憧れのハーレースタイルをカスタムモンキーで実現する…、モンキー50時代の2011年に発売され話題沸騰となったキジマ「モン×ダビ」が、新型モンキー125をベースとして再び蘇った。前稿では本家ハーレーの巨大旗艦・ウルトラとの”親子”ランデブー走行の姿をお届けしたが、本稿ではデモ車の細部すみずみに渡るこだわりの”ウルトラ”ルックについて紹介しよう。
ライダーなら一度は憧れるハーレーダビッドソンの象徴「ウルトラ」に1匹のカスタムモンキーが挑んだ。ヤッコカウル/ディープフェンダー/サドル&トップケース/フィッシュテールマフラーなど豪華装備を身にまとっ[…]
細部にまでこだわったウルトラルック
フェアリング
まず、ひと目でそれと分かるハーレー・フラッグシップのシンボルが、大柄なフェアリング。”ヤッコカウル”の異名を持つバットウイングフェアリングは、ハーレー・フラッグシップの象徴だ。本家の方はヘッドライト横は大径フォグランプが備わるのに対し、モン×ダビの方はヘッドライトに合わせフォグランプもLED化されている。
タンク
前稿にて”親子”ランデブー走行したウルトラは、2008年式のハーレーダビッドソン創業105周年アニバーサリーモデル。燃料タンクは記念カラーでペイントされ、エンブレムも専用だ。一方モン×ダビの方も、手の込んだ塗装が施されている。ココまで来ると、ホンダのウイングマークもハーレーダビッドソンに換装してしまいたくなる!? 夢は広がる一方だ。
シート
ウルトラと言えば、タンデムでの長距離走行も疲れ知らずのゴージャスなダブルシート。バックレストの他、パッセンジャー用のスピーカーも標準装備。さすがにそこまでをモン×ダビで再現するのは不可能だが、こちらもなかなかどうして快適な座り心地の専用シート。座面はタックロール調に仕上げられ、目を見張る上質さだ。125ccなので、ダブルシートにしてタンデムもアリだろう。
マフラー
大排気量Vツインを搭載するウルトラ。その重低音サウンドを奏でるスラッシュカットマフラーには美しいクロームメッキが施され、上質感を際立たせている。一方のモン×ダビ、その小気味よいサウンドを奏でるフィッシュテールマフラーは、ステンレス製のフルエキゾースト。もちろんJMCA認定で、保安基準に適合している。
トップケース
ウルトラ迫力のテールエンドを演出するトップケースは、キングツアーパックと呼ばれ、ラジオ受信や無線通話のためのアンテナも備わっているという豪華さ。もちろんモン×ダビだって荷物を満載にして旅に出たくなるのはウルトラと同じ。トップケースはもっと大きくてもいいと思ったが、左右に張り出すとサドルケースが開かなくなってしまう。
その他も細部へのこだわりは至るところに
見た目だけでなく実用性も高い2代目。旅に出かけたくなる
上に記したように、細部にまでこだわりを強く感じるモン×ダビ。2011年に発売したモンキー50用の初代はホビー感覚が強めだったが、2代目はベース車両がモンキー125とあって、走りも乗り心地も申し分なし。見た目のキュートさや面白さだけでなく、ツーリングに出掛けるなど愛車としての機能も果たしてくれそうだ。実際、これだけ大きなフェアリングを付けていればウインドプロテクション効果が高く、疲労軽減に役立つし、荷物の収納力もあって魅力は大きい。旅先で人気者になること間違いなしだろう。限定50セットとのことで早い者勝ちだ! 次は2つ目のロードグライド系か!? 期待せずにはいられない。
フロントフェアリング、Fフェンダー、Rフェンダー、右サイドカバー(以上FRP製黒ゲルコート)|リアTOPBOX(樹脂製ブラック)|サイドBOX(ABS製ホワイト)|スモークスクリーン(ポリカーボネート製)|LEDフォグランプKIT|フィッシュテールマフラー、Fバンパー、Rバンパー、クラシックホーン(以上メッキ)|シングルシート、ハンドルマウントステー、リアキャリア、ショートサイドスタンド、オーバルミラー(以上ブラック)|オリジナルローダウンリアショック、テールランプベース、ダミーアンテナ(以上ブラック)|サイドリフレクター|ライセンスランプ|原2ステッカー|各種ステー&延長配線
●まとめ:青木タカオ ●写真:山内潤也 ●取材協力:キジマ|ハーレーダビッドソンシティ柏(阪本久夫)
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