ニューモデルスクープ特報

【スクープ】2019新型YZF-R25のスパイショットは本物だった?!

またも本誌スクープ的中! YZF-R25が次期型で新デザインと待望の倒立Fフォークを獲得することになった。独自入手したの確定情報から、発表まで秒読み段階の新R25を解説しよう。 ※ヤングマシン2018年10月号(8月24日発売)より

やはり倒立フォークを獲得、正常進化で宿敵を迎え撃つ

本誌で繰り返し報じてきた「次期YZF-R25」のスクープが、ついに〝現実〞のものとなる時が来た――。初めて、次期R25についてスクープしたのは’16年6月号。当時は、ホンダCBR250RRの登場直前で、ご存じの通り本誌がRRのスクープを独占していた時期である。この時点で既に、RRが国産車でクラス唯一の倒立フォークを導入すると判明。対抗して、正立フォークのR25も倒立を採用する案が浮上しているとスクープした。以後もヘッドライトのLED化やスタイルの情報を逐一伝えてきた経緯がある。

では、新たに本誌が入手した確定情報ついて説明しよう。まずは今年8月、ネットに流出したスパイショットに関して。インドネシアで撮影された画像に2台の次期R25らしきバイクが映し出されているが、情報筋によると「これは本物」。写真はやや不鮮明だが、倒立フォークと鋭くなったヘッドライト、中央のエアスクープなどが確認できる。この姿から次期型R25は、「ホンダRRのような高額&レーシー路線に舵を切るのか」と思う人もいるかも知れないが、心配は不要だ。そもそも初代R25は、独壇場だったカワサキのニンジャ250に対抗すべく、’15モデルとして誕生。軸足をストリートに置きつつ、スポーツ性能も確保したオールラウンドな性格。’17年に80万円超と高額ながらスポーツ性能を重視したRRが投入された後も、フレンドリーな走りと60万円を切る価格で好調なセールスを維持してきた。このキャラクターは、次期型でも変わることはない。

【YAMAHA YZF-R25 2019年型撮影写真】インドネシアで撮影されたスパイショット。2台は一緒に走行しており、公道でのテストと思われる。鋭い2眼とセンターのダクト、アウターが金色の倒立フォークが確認できる。ライポジは現行と同様アップライトだ。 写真提供:iwanbanaran.com

【YAMAHA YZF-R25 2019年型撮影写真】同じくインドネシアで撮影されたスパイショット(右)。後ろ姿では、テールランプとリヤフェンダー、マフラー形状が現行(左)と同じ。

外観はよりRの直系に、中身は懐が一段と広く

そして8月に、もう一つのスパイショットが公開された。今度は動画で、ここに映し出された車両も「本物」の次期型となる。動画からは定かではないが、本誌が入手した情報によるとLEDヘッドライトは確定。中央のダクトは奥に抜けておらず、YZF-R15やR125のようにダミーとなる。ただし、アジア選手権など本格的なレースでモディファイする際、ラムエアが装着しやすいのはメリットだ。

さらにエンジンと車体は「基本的に現行型を維持する」ことが判明。初代R25は”毎日乗れるスーパーバイク”を標榜して登場したとおり、元々スポーツ性能は十分ある。35㎰を発生する並列2気筒をはじめ、軽さと適度なしなやかさを両立した鋼管フレームのパッケージは、’18で全面刷新したニンジャと今だ互角の走りを見せるほどだ。これに加え、倒立フォークを獲得することで、扱いやすさはそのままに限界性能を拡大。より攻めた走りを許容し、レースでも一層のポテンシャルを発揮できるだろう。正立フォークのニンジャに対しても有利で、同じく倒立のRRに迫る運動性能を期待したい。

【YAMAHA YZF-R25 2019年型撮影写真】本誌独自情報によると、新型は現行型と同様にインドネシアで製造を行うという。写真でも背景に国旗が映り込んでいるものもあり、インドネシアでテストしていることが分かった。 写真提供:MACANTUA.COM

正式発表は10月上旬、インドネシアが濃厚

気になる正式発表の時期は、10月上旬が濃厚。初代もまず生産国のインドネシアで発表&発売開始となったが、次期型も同様との情報。価格は、現在の61万2000円(ABS仕様)から+2〜3万円程度で、63万円前後と予想。最低限の価格アップに留め、80万円超のRRはおろか、ニンジャと同等の価格に収まるだろう。なお日本では’18年10月以降登場の新型車にABSが義務化されるため、ABSのみの設定となる可能性が高い。実力があって、カッコよく、価格も現実的と三拍子揃った次期YZF-R25。現在は10〜20代ヤングライダーの支持が篤く、販売台数の約半数を占めるが、より幅広いライダーが満足できる1台となるに違いない。

YZF-R25の新型(左端)は、大口径センターダクトと新形状のアッパーカウル、LEDヘッドライトなど、スーパースポーツYZF-R1/R6直系のデザインとなるだろう。

新型YZF-R25 最新情報はこちら→「ヤングマシン’18年11月号の見所!」記事はこちらへ。
「【新型R25】ヤングマシン誌スクープが海外にも波及③」記事はこちらへ。

いち

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本誌編集長。雑誌は生き残りタイアップ全盛期だというのに、ひとり次期型ネタを嗅ぎまわって反感を買う現代のスクープ魔王。
■1972年生まれ
■愛車:BMW R100GS(1988)

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