激化する600cc市場、先に動くのはどのメーカーだ?!

ミドルスーパースポーツの近未来もハイスペック最終章!? CBR600RR|YZF-R7予想

環境規制の端境期にあり、世代交代の節目を迎えているバイク。ラインナップに大変動が起きるのは必定だ。そこでヤングマシン創刊48年の知恵とカンをベースに、願望&妄想も織り交ぜながら、バイク未来予想を導き出してみた。本ページでは600ccクラスのミドルスーパースポーツカテゴリーについて、ホンダCBR600RR/ヤマハYZF-R7の可能性を中心に予想する。

レースでステップアップするにあたって、250㏄と1000㏄の間をつなぐ600㏄は必要不可欠。レース人気が高まるアジアを中心に要望は高い。その声に応え、600RRが復活すると予想。直4は従来型をベースに、電制スロットルとIMUを追加し、トラクションコントロール、モード切り替えを新採用。一方、車体はセンターマフラーを筆頭に、アルミフレームやリヤのユニットプロリンクサスペンションを踏襲するだろう。外観はRR-R譲りのダクトウイングやカウルを与え、ソックリになるが、車名は「RR」のままと予想。発売は’20年秋頃か?

HONDA CBR600RR[予想イメージCG]

(左)従来型はハロゲンだったが、RR-R風の4眼フルLEDに期待。カウルはウイング付きとなり、ミッドカウルも新形状となるだろう。(右)メーターはアナログタコ+液晶から、最新のフル液晶カラーメーターになるハズ。ABSは前後連動を廃止し、IMU連動式となるか。 ※写真はCBR1000RR-R

【ベース車両 ’16 HONDA CBR600RR】軽量コンパクトさが魅力で、レースを視野に入れた直4SSとして’00年代に人気を獲得。センターアップマフラーが目印だ。

ミドルSSの近未来もハイスペック最終章!? CBR600RR予想

■水冷4スト並列4気筒 599cc 119.6ps/13500rpm 6.73kg-m/11250rpm 196kg(装備) ※諸元は欧州仕様のABS

【ライバル:ヤマハ YZF-R6国内に入荷が途絶えていたが、’17年に9年ぶりに大改良がなされ、ユーロ4に対応。辛口の直4スーパースポーツとして知られ、最新トラクションコントロールやYZF-R1譲りの足まわりを持つ。

ミドルSSの近未来もハイスペック最終章!? CBR600RR予想

■水冷4スト並列4気筒 599cc 118.4ps/14500rpm 6.3kg-m/10500rpm 190kg(装備) ●価格:159万5000円

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