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2年連続日本一を獲ったハーレーダビッドソン静岡が作り上げた至極のカスタム
正規ハーレーディーラーカスタム日本一「Battle Of The Kings 2019優勝車両」
- 2019/11/19
ハーレーダビッドソンが世界規模でおこなっているカスタムコンテスト「Battle Of The Kings(バトル・オブ・ザ・キングス)」をご存知だろうか。その日本ラウンドで2年連続優勝を果たしたハーレーダビッドソン静岡。その優勝車両「Queen」を詳しく見てみよう。
ハーレーダビッドソン静岡
TEL.054-286-1515 http://www.harleydavidson-shizuoka.com
Queen ベース車両:SOFTAIL SLIM ビルダー:渡辺廣彬
Battle Of The Kingsとは
正規ディーラーが手がけた数々のカスタムハーレーの中から「キング=王者」を決定するオンラインコンテストで、国際ディーラーネットワークを持つハーレーダビッドソンだからこそ開催できる。例年、30ヶ国以上、300以上のディーラーがエントリーし、「カスタムはカルチャーだ!」という姿勢を昔から貫き通すハーレーダビッドソンならではとも言えるだろう。
純正パーツを50%以上使用し、実際に購入・公道走行可能なカスタムであることが参加条件。正規ディーラーのメカニックたちが、日頃磨き上げたカスタムの技術・センスを発揮し、ビルドアップした。そんな至極の作品たちから見事、日本一の栄冠に輝いたのがハーレーダビッドソン静岡。なんと2年連続。製作は年齢20代ばかりの若いチームでおこなわれ、指揮をとったのがフロアマネージャーの渡辺廣彬さんだ。
なぜゆえに「Queen(クイーン)」とネーミングしたのか聞くと、映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観て、主人公のフレディ・マーキュリーの生涯にインスパイアを受けたとのこと。シートより前は“エレガント”で、後ろ側は反骨心を感じる荒々しいつくり。相反する魅力を1台で表現したのだが、なるほど、これぞまさしくフレディ・マーキュリーだ! 日本代表として世界戦へと駒を進め、これが書店に並ぶ頃には16台の中からワールドチャンピオンが選出されているはず。クイーンよ王者となれ!!
2019バトルオブキングス優勝車

2018 FXBB ソフテイルストリートボブがベースとなっている。
正規ディーラーだけが参加資格を持ち、それぞれがオリジナルのカスタムバイクを製作して争われるのが、バトルオブキングス。ハーレーダビッドソン静岡は、昨年に続いて2年連続優勝するという偉業を成し遂げた。今年のモデルはクイーンと名付けられ、それはあの伝説のロックバンドへのオマージュでもある。
テーマは、反逆。しかし、その仕上がりはエレガントなイメージを持ってまとめ上げるという相反する要素を、バランス良く表現したことが大きな評価に繋がった。
細部を見てみると、使われているパーツは、多くがハーレー純正のディファイアンスコレクションから選ばれている。ディファイアンスとは反抗という意味を持つのだが、パーツそのものの形状はハード路線ではなく、とてもエレガントで美しいものばかり。そこが、クイーンというロックバンドが表現していたイメージとも重なる部分なのである。

コントロールの良さそうな幅広のハンドルバーはハーレー純正。クラシカルな樽型グリップを装着。ノーマルマフラーをベースとして、フィッシュテールに溶接加工。アップスイープに仕上げる。エアークリーナーカバーやフットボードは、ディフアイアンスコレクション。
バイクのアウト側とイン側でもイメージの異なるカスタムを施す。右サイドはソフトだが、左サイドはハードなイメージ。ハンドシフト化されたことなどが象徴的となっているのも、このバイクの大きな特徴である。

思い切って、ハンドシフト仕様に。グリッブ部分はビリヤード球である。シートは本皮のサドルタイプをチョイス。スポーティーな形状のフットボードにエレガントさを強調する。
フロントフォークには、スプリンガーを採用しているが、これはハーレーの純正ではなく、よりクラシカルなシルエットを追求したプロト製を採用。細部まで現代的にアレンジした高性能スプリンンガーフォークの採用は、スムーズな走行フィーリングも手に入れている。

ナンバープレートはサイドマウント仕様。取り付け位置が個性的だ。スプリンガーフオークは74レプリカ。プロト製を採用する。ホイールの文字抜きもお手製。大きなアイポイントとなった。フロントブレーキには標準的なディスクブレーキを装備する。
バトルオブキングスは、現在世界大会として争われている。はたしてクイーンは、どのような結果が出るか楽しみだ。
動画も撮影してきました。当日の取材風景はこちらから。
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