『ウィズ・ハーレー』オーナーインタビュー〈名古屋編〉

【ハーレーダビッドソンとともに】仲良し夫婦+年下友人=3人の特別な絆とは?

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仲良し夫婦に少し歳の離れた友人。常に笑いの絶えない彼らはよく一緒にツーリング行くという。そんな3人はどんなハーレーライフを送っているのだろうか。オーナーインタビュー企画「ハーレーダビッドソンとともに」を掲載するハーレー専門誌『WITH HARLEY』取材スタッフは、一路名古屋方面へと向かった。


●文/写真:森下光紹 ●取材協力:フォレストウイング ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

Sさんご夫婦に、友人のMさん。この3人はとにかく仲が良い。世代は少し離れていて、Mさんはまだ20代だが、まるでSさんの息子か弟のような雰囲気なのだ。

「本当に気のいい男でさ。うちの婿にしたいぐらいなんだよ。でも彼女が他にいるんだよなぁ。だから困ってんの」

3人で出かけることが多いので、この撮影をお願いした際も、その仲良し度合いは爆発的だった。

「僕はオマケでいいですよ。仲良しご夫婦をバンバン撮影してあげてください。本当にビックリするくらい仲良しなんだからさぁ」

Mさんがそんなふうに茶化しても、Sさんは照れて笑うだけ。奥様も楽しそうだった。

仲良しの3人

メインカットはどんなシーンにしようかと相談していたら「それは是非キスシーンにしてくれ」とSさんが言う。「アハハ、そりゃぁいいや」と大受けするMさん。常に笑いの絶えない3人は、いつもこんな調子なのだろう。

お互いの愛を確かめたいのならば、目指すはやっぱり海である。待ち合わせをした名古屋のフォレストウィングを後にした僕らは、まっすぐに知多半島を南下して、野間海岸を目指した。

フォレストウィングで待ち合わせ
彼らと待ち合わせをしたフォレストウィングは、ハーレーのカスタムやチューニングが得意なショップだ。Sさんも、カスタム熱は盛り上がるばかりらしい。

「何より楽しいのは、仲間とのツーリングですね」

海へ

Sさんは、以前ウルトラも所有していたことがあるが、7年間で5千キロしか乗らず、BMWにスイッチしたという。しかし、これが初期不良を起こし、ショップの対応が悪いことから嫌気が差して手放した。そして現在のストリートグライドは、とても気に入っているそうだ。

「軽いんですよ。取り回しがね。半年ですでに7千キロも走っちゃった。やっとハーレーが好きになった感じですね。それで妻にも乗れよって勧めたわけです」

奥様は、ずっと専業主婦。家族のために動くことが何より優先だし、それを楽しんできた人だった。でも子供が成長して、ご主人と共通の趣味を持つことを選んだのである。

「最初は普通二輪の免許で国産車を買ったんですけど、やっぱりハーレーに乗ろうと思って限定解除しました。フォーティーエイトは試乗会で乗ってみて、乗れたから購入したんです。慣れたらもっと大きいのにも乗ってみたい。夢はどんどん膨らんでいますね」

ツーリングの一幕

ハーレー乗りになってから、家事のスピードがアップしたと笑う奥様。出かけたいから仕事はどんどん片付ける。今やご主人の休みの日には、必ずバイクで出かけるほどのツーリングフリークとなってしまったようだ。

取材時は5月。いわゆる五月晴れの中を走って海岸にたどり着いた。まだ誰も海に繰り出していないから、空も海も独り占めしているような気分になる。風も無く、引き寄せる波も穏やかだった。こんなツーリング日和は、滅多にない。

「じゃぁ、大切な奥様にキッスしようかなぁ。ちゃんと撮ってくださいよー」

撮影は一瞬だけれども、仲良し夫婦のキスシーンはバッチリ記録した。いや、実はずいぶん長い時間、何枚もキスシーンは撮影したのだ。本当に素敵なご夫婦なのである。

「でしょう!? だから一緒にいると僕も凄く楽しいんですよ」と笑顔で話すMさん。

なるほど、そうですね。それは初夏の清々しさにとてもマッチしていた。

お土産もゲット
知多半島は、名古屋からアクセスしやすいビーチリゾートがたくさんあるエリアだ。日帰りのショートツーリングにはちょうど良く、バイクフリークは多い。夏休みは観光客で一杯になるが、普段は穏やかな田舎である。お土産もゲットして帰路についた。

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