第47回マシン・オブ・ザ・イヤー2019

ウィズハーレー 厳選ショップガイド

ビンテージハーレーを数多く取り扱う「マイパフォーマンス」の魅力とは? #ウィズ・ハーレー

  • 2019/11/26
店舗とカスタム

以前は神奈川県の横浜市に拠点を構えていたマイパフォーマンスは、2017年に現在の山梨へと移転。横浜時代も大量のビンテージハーレーを在庫する大型旧車ショップとして有名だったが、以前の倉庫改造の店舗から、現在は見事なショールームを持つ店舗へと進化した同店のカスタム車と特色を紹介しよう。

マイパフォーマンス
〒409-3851 山梨県中巨摩郡昭和町河西 621-9 TEL.055-244-8200
営業時間 10:00-19:00 定休日 月曜日 http://www.classicharley.jp/

使い勝手を最優先に考えたオールドスクールショベル【1984 Shovel Custom】

カスタムショベル
カスタムショベル

多くのビンテージハーレーを販売するマイパフォーマンス。そのラインナップは、完全なフルオリジナルからカスタムまで幅広い。このモデルは、とてもシンプルなリジットフレームにショベルエンジンを搭載したカスタムである。エンジンの年式は1984年。つまり最も後期型のショベルモーターということで、排気量は80キュービックインチだ。ミッションは4速のベーシックな構成で、オリジナルのままのセルモーターが装備されている。さらにキックスターターも追加されて、チョッパーマインドは満点だが、ユーザーには便利なイージースタートが可能となっている。

小ぶりなピーナッツタンクにはフレイムカラーが施され、クラシカルなスプリンガーフォークを装備するオールドスクールカスタムながら、前後ブレーキシステムは現代的なディスクブレーキという内容。つまり、シルエットはオールドであるものの、その走行フィーリングや使い勝手はとても現代的なカスタムとなっているのだ。

詳細
●フットボードは当時のノーマルパーツだ。●小ぶりなサドルシートの採用で、一人乗り仕様である。●マフラーは、アップスイープタイプで個性的なシルエットに。●フロントブレーキには小径のディスクブレーキを採用する。

もう一つユニークなのは、ステップではなくフットボードを採用していることも特徴的。ここは好みの問題だが、ロングツーリングに有効なフットボードは、快適ライディングを約束するもの。ステレオタイプなイメージから逸脱する意味でも、構わず装着してしまうところは痛快でもある。絶対重量が圧倒的に軽いリジットフレームのカスタム。走るということについて、意外にも現代的な装備や快適なパーツを選んで構成されているこのバイクは、街のコミューターからロングツーリングまで幅広く楽しめるに違いない。

詳細
●ハンドルバーは大きめのプルバックバーを装備。●小ぶりなピーナッツタンクにはフレイム塗装を施す。ロートンネル仕様のため、意外にガソリンは多めに入るようだ。●エンジンはショベル最終モデルの80キュービックインチ。●プライマリーはノーマルでハンドクラッチ仕様。
詳細
●フロントサスペンンションは、74スプリンガーを採用する。●シッシーバーにナンバープレートをマウントする、定番スタイル。●リヤブレーキには、強力な4ポッドタイプを使用する。●セルモーター&キック仕様である。

100台を超える在庫はすべてエボリューション以前のモデルのみ

店内にはビンテージハーレーの在庫がずらり

お店を訪れてとにかく驚くのは、その在庫数である。常時100台は確保されているハーレーは、すべてがエボリューション以前のモデルのみ。特にショベル以前のストック車両や、カスタムバイクの在庫は圧倒的である。エボリューションでは、今や数が少なくレアな存在と言われているヘリテイジソフテイルスプリンガーが、10台以上在庫されていて、たぶんそれは日本随一の在庫量だろう。

ショベル以前のモデルは、基本フルオーバーホールして提供する

「ショベル以前のモデルは、納車前にエンジンを分解して全部チェックします。もう、ショベルはそんな時代になりましたね。外観はきれいでも、そのまま調整だけして乗れるバイクはないでしょう」

社長のバル・メイヤさんは旧車フリークで、現代のハーレーには興味がないという人だ。アナログマシンとしての完成度が高いのはエボリューションまでという考えの持ち主。

「現代のハーレーはディーラーで買えるんだから、同じことしてもしょうがないでしょ。とてもシンプルな理由ですよ。ユーザーは、好きな年代のハーレーに乗れば良い。旧車で少し苦労するのも楽しみのひとつだからね」広いパーキングの脇には、サービスピットが展開されていて、いつ行ってもそこにはレアなビンテージモデルがメンテナンスされている。通常の点検整備から、フルオーバーホールされているモデルまで、その作業の様子はユーザーも、見ることができるのだ。

サービスピット
サービスピットでは、様々な作業が並行して実施されていた。通常のオイル交換から、納車点検。カスタム途中のバイクもある。

「メンテナンスっていうのは経験値がものを言うから、みんな頑張ってますよ。だから全部お客さんにも見える環境で仕事をしている。ディスカッションも必要だからね」工場長の八木さんは、仕事の手を休めること無く、他のメンバーにも的確な指示を出す。こうして、信頼性の高い旧車がユーザーの手に届けられているのだ。

スタッフ一同
社長のバル・メイヤさん以下、スタッフのメンバー。他に、横浜ショールームにも2名のスタッフが存在する。横浜店は、以前のユーザーに対するメンテナンス業務を行っていて、アフターフォローも万全なのである。
新品パンヘッド&ナックルヘッドエンジン
展示されているのは、なんとパンヘッドとナックルヘッドの新品エンジンである。これは当時のものではなく、ドイツのビルダーが新たに生産しているもの寸分たがわぬレプリカなのだという。
2Fショールーム
ショールームの2階は、FX系とXL系。そしてカスタムバイクの展示スペースとなっている。こちらも圧倒的な在庫量なので驚かされるが、好みのモデルを見つけ出すのは容易である。
ビンテージハーレー展示
ショールームに入って左側は、まるでビンテージモデルの博物館とでも言うべき展示スペースがある。ここには、世界中さがしても数台しか存在しないようなモデルも展示されているので、旧車好きにはたまらないコーナーなのだ。もちろん販売可能なものばかり。
駐車場
パーキングは、クルマとバイクのスペースが分離されていて分かりやすい。トラブルを未然に防ぐ効果も大きい。

旧車に詳しくなくても、もし興味を持っているのならば、是非このショップを訪れてみるとよい。ショールームには様々なモデルが年代ごとに展示されていてそのすべてにプライスタグが付けられているのだ。つまり、自分の考える予算と、好みのスタイルをじっくりと見極めることができるのである。そしてオーナーになったら、ショップ主宰のツーリングにも参加してみてはどうだろう。

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ウィズ ハーレー編集部

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編集者とユーザーが“一緒に”ハーレーという乗り物を楽しむために誕生した、ハーレーダビッドソン専門誌が「WITH HARLEY(ウィズ・ハーレー)」だ。誌名を公募および投票で決定するという新しい試みに挑んだ結果、ウィズ・ハーレーに決定した。