日本でも発売が熱望されてきたイタルジェット(ITALJET)「ドラッグスター(DRAGSTER)125/200」だが、なんとMVアグスタジャパンがこれを輸入し、販売することに。初回生産は2020年6月スタート、最初の499ユニットまでシリアルナンバーが付く。価格は63万8000円(125)/69万8500円(200)だ。
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独創のメカニズムが丸ごと見える! 初回ロットは限定499台
EICMA 2018でコンセプトモデルとして発表されたイタルジェット「ドラッグスター」は、我々ヤングマシンのみならず多くのバイクファンに驚きをもって迎えられた。初代ドラッグスターは1995年に発売され、独特のメカニズムを前面に押し出したフォルムにはファンも多かった。
そして2020年、以前から噂されていたとおり、ブランニューのイタルジェット・ドラッグスター125/200は、なんとMVアグスタジャパンが日本における輸入・販売を手掛けることが決定した。
初回ロットは世界限定499台のシリアルナンバーが入ったファーストエディションモデルとして6月から生産され、初回のみとなる限定カラーのマットブラック/ブロンズを含む3色を設定。2020年夏に世界中で販売がスタートする。予約は全国のディーラー(記事末参照)にて。急げ!
革新の『インディペンデント・ステアリング・システム(I.S.S.)』
ブランニューのイタルジェット・ドラッグスターは、イタリアンブランドらしい独創性に加え、ユーロ4対応の4ストローク単気筒DOHC4バルブエンジンを搭載。125ccと200ccの2種類の排気量を用意している。コンセプトは「New Urban SuperBike」で、アルミプレートを備えた合金トレリスフレームと、インディペンデント・ステアリング・システム(I.S.S.)と名付けられた独自のフロントサスペンションを採用。フロントのアルミ製片持ちスイングアーム、独自のショックユニット配置、トレリスフレームなどはすべて目に見えるようになっており、その機能美を主張する。
ITALJET R&Dによって実現された 特許取得済みの I.S.S.は、ステアリングアクションとサスペンションアクションを分離し、路面の粗さをフィルタリング。不快な振動はハンドルバーに伝わらないという。I.S.S.アクションと油圧式ショックアブソーバーの組み合わせにより、ブレーキング時にはスプリングではなく構造で減速Gを受け止めるため、ノーズダイブが最小限に抑えられるのが特徴だ。
タイヤは同じイタリアのピレリ製エンジェルスクーター(Angel Scooter)で、フロントは120/70R12、そしてリヤは140/60R13という太いサイズを履く。ハンドルバーは、スクータースタイルながらアルミ製セパレートハンドル。ブレーキは前後ともブレンボ製の油圧ディスクブレーキを採用している。
ドラッグスター専用に設計された Superbike Full Ledライト、両側にひとつずつあるダブルラジエーター、エアロダイナミクスを考慮した車両前面も、DRAGSTERの機能性を表現したものだ。
ITALJET DRAGSTER 125/200[2020]
【ITALJET DRAGSTER 125/200[2020]】主要諸元■全長1870 全幅680 全高未発表 軸距1345 シート高770(各mm) 車重108[112]kg■水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ 125[200]cc 14.9hp/10000rpm[19.8hp/8250rpm] 1.22kg-m/7750rpm[1.73kg-m/6250rpm] CVT式無段変速 燃料タンク容量7L■ブレーキF=φ175mmディスク+2ポットキャリパー R=φ240mmディスク+2ポットキャリパー タイヤサイズF=120/70R12 R=140/60R13 ●価格:63万8000円[69万8500円] ●色:マットブラック×レッド×ホワイト、マットブラック×イエロー、マットブラック×ブロンズ ●発売:2020年夏 ※[ ]内は200
ITALJETは「エリア販売代理店制度」を採用
以下は、ITALJET製品の販売とアフターサービスの充実を目的とした各エリアでの基幹店として必要な代理店条件を完備しており、当該エリアでの「エリア販売代理店」として認定されている。エリア販売代理店は当該エリアすべてのITALJET車両の販売を行い、直接小売り及び業者間販売を含めての活動を行うという。
■北海道
スナダオート
■青森・岩手・宮城・秋田・山形
福田テクニカ
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