近頃人気の「デイトナ モーターサイクルガレージ」をクローズアップ

ガレージこそ盗難対策の決め手、自分だけの城にもなる!

高い防犯効果があり、心ゆくまで愛車と過ごせるガレージは、ライダーの夢。その夢をお手軽に叶えてくれる、デイトナの「モーターサイクルガレージ」が近頃、セールス好調だ。なぜ売れているのか、どんな製品なのか、詳しく話を聞いてみた。


●文:沼尾宏明 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

「2019年のバイク盗難件数は約1万1000件。1日に30台が盗まれている計算になります。相変わらずプロの窃盗団が存在し、大半が住宅の敷地内で盗難されています。また最近は車両価格が上昇していますし、高額な絶版車もますます増えています。盗難に対するライダーの意識は年々高まっていると言えるでしょう」

と話すのは、大型バイク用品店“ライコランド埼玉”のスタッフ、高橋さんだ。

「そこで需要が増えているのが自宅用のガレージです。愛車を外から見られることなく、鍵付きのシャッターで保管できるので、防犯効果は抜群です」

デイトナの「モーターサイクルガレージ ベーシックシリーズ」。2014年6月から販売を開始し、年間の出荷実績は500棟超。展示店も増えており、2019年12月末で100店舗にまで拡大している。

ライコランド埼玉店のベテラン販売スタッフ、高橋彩一さん
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ライコランド埼玉店のベテラン販売スタッフ、高橋彩一さんにお話を伺った。ガレージのプロにしてカワサキZコーナーの担当。プライベートでも愛車のZでガレージライフを満喫している。

それでも、やはりコストが高い印象がありますが……?

「ライコランドがお勧めしているのは、デイトナの“モーターサイクルガレージ ベーシックシリーズ”です。最も安価なタイプは、配送料や設置費用込みで31万45000円。100万~200万円のバイクを盗難から守れると考えれば、決してコスパは悪くありません。高級なバイクカバーやロックを購入したり、定期的にカバーを買い替えると、ガレージにかかる費用に近づいてきます」

他にもガレージならではのメリットは?

「愛車を長く乗れるのがメリットです。バイクにとって天敵である雨や紫外線、砂埃などから守れるので、劣化を最小限に抑えられます。近頃頻発している台風と地震に強いのもポイントです。また、雨の日や夜間に整備できたり、好きなだけジックリ愛車を眺められるのもメリット(笑)。ガレージを好みにディスプレイして、自分の城にする楽しみもあります」

サイズは大から小まで18種類。L(ロールーフ)が9種類、H(ハイルーフ)が9種類ある。最も売れているのは写真の1730H(幅1790×奥3050×高2370mm)。設置面積はコンパクトカー相当と考えるとわかりやすい。バイク単体で中央に入庫しても、左右スペースに余裕があり、メンテナンスもできる(上写真のバイクはヤマハBOLT)。耐荷重は1平方メートルあたり600kg。ホンダのゴールドウイング(約400kg)でも全く問題ない。なおロールーフの入口の高さは1586mm、ハイルーフは1886mmで、入庫しやすさは断然ハイルーフとなる。

本体は「100人乗っても大丈夫」のCMでおなじみ、イナバ製作所が製造。シャッターは文化シャッター製で、ともに国内のシェアナンバー1だ。ボディは重ね塗りを行い、外部に高級ウレタン塗装を施し、サビの発生を抑制。シャッターの動きも滑らかだ。台風や地震に強く、一度買えば10年以上、末永く使える。

お手軽な上に、バイク向けに最適化された設計

デイトナのガレージは、なぜお勧め?

「“費用が明朗”“設置のハードルが低い”、そして“バイク向けの設計”である点です。まず“費用”に関してですが、ホームセンターなどで販売しているガレージは本体が安価ですが、設置費用などを含めた総額費用がわかりにくい場合が多いです。一方、デイトナ製ガレージは総額があらかじめ提示されています。また、バイク向けのオプションが多数、標準で装備されます。これらを考慮すると、ホームセンターの製品と価格差はほとんどなくなるはずです」

設置もしやすい?

「デイトナのバイクガレージは、物置と同様に床のある“床タイプ”。一方、4輪などのガレージは、基礎からの工事が必要な“土間打ちタイプ”となります。後者の土間打ちだと、基礎工事に多大なコストと時間がかかりますし、地面の状態にも条件があります。床タイプのデイトナ製は、床下の工事が不要なのでコストも設置期間も少なく済み、ある程度傾斜がある土地でも設置できるため、設置のハードルが低いのが長所です。注文から2~3週間で設置可能です。なお、引っ越しの際はガレージの移動もできますよ。

また省スペース設計なのもポイントです。一般的な物置の場合、屋根の左右が出っ張っています。この部分を“妻板”と呼ぶのですが、デイトナ製は妻板がありません。限りある土地のジャマにならないよう端に設置する方が多いのですが、妻板がないため、土地を有効に活用できます」

写真は稲葉製作所柏工場で行われたガレージ勉強会の模様。ガレージは組立式で、きちんと水平を出してから、基礎ブロックを設置して組み立てていく。お客様様宅での設置作業は熟練した専門業者が行い、通常は半日程度で完成する。

さらにバイク向けに使いやすい設計であると?

「はい。シャッター錠としてディンプルキーを2か所、さらにシャッターを物理的に開けられなくする“シャッターガード”という三重のロックをあらかじめ備え、セキュリティを高めています。

ほかにも内部にシャッターカバーを標準装備しており、シャッターを巻き取った際に雨水が跳ねず、バイクを濡らさない仕組みになっています。ヘルメットなどの用品が置ける収納棚のほか、床にこぼれたオイルなどを受け止めるゴムマット、スタンドから床を守るプレートも付属。バイクを知り尽くしたデイトナならではの仕様です」

シャッターの鍵は2か所。ともにピッキングしにくいディンプルキーを使用している。ワンキーで2か所を施錠&開錠できるのが便利。

左下部に、特製のシャッターガードを標準装備。穴にロックを通して固定すれば物理的にシャッターが開けられなくなる。オプションでステンレス製の専用ラウンドロック(税抜2000円)も用意。

ガレージ内に設置されるシャッターカバー(写真左)が、雨天の開閉時に水の飛散を防いでくれる。また、サビ対策やいたずら防止のため、外部ボルトにキャップを取り付けている。

屋根の柱はコの字になっていてハンガーなどをひっかけやすい構造。壁の柱にも角穴が開けられ、フックなどを引っ掛けやすい。

標準装備の棚は耐荷重80~100kg。大人が座るのはもちろん、重い工具箱やペール缶も置ける。展示では、高橋さんの趣味で昭和レトロな家電や用品を置いていた。こんな感じで、自分好みのガレージに仕上げてみては?

充実したオプションでより快適にカスタム可能

湿気がこもりそうで心配ですが、大丈夫?

「土間打ちタイプと違って、床下に空間があるため、室内に湿気がたまりにくいです。加えて、オプションで通気パネルやガラス窓を付けることもできます」

注文同時オプションで、より通気性を高めることも可能。写真左から通気パネル(税抜6000円)、フード付きメッシュパネル(税抜9000円)、ガラス窓セット(税抜2万6500円)。さらに、壁パネル角穴用フック(税抜1200円)、シャッターケースに棚を設置できるブラケット(税抜4500円)もある。

こちらはオプションのヘルメットラック(税抜7500円)。ガレージ上部のデッドスペースにヘルメット、グローブ、ウエアなどが置ける。斜め置きなのがまたカッコイイ。

ミニラックS(税抜5000円)、同M(税抜7000円)は、奥行き100mmの薄型。小物の展示や、部品などを置く棚として、ガレージの空間を活かせる。

オプションの防雨電源BOX(税抜4000円)などを使用して、電源を引き込むことも可能。後方の隅から内側に向けてケーブルを通すことができる。

オプションのアジャスター付きアルミスロープワイド(税抜2万円。幅800×長990×高100~180mm)があれば、出入庫がスムーズ。現在もオプションは豊富に揃うが、今後一段と充実するという。

「物置としても使える」、これが奥様への決めゼリフ

「物置としても使えることをアピールしてはどうでしょうか。バイクだけではなく、ガーデニングの道具や、自転車、扇風機、暖房器具、防災用品など様々なモノを置くことができます。当店のようにガレージを展示しているショップへ奥様と一緒に来ていただけると説得しやすいと思います」

私(筆者)は賃貸マンション住まいなので、ガレージは置けません。いつかは持ちたいと思っているのですが……。

「住む土地や住宅など、ガレージを持てるような人生設計を持つのははいいことだと思います。実際のユーザーは、戸建てを新築した際や引っ越しする際に注文される方が多いです。購入層は若い方も意外と多いです」

なるほど。ガレージを目標に、人生プランを練り直すのもアリですね(笑)。ありがとうございました。

より上級グレードの「BIKE LODGE」(バイクロッジ)シリーズも販売。ガルバリウム鋼板とアルミ製シャッターを採用し、外観も使い心地も実に上質だ。一棟ずつ手造りされ、細やかなオーダーにも対応してくれる。より趣味性を求める人にお勧めだ。税抜価格は69万~79万円(設置送料別)。

取材協力:ライコランド埼玉店
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取材協力:ライコランド埼玉店

創立20周年を迎えた老舗の大型店舗で、業界最大級の売場面積470坪を誇る。デイトナ モーターサイクルガレージは、ベーシックシリーズ、バイクロッジシリーズとも屋内に展示中なので、じっくり見学できる。

■埼玉県上尾市原市247-1 ●048-723-8211 10~20時

4/1~5/31まで展示店舗限定のキャンペーン実施中!

2020年4月1日~5月31日までの期間中に、ベーシックシリーズを展示店舗で期成約した人に、オプションの通気パネルと防雨電源ボックスをプレゼント(合計1万円相当)。この機会をお見逃しなく!

※デイトナ モーターサイクルガレージの問い合わせ先

●デイトナ ガレージグループ
0120-60-4955(月~金 9~18時)
https://daytona-mc.jp/sp/garage/

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