スマートかつ確実な固定を実現。防振機構もポイント

SPコネクトのバイク用スマホマウント「モトバンドル」は脱着がスムーズで確実!

SPConnect Motobundle

デイトナが取り扱いを開始した“SPコネクト”は、スノボ用のビンディング製造に端を発するスマホアクセサリーブランドだ。拠点は創業地のドイツにあり、世界70カ国で販売されている。今回は正規代理店であるデイトナが扱う、スマートフォンケースとバークランプのマウントがセットになった「モトバンドル」を試してみた。

(◯)マウントの調整幅広し。削り出しで質感が高い

スノボ用のビンディング製造に端を発するSPコネクト。拠点は創業地のドイツにあり、世界70カ国で販売されている。正規代理店のデイトナが取り扱うのは2輪用のスマホマウントで、今回はフォンケースとバークランプのマウントがセットになったモトバンドルを試してみた。

マウントはφ22.2~31.8mmの4種類のハンドル径に対応。クランプやアームの素材は航空機グレードのアルミで、これをCNCで切削加工しているため見た目にも精度の高さが伝わってくる。アームおよび先端のレール部は6度刻みで角度を微調整でき、取り付けは同梱の六角レンチだけで済むという親切設計だ。

SPConnect Motobundle
フォンケースをマウントに乗せ、左右どちらかに90度回すと、コクッという感触とともにロックされる。取り外すのはその反対の手順でOKだ。【SPコネクト モトバンドル ●価格:1万3500円 ●対応スマホ:iPhone8~6/8~6+/XR/XS/XS Max/X ※貼り付けタイプのユニバーサル(1万800円)も設定】

スマホをフォンケースに入れたら準備OKで、あとはレール部にケース裏の凹みを合わせて90度どちらかに回せばロックされる。樹脂パーツも含めて精度が高く、またアームが無駄に長すぎないこともあり、かなりしっかりとした印象だ。振動減衰システムを採用しているが、基本的には硬質な樹脂パーツの変形に委ねられており、スマホ自体の揺れはほとんどなし。取り付け場所の自由度も高く、信頼できるマウントだ。

SPConnect Motobundle
【2つのツメが確実にロック】金属および樹脂パーツを組み合わせたSPコネクト独自のロック機構。マウント側には防振機構が組み込まれており、強く押すとわずかに樹脂部分が変形する。
SPConnect Motobundle
フォンケース単品では別売りとなるウェザーカバーを同梱。急な雨や衝撃からスマホを守る。タッチスクリーンは操作可能だが指紋センサーは非対応だ。

(△)iPhone以外は手を出しにくいかも

フォンケースは各種iPhone用のみで、それ以外のスマホは汎用マウントを両面テープで裏側に貼り付けるだけ。優秀なウェザーカバーが使えないので雨の日は心配だ。

(結論)こんな人におすすめ:スマートかつ確実な固定で人気が出そう

世の中にスマホマウントがあふれる昨今。落下した、破損したなどの事例も少なからず聞く。このSPマウントはデイトナが取り扱うだけに品質は確かで、実際に触れるとそれを実感する。マウント選びで失敗したくない人にお勧め。

SPConnect Motobundle

【専用アクセサリにはワイヤレス充電器もあり】

SPコネクトの全マイクロレールに取り付け可能なワイヤレスチャージングモジュール(8100円)もラインナップ。地図アプリ多用派は必須の充電アイテムだ。

●写真:岡 拓
※取材協力:デイトナ

※ヤングマシン2019年9月号掲載記事をベースに再構成

関連する記事/リンク

関連記事

ETC車載器などのバイク用品を販売するミツバサンコーワが前後2カメラタイプドライブレコーダー「EDR-21」シリーズを公開した。あおり運転や追突事故の対策としても有効なだけでなく、録画の画質や音質にも[…]

ドライブレコーダーEDR-21
関連記事

ヤマハ発動機販売は、全国39店舗で展開している「ヤマハ バイクレンタル」の取り扱い店の一部で、2019年9月1日よりソロツーリング向けキャンプ用品のトライアルを開始した。本格的な全国展開は来春以降を予[…]

関連記事

2019東京モーターサイクルショーで、ヘルメットメーカーのSHOEIが、ヘッドアップディスプレイ機能を持ったバイク用ヘルメットを参考出品。これはまるでスカウター?! ワリと近い将来、実現されるちょっと[…]