国内インカムブランドの雄・B+COM(ビーコム)。これまで専用ソフトはウインドウズPC版のみだったが、最上位機種・SB6Xに対応したiPhone用アプリがついに登場した。これでツーリング先での利便性が大幅にアップする!
●文/まとめ: 大屋雄一 ●写真: 真弓悟史 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
[○]待望のアプリがついに登場。もう仲間外れは皆無に!?
ここ数年で装着率が一気に増えた感のあるブルートゥース式インターコム。メーカー間のペアリングも融通が利くようになり、マスツーリングにおける必須アイテムともなっている。だが、3台以上が集まるとスムーズに接続できることはむしろ稀と言ってもよく、集合場所でイライラした人は決して少なくないだろう。そんな状況を解決すべく、国内インカムブランドの雄であるB+COMが便利な専用アプリをリリースした。
対応機種はラインナップ最上位のSB6Xで、ほぼ全ての設定をスマホ上で行えるのだ。例えば先の複数ペアリング問題については、個々の通信状態が視覚的に確認できるので、誰がつながっていないのかが一目瞭然となる。また、リストの順番を入れ替えることで、実質的な通信距離を延ばすといった裏技も可能なのだ。
それ以外に実際に触ってみて便利だと思ったのが、スマホからのリモコン操作だ。SB6Xは多機能なので本体のボタン操作を覚えるのもひと苦労だが、このアプリを使えば視覚的に把握できるので実に便利だ。SB6Xユーザーにとっての必須アプリ。これでもう困らないだろう。
このアプリは、現行ラインナップのうち最上位のSB6Xのみ、さらにプログラムをV4.0にアップデートしていないと対応しないので注意。iPhoneは6以降、iOS 10.0以降に対応。
【B+COM SB6X】●価格:シングル3万8280円、ペア7万4250円
[△]アンドロイド版の登場を待つのみ
現在リリースされているのはiPhone用のiOS版のみ。開発中のアンドロイド版は今のところ登場を待つしかない。ちなみにPC用はウインドウズ版がすでに存在する。
[こんなひとにオススメ]集合場所での険悪なムードもこれで解消だ!
私は走行中の動画撮影用に他社のカメラ付きインカムを使っており、携帯アプリの便利さも体感している。これでB+COMの使い勝手も大幅にアップするはずだ。後出しだけにインターフェイスは近未来的で、操作もしやすい。
B+COM U[サイン・ハウス]●価格:無料 ●対応OS:iOS10.0以降(アンドロイド版も開発中) ●対応製品:B+COM SB6X サイン・ハウス
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