ミラノショーで発表されたカワサキの新ネイキッドZ400。これはズバリ、2018年にフルチェンジしたNinja400のネイキッド版だ。
基本スペックはNinja400と同一
2018年にフルモデルチェンジしたNinja400は、250と共通の軽量車体にハイパワー48psエンジン(日本仕様)を組み合わせて世界中で好評を受けたモデル。2019モデルとして発表されたZ400は、これのネイキッド版。欧州では、これまで販売されてきたZ300の後継機と位置づけられることとなる。ちなみにZ300は日本仕様のZ250(旧Ninja250がベース)の排気量違いとなるモデルだ。
車体やエンジンは基本的に’18Ninja400のものを踏襲し、399㏄の並列2気筒エンジンはZ300より5.98psアップの45ps(欧州仕様)を発揮。ちなみにNinja400の欧州仕様は45ps/10000rpm、3.9kg-m/8000rpmで、Z400のエンジンスペックはこれとまったく同じとなっており、また特にリリースでも触れられていないことから個別のチューニングは行われていないと思われる。
H2譲りのトレリスフレームもNinjaから踏襲
H2の技術をフィードバックされたとするトレリス構造のダイヤモンドフレームも同じで、ホイールベースの1370mmやシート高の785mmといった数字もNinja400と変わらずだ。ただし、セパハンのNinjaからバーハンドルのネイキッドとなったことでライポジはアップライトな方向へと変化。Z300/250とシート高は同じだが、幅が30mm狭まったことでそれよりも足着き性が向上したとされている。
Z300/250から一新された外装まわりはヘッドライトがLEDとなってシャープなルックスとなり、メーターパネルも兄貴分のZ650と同系の反転液晶を用いた質感の高いものへと進化した。なお、電子制御面ではNinja400と同じようにパワーモードやトラクションコントロールは搭載しておらず、ABSのみ標準装備だ。
欧州仕様のカラーリングは、ライムグリーン×ブラックと、レッド×ブラックの2タイプを用意。日本で発売されるモデルはどうなるか、そして兄弟車となるZ250の動向も今後気になるところだ。
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