※’20年7月上旬現在、国内で購入できる現行ラインナップかつ公道市販車のカタログ数値(公式HPに記載されているスペック)を比較。
- 1 かつての夢=”1.0kg/ps切り”は、もはやSSの常識?
- 2 第1位[0.812kg/ps]ドゥカティ スーパーレッジェーラV4:カーボン車体で前代未聞の境地へ
- 3 第2位[0.873kg/ps]ドゥカティ パニガーレ V4R:ベース車も驚きの数値、コイツ飛ぶゾ!?
- 4 第3位[0.917kg/ps]アプリリア RSV4 1100ファクトリー:アンダー200kgと+100ccで表彰台
- 5 第4位[0.920kg/ps]ホンダ CBR1000RR-R/SP
- 6 第5位[0.911kg/ps]ドゥカティ パニガーレV4S
- 7 ’20年モデルのパワーウエイトレシオベストテン
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かつての夢=”1.0kg/ps切り”は、もはやSSの常識?
加速や運動性能の指標としてメジャーなのが「パワーウェイトレシオ」だ。1馬力が負担する車重のことで、車重÷最高出力で算出。数字が小さいほど優秀とされる。実際は出力特性など様々な要素が絡み、一概に「速い」と言い切れない面もあるが、目安にはなる。
昔はF1やWGPマシンが「1.0」を切っており、公道モデルで1を切るのは“夢”と言われてきたが、近年は200ps超級で軽いリッタースーパースポーツが続出。決して珍しい数字ではなくなくなった。栄えある1位は、カーボン製シャーシと現行2位の224psを誇るドゥカティ スーパーレッジェーラV4が獲得。10位中9台が「1切り」を達成したが、なんと0.7台に迫る領域に突入した。王座は当面安泰か?
第1位[0.812kg/ps]ドゥカティ スーパーレッジェーラV4:カーボン車体で前代未聞の境地へ
自然吸気最強の224psに加え、フレーム+スイングアーム、ホイールをカーボン製とし、乾燥重量159kgをマーク。装備重量は未発表だが、パニガーレV4(装備重量198kg)より16kg軽量とアナウンスされており、182kgとして計算した。結果、驚異の数値に!
第2位[0.873kg/ps]ドゥカティ パニガーレ V4R:ベース車も驚きの数値、コイツ飛ぶゾ!?
リッタースーパースポーツは車重が微増しており200kg台が増える中、最軽量の193kgを達成。チタンコンロッドなどエンジン内部品の軽量化も進めた。これに221psのV4パワーが加わり、見事0.9切りを果たした。ウイングも装着され、空を飛びそう!?
第3位[0.917kg/ps]アプリリア RSV4 1100ファクトリー:アンダー200kgと+100ccで表彰台
軽量コンパクトな65度V4をはじめ、チタンマフラーやカーボン外装で装備重量199kgを実現。リッタースーパースポーツで200kgを切るのは本作を含め4台のみだ。さらに現行5位の217psで、ホンダ CBR1000RR-Rを僅差で上回ってみせた。
第4位[0.920kg/ps]ホンダ CBR1000RR-R/SP
先代CBR1000RR SP2が1.010kg/psだったのに対し、最新作は1.0を大幅に下回る。車重は先代194kg(SP2)より+7kgの201kgだが、これを補って余りある218psのパワーが功を奏した。
第5位[0.911kg/ps]ドゥカティ パニガーレV4S
1103ccのV4を搭載する公道向けパニガーレも上位に進出。214psを発生し、上級版のパニガーレV4Sは、パニガーレV4より3kg軽い195kgとなる。’20年型でフレームなどが熟成され、ウイングもゲットした。
’20年モデルのパワーウエイトレシオベストテン
1.〈0.812kg/ps〉ドゥカティ スーパーレッジェーラV4
2.〈0.873kg/ps〉ドゥカティ パニガーレV4R
3.〈0.917kg/ps〉アプリリア RSV4 1100ファクトリー
4.〈0.920kg/ps〉ホンダ CBR1000RR-R/SP
5.〈0.911kg/ps〉ドゥカティ パニガーレV4S
6.〈0.925kg/ps〉ドゥカティ パニガーレV4
7.〈0.940kg/ps〉BMW S1000RR Mパッケージ
8.〈0.956kg/ps〉ドゥカティ ストリートファイターV4
9.〈0.966kg/ps〉BMW S1000RR
10.〈1.005kg/ps〉ヤマハ YZF-R1
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