リラックスした乗車姿勢とロングホイールベースによる直進安定性を誇り、悠々と旅ができるクルーザーモデル。ハーレーダビッドソンのソフテイルファミリーには新作が3車種追加され、他モデルは熟成が進む。〈ラインナップ〉 ハーレーダビッドソン ローライダー/S|ソフテイル スタンダード/スリム|ファットボーイ114/30th アニバーサリー|ブレイクアウト114|ヘリテイジ クラシック|FXDR 114|ファット ボブ114|デラックス|スポーツグライド|ストリートボブ
●文:沼尾宏明、中村友彦、田宮徹 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ソフテイル ファミリー:伝統フォルムを継承、プレミア人気車も復活
シート下にサスを配置し、懐古的なリジッドサスに見えるソフテイルフレームを採用したシリーズ。’18年にダイナがソフテイルシリーズに統合され、一段とラインナップを増やした。心臓にはデュアルバランサーで振動を軽減した1746ccまたは1868ccの最新ビッグツイン=ミルウォーキーエイトを抱く。’20モデルでは、’11年で生産終了した「スタンダード」が新生し、「ファットボーイ」の30周年記念車が登場。そして「ローライダーS」の復活が最大のトピックだ。
ローライダーS
’16~’17で生産され、今なお高値で取り引きされている特別仕様車が、装いも新たに復活した。外観は、ビキニカウルとブラックアウトした車体、ツヤ消しダークブロンズのホイールが特徴。STDより2度立ったキャスター角28度と専用リヤサスで走りも鋭い。
ローライダー
クロームパーツを全身に奢るSTDのローライダーは、1746ccのミルウォーキーエイト107を搭載。スポーティかつ王道のチョッパースタイルが魅力だ。
ソフテイル スタンダード
フロント19&リヤ16インチにミニエイプハンドルを装着したチョッパー。ストリートボブをベースにより簡素化し、戦略価格を実現した。カスタムの素材にも最適。
ソフテイル スリム
前後16インチのFLスタイルに、チョップドフェンダーなどボバーの要素をミックス。ブレースバー付きのワイドなハリウッドハンドルバーを持つ。
ファットボーイ114/30thアニバーサリー
高い人気を継続してきた本作が30周年を迎えた。これを記念し、2500台の世界限定車が登場。心臓は1868ccで、特徴のディッシュホイールほか全身をブラックアウトした。
ブレイクアウト114
ハーレーでも随一の美しさを誇るロング&ローフォルムを体現。フロント21&リヤ18インチを採用し、専用の細身スポークホイールを履く。リヤは極太240mmだ。
ヘリテイジ クラシック
ディープフェンダーやスタッド付きシート&サドルバッグでビンテージ感を重視。1868㏄ユニットと着脱式の大型シールドで長旅も楽々だ。
FXDR 114
ドラッグレーサーをイメージし、34度にレイクしたフロントフォークと独特なリヤフェンダーを投入。アルミ製スイングアームでスポーツ性能も高めた。
ファットボブ114
楕円LEDヘッドライトにカチ上げたツインマフラーを備えた個性派。剛性の高い専用倒立フォークに前後16インチを合わせ、運動性能は抜群だ。
デラックス
3連ヘッドライトに前後16インチスポーク+ホワイトリボンタイヤと’50年代の雰囲気を再現。メッキが眩しいフルクロームエンジンもクラシカルだ。
スポーツグライド
カウルとサドルケースを工具を使わずに着脱でき、シティランにも高速クルーズにも対応するハーレーの万能モデル。専用マンティスホイールも光る。
ストリートボブ
拳を空に投げ出すミニエイプハンガーやスポークホイールで仕上げたハードなチョッパー。マフラーまで黒で統一し、渋みもシリーズ随一だ。
関連するアーカイブ
あなたにおすすめの関連記事
モト・ギャルソン社長・大坪氏のポリシーは、「バイクは、販売してからが重要。アフターケアはもちろんだが、とにかく長く楽しんでもらいたい」というもの。 新車販売ディーラーのハーレーダビッドソン三鷹は、ハー[…]
オーナーであるSさんは、ご夫婦でツーリングを楽しむハーレーフリーク。流行のバガーカスタムとはいえ、走りがスポイルされてはいけないというコンセプトで、そのデザインを決定していった。 製作を手がけたフォレ[…]
ソフテイルファミリーで唯一となる脱着可能なミニフェアリング、専用開発したシェル形状のハードサドルケース、クロームとブラックのコントラストが美しい集合マフラーを備え、独創的な仕上がりとなっているスポーツ[…]
これまでのハーレーにはない、純然たるスポーツバイクとしてラインナップに加わったストリート750は、ライトウエイトスポーツとして、さらに進化させたモデルを生み出した。それがこの「ストリートロッド」だ。オ[…]
車体やエンジンには興味は尽きないが、タイヤに対しては関心がない。ただの黒くて丸いゴムの塊で、減ったら交換すればいい…。残念ながら、そんなふうに思っている人も少なくないだろう。しかし、ハーレーもタイヤ次[…]
最新の記事
- 【12月5日(木)19:00〜】オンラインサロン開催! 「岡崎静夏がガチでバイクの話しかしない90分」
- 【2024年11月版】50万円以下の250ccバイク おすすめ11選! コスパで選ぶ軽二輪
- バイクの冬眠に向けて。デイトナのメンテナンス/保管用アイテムをAmazonでチェック!【ブラックフライデー前】
- ホンダのタフ・スクーター「ADV350」がマイナーチェンジ! スマホ連携TFTメーター獲得【海外】
- CB400スーパーフォアに代わり、首都高パトロールに黄色のBMW! 「F900XR」を12月上旬より黄バイとして運用
- 1
- 2