていくドゥカティのデザインは素晴らしく、グラフィックでごまかさない面のデザインをとことん追求している――。
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