『最も美しいモーターサイクル』選出。ウイングレット付きスーパーネイキッド

MVアグスタのスーパーネイキッド・2019ブルターレ1000セリエオロ【208馬力/世界300台限定】

ヘッドライトユニット内に色付けを施し、ステアリングベースを合わせて「X」形状を成す。

スーパーバイク世界選手権で培ったレーシングテクノロジーを全て注ぎ込んだ唯一無二のネイキッドスーパースポーツ『BRUTALE 1000 Serie Oro(ブルターレ1000セリエオロ)』が誕生した。すでにミラノショーで発表されていたが、日本での発売もついに正式アナウンス。圧倒的なパワーを達成し、あらゆる電子制御によりライダーがそのパワーを意のままに操れる、極めて洗練されたマシンに仕上がったブルターレ1000セリエオロは、EICMA 2018で「最も美しいモーターサイクル」に選出されている。

ネイキッド版のスーパーバイク

MVアグスタのネイキッドシリーズであるブルターレに、4気筒版の最新モデルが登場する。現行は3気筒のブルターレ800と4気筒のブルターレ1090が存在するが、ブルターレ1000セリエオロはスーパーバイク世界選手権で培ったレーシングテクノロジーを注ぎ込んだ、いわばネイキッドスーパーバイク。208馬力という圧倒的なパワーを達成しただけでなく、きわめて洗練された電子制御によってライダーが意のままに操れるマシンに仕上がっているという。セリエオロとは英語でいうとシリーズ ゴールド。1999年に伝説の名車F4が登場した際にも設定された、贅を尽くした超豪華限定バージョンだ。世界限定300台という少数生産で価格は594万円(8%消費税込み)。発売予定は’19年9月、先行予約受付は’18年12月開始となっている。

【MV AGUSTA BRUTALE 1000 Serie Oro 2019Model】ミラノショーでは最も美しいモーターサイクルに選出。

ラジエターサイドにスポイラー(ウイング)を装備!

そんなブルターレ1000セリエオロだが、美しいディテールが目を引くなかにも、特に異彩を放つパーツがある。ラジエターサイドに装着されたウイングだ。目的はダウンフォースと高速安定性の向上のためというが、なによりも、それを必要とするほどにパワーが出ているということがまず異例。普通はネイキッドといえば、スーパースポーツをベースにしてはいても、150ps前後に収めることが多く、アプリリアのトゥオーノV4 1100ファクトリーですら175psだ(例外はヤマハVMAX欧州仕様の200ps)。なぜなら、ストリートで扱うことが前提ゆえに高回転域のパワーよりも中速トルクを優先すること、そしてカウルがなければ250km/hあたりから急激にきつく感じるようになるライダーへの空気抵抗を考えた場合、その領域に至るほどのハイパワーは重視されないものだからだ。

【MV AGUSTA BRUTALE 1000 Serie Oro 2019Model】特徴的な形状のウイングは、デザインのアクセントとしても非常に効果的。

レーシングキット搭載なら212馬力!

そこへきて、このブルターレ1000セリエオロは208馬力を13450rpmで発揮するという。さらに、サーキット専用のSCプロジェクト社製チタンエキゾーストシステムと専用ECUからなるレーシングキットを搭載することで、最高出力は212hp/13600rpmにまで増大する。

このパワーを発生するエンジンは、伝統の並列4気筒のレイアウトにセントラルタイミングチェーン(いわゆるセンターカムチェーン方式)、そして燃焼室にラジアルバルブを配置するというMVアグスタの独創的な技術を採用しながら、わずかなパーツを残して設計を根本的に見直した。チタン製ラジアルバルブは完全新設計となり、カムシャフトタイミングも最新のものとしている。その他の主要アップグレードとしては、ピストン(低摩擦コンプレッションリング採用)、新設計クランクシャフト(パワーロス対策)、潤滑システム、プライマリードライブとトランスミッションの摩擦低減化、カーボン製クラッチカバー、フォニックホイールカバー、新設計エアボックス(軽量化とパワーロスの低減)などが挙げられる。また、規制に適合しつつトルクを向上するという新型エキゾーストシステムは、MotoGPマシンを思わせるメッシュ付きスタイルとし、さらに4本出しというMVアグスタの伝統をも取り入れている。

【MV AGUSTA BRUTALE 1000 Serie Oro 2019Model】ショートタイプの4本出しスタイルが新鮮。

【MV AGUSTA BRUTALE 1000 Serie Oro 2019Model】SCプロジェクト製のマフラーはメッシュタイプ。

電子制御システムは本物のスーパーバイクに匹敵

4気筒専用のECUを新開発し、フルマルチマップのライド・バイ・ワイヤによってパワーをコントロール。IMU慣性プラットフォームは8段階調整可能なトラクションコントロールおよびアンチウイリーシステムを制御する。また、ローンチコントロールやアップ&ダウンシフトに対応するクイックシフトのEAS2.0ギヤボックスシステムを採用し、エレクトロニクスパッケージを完成させている。

【MV AGUSTA BRUTALE 1000 Serie Oro 2019Model】解像度800×480pxの5インチカラーTFTダッシュボードにエレクトロニクス昨日を統合表示。ブルートゥースを介してスマートフォンへの接続も可能だ。

ネイキッドのハンドリングとスーパースポーツのスタビリティ

ネイキッドスポーツバイクの自在なハンドリングに、スーパースポーツの安定性を兼ね備えた車体設計とし、ホイールベースは1432mm。片持ちスイングアームを採用し、専用設計としたオーリンズ製電子制御フロントフォーク&TTXリヤショック、同じくオーリンズ製電子制御のステアリングダンパーを装備する。ブレーキはフロントのキャリパーにブレンボ製の最新Stylemaを搭載し、ABSはボッシュ製の9.1ABSシステムだ。また、バッテリーはリチウムイオンとして軽量化を促進している。

【MV AGUSTA BRUTALE 1000 Serie Oro 2019Model】シート形状も独特だが、自在なハンドリングに寄与するであろうことは想像がつく。

MVアグスタ ブルターレ1000セリエオロ BRUTALE 1000 SERIE ORO

【MV AGUSTA BRUTALE 1000 Serie Oro 2019Model】主要諸元■全長2076 全幅1031 全高― 軸距1432 シート高845(各mm) 車重186kg(乾)[レーシングキット装着時184kg]■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 998cc 208hp/13450rpm 11.7kg-m/9300rpm 変速機6段 燃料タンク容量19L■ブレーキF=ダブルディスク R=ディスク タイヤサイズF=120/70ZR17 R=200/55ZR17 ●価格:594万円 ●色:マットショックパールレッド ●発売:2019年9月予定 ●’18年12月より先行予約受付開始

MV AGUSTA BRUTALE 1000 Serie Oro 2019Model

【MV AGUSTA BRUTALE 1000 Serie Oro 2019Model】ヘッドライト周囲のデイタイムランニングライトは、ブルターレらしい個性を持ちながら新しさも兼ね備える。

MV AGUSTA BRUTALE 1000 Serie Oro 2019Model

【MV AGUSTA BRUTALE 1000 Serie Oro 2019Model】テールランプはLEDで個性的なラインを描く。市販バージョンではナンバープレートホルダーが付くはずだが、その位置はどうなる?

【MV AGUSTA BRUTALE 1000 Serie Oro 2019Model】最も美しい。

※ニュース提供:MV AGUSTA JAPAN

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帰ってきたネイティブ足立区民。ヤングマシン、姉妹誌ビッグマシンで17年を過ごしたのち旅に出ていた編集部員だ。見かけほど悪い子じゃあないんだぜ。
■1974年生まれ
■愛車:MOTOGUZZI V7 SPECIAL(2012)

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