そういえば亀仙人ってモンキー乗ってたよねの巻

萬國驚天掌———っ!! 「ドラゴンボール仕様のモンキー125」がバンコクモーターEXPOに登場、これは欲し過ぎるッ!

monkey125 DRAGONBALL

11月29日にタイで開幕したバンコクモーターエキスポにて物見遊山的な取材を敢行! その中でファンにはたまらない特別仕様のマシンが発表されていたのでお伝えしたい。ホンダ モンキー125の「ドラゴンボール仕様」だ。燦然と輝く亀仙流マーク、そして四星球……。オイオイ、これは7台買わなきゃダメなのかい?

タイで発売された(売り切れた)特別仕様のモンキー125

思い出してみてほしい。ドラゴンボール第28巻の表紙で亀仙人が初期モンキー(50ccのやつ)に乗っていた姿を。お好きな方はご存じだと思うが、作者の鳥山明さんは乗り物好きでも知られており、Dr.スランプなどの頃から表紙や扉絵には頻繁にバイクやクルマ、そして想像上の乗り物がたくさん登場している。Dr.スランプには「オートバイカラオリタラシンジャウ病」に罹ったオートバイ小僧なるキャラクター(ググってください)まで存在したほどだ。

……のっけからドラゴンボールを知らない方を置き去りにしかけてしまったが、直撃世代が書いた原稿ということでご容赦いただきたい。ちなみに記事タイトルにある「萬國驚天掌(ばんこくびっくりしょう」とは、亀仙人扮する「ジャッキー・チュン」が主人公の孫悟空と天下一武道会の決勝で戦った際に使用した必殺技である。

鳥山明さん自身も作中でバイクに乗っていたエピソードを紹介していたことがあり、そのことから今回のコラボがスタートした……のかどうかは知る由もないが、世界的な人気を誇るドラゴンボールがタイで大変な人気マンガ&アニメとなっていることは、けっこう有名だ。日本のネットやTVなどのニュースでも、たとえば歴史ある寺院に置かれている像がドラゴンボールのキャラクターになっていたりする様子が折に触れて紹介されている。

カーボン柄の燃料タンクに四星球と神龍、オレンジのボックスカバーに亀仙流のマーク。サイドカバーも特別仕様のカーボン調だ。

さて、本題のモンキー125“ドラゴンボール仕様”である。燃料タンクには四星球(スーシンチュウと読みます)のエンブレムと、神龍(シェンロン)がトグロを巻き、オレンジ色とされた左右エアクリーナーボックスカバーには「亀」のマーク。この亀マークはドラゴンボールの主人公・孫悟空の師匠格である亀仙人の流派(=亀仙流)であることを示している。タンクやサイドカバーはカーボン調(塗装かカーボンカバーかは確認できず)だ。

Monkey × DRAGONBALLのコラボは、H2CというAPホンダ内のデザインチームが製作したようで、大変残念なことに車両の脇にはソールドアウトの文字が……。筋斗雲に乗った初期の悟空のように、どこかほのぼのとした雰囲気を醸し出すモンキー125“ドラゴンボール仕様”、これ日本でもウケると思うんですけど、いかがでしょう? ホンダさん?

ドラゴンボールは7つ集めると願い事が叶うというもので、それぞれに1~7個の星が入っている。これは4つ入っているので四星球。祖父である孫悟飯の形見として孫悟空の手に渡り、冒険活劇が始まっていく。のちにこれを作った神様や、ナメック星で別のドラゴンボールが登場したりもするが、キリがなく延々と書いてしまいそうなのでカッツ・アイ。

Monkey125 × DRAGONBALL

西遊記における筋斗雲は、同名主人公の孫悟空の乗り物としてドラゴンボールにも登場 (手前の黄色いの) 。心が綺麗じゃないと乗れない。ピッコロ大魔王仕様のカワサキZ125 PROとか、あってもいいよね。ないか。
7つのドラゴンボールも展示。「出でよ神龍!」と(心の中で)言ってみたけど何も起こらず……。好きなシーンは「クリリンのことか―――!!!」と「おっちゃんもけっこう丈夫いね」です。
詳細はこちらに! 読めませんけど。こんにちは、スー・シンチュウです。
そのほかにも、カブハウスという、タイにあるカブ系専門店の関連でカスタム車が展示されたり……。
みんな大好きADV150のカスタムも! スポークホイールがステキ。マフラーはヨシムラ製だ。
ホンダじゃないけど、日本でも局所的に大人気となっているヤマハXSR155。カスタム車も多数ありました。日本仕様も発売されたら人気が出そうだけどなぁ……。
あ~~~っと、これはルール無用の残虐ファイトかーーっ! どう見てもハンターなアレですがラーメンマンのお膝元製のよう。危ない、ブロッケーーン!

日本ブランド、頑張っています!

クシタニも出展! このところアジアロードレース選手権でもシェアを伸ばしてきていて、メイドインジャパンを世界にアピールしている。あ、オチはないです。

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