オンロードに加え、オフロードの走りも意識したアドベンチャーモデル。とにかく”旅力”が高いのが魅力だ。近頃勢いのあるカテゴリーで、’20年はアフリカツイン、Vストローム、トレーサー700ら既存シリーズが続々と大変更。オフ成分が濃い本格派のテネレ700も登場が近い。
●文:沼尾宏明、宮田健一 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
’20年も活況。オン向けが主流ながらオフ指向も増加
その名のとおり冒険するためのパッケージを持つアドベンチャー。旅心をくすぐるルックスをはじめ、安楽なライディングポジション、長いストロークのサスペンションによる優秀な乗り心地と路面適応力を持つ。防風性や積載性も抜群に高く、重厚長大なツアラーより断然スポーティだ。
メインストリームは、フロント17インチ+キャストホイールを備えた快速オンロード指向のモデル。19インチ以上+スポークホイールの車両はオフロード色の濃いキャラクターとなる。
’04年に登場したBMW・R1200GS以来、人気が継続しているカテゴリーで、’20年もトピックは豊富だ。
ホンダ CRF1000Lアフリカツイン、スズキ Vストローム1000という各社の旗艦が揃って全面刷新。外観も走行性能も大幅にアップデートを果たす。また、トレーサー700の快適性が向上。日本未導入モデルだが、これを機に上陸を期待したい。さらに、ラリースタイルの本格派・テネレ700が’20年夏以降に登場予定。’16年秋のコンセプト発表以来、待ちに待った市販化となる。トレーサー900やXADVなど、既存の人気モデルを含め、実に選び甲斐のあるクラスだ。
オンもオフも、街乗りもロングツーリングもを楽しめるアドベンチャーモデルは、近頃特に勢いのあるカテゴリー。次ページではホンダから、早くもビッグチェンジを果たしたCRF1100Lアフリカツイン、X-ADV、VFR800X、NC750を紹介する。
あなたにおすすめの関連記事
ホンダ レブル500:無骨&軽快なミドルボバー シンプルなボバースタイルに、くさび型フォルムを組み合わせた斬新な「レブル500」。180度クランクの471cc並列2気筒は、鼓動感を強調しながら伸び感も[…]
'75年のGL1000以来、旗艦ツアラーとして君臨し、ホンダを代表する1台でもあるプレミアムモデル「ゴールドウイング」シリーズ。'18年型で17年ぶりのフルチェンジを行い、二輪車唯一の水平対向6気筒エ[…]
切っ先鋭いノーズや角型ヘッドライト、サイドに刻まれたエッジなど、日本刀をイメージした革新スタイルで、二輪史に名を刻んだ初代GSX1100Sカタナ。'00年に生産終了した後、そのフォルムと車名を19年ぶ[…]
威風堂々とした佇まいで、CBシリーズ、そして日本製ネイキッドの頂点に立つ「CB1300スーパーフォア」。'18モデルから現行型となり、ヘッドライトやウインカーがLEDとなったほか、アシストスリッパーク[…]
ティアドロップ型の燃料タンクに丸眼ヘッドライトなど'70年代の名車「Z1」をオマージュしたスタイルを持つネイキッド「Z900RS」。生産終了したゼファー1100、ZRX1200ダエグに続く、待望のレト[…]
関連するアーカイブ
最新の記事
- 1
- 2