KATANA、SV650X、XSR900/700

’20新車バイク総覧〈大型ヘリテイジ|国産車#4/4〉スズキ ヤマハ

遺産/伝統を意味する”ヘリテイジ”な外観ながら、走りは現代的なネオクラシック。往年の名車リバイバルが近頃の潮流だ。本ページではスズキからは’19年に復活し世間を賑わせたKATANAとVツインのSV650X、ヤマハのXSR900/700を紹介する。


●文:沼尾宏明、宮田健一 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

1気筒あたり2本のスパークプラグを持つ90度Vツインを搭載したヨーロピアンネイキッドのSV650をベースに、ビキニカウルやセパレートハンドル、タックロールシートでドレスアップしたカフェレーサーモデル「SV650X」。フロントフォークにはプリロードアジャスターを備えており、好みに応じたサスセッティングが可能となっている。液晶メーターは6段階に輝度調整することができ、視認性に優れている。

【’20 SUZUKI SV650X】■水冷4ストV型2気筒DOHC4バルブ 645cc 76.1ps /8500rpm 6.5kg-m/8100rpm ■ 197kg(装備) シート高790mm 14L ■タイヤF=120/70ZR17 R=160/60ZR17 ●YM予想価格:76万6400円 ●発売予想時期:’20年春頃

バーグラフ式のタコメーターを上部に備える液晶デジタルメーターは、スピードメーター右横に大きくギヤポジションインジケーターを表示。

スズキ SV650X:Vツインのカフェレーサー

MT-07譲りの並列2気筒エンジンを搭載したXSRシリーズのミドルモデル「XSR700」。国内仕様として設定されているXSRシリーズは、900とこの700の2モデルだ。700は日常ユースを中心としたカジュアルなライダーをターゲットに、FIとABS以外の電子制御を排したシンプルな構成でまとめられた軽快マシン。3000~6500rpmの実用域での粘り強いトルクを重視したセッティングで、特に4~6速使用時はギヤレシオとの相乗効果で扱いやすさ、楽しさ、コントロール感をもたらしている。海外ではスクランブラースタイルにカスタマイズされたXTributeもラインナップ。さらに欧州仕様’20では、往年のレーサーカラーを模した新色が発表されている。

【’20 YAMAHA XSR700】■水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 688cc 73ps/9000rpm 6.9kg-m/6500rpm ■186kg(装備) シート高835mm 13L ■タイヤF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●色:白、マットグレー ●価格:91万6300円 ●発売日:’20年5月28日

カラーバリエーションは、「ダイナミックホワイト」と「マットグレーメタリック3」の2色。

700のメーターデザインは900と同系で、こちらの液晶は通常表示となっているほか、トラコンやD-MODEなど電子制御システムのモード表示が省略されているのが違いとなっている。

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