
ヤマハ発動機が創業70周年の節目を迎えたことを記念した、特別なカラーを纏うスーパースポーツ「YZF-R」シリーズがEUで発表されている。伝統のスピードブロックを配し、1990年代のサーキットを席巻したあのカラーリングが、最新のRシリーズで蘇ったのだ。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:Yamaha motor europe
伝説の「OW-02」を彷彿とさせるヘリテージカラー
70周年記念カラーは、1999年に登場したレース専用ホモロゲーションモデル「YZF-R7(OW-02)」がモチーフとなっている。 白と赤を基調としたこのカラーリングは、1990年代のヤマハのスーパースポーツが放っていた、革命的で鮮烈な印象を現代に呼び起こすものだ。
この特別な装いは、すでに実戦の場でも披露されている。 2025年のロードレース世界選手権(MotoGP)第8戦アッセンでは、モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチームとプリマ・プラマック・ヤマハMotoGPチームが、この1回限りのリバリーを纏って出走した。
さらに、真夏の祭典「鈴鹿8時間耐久ロードレース」においても、ジャック・ミラー、アンドレア・ロカテッリ、中須賀克行の3名が、このカラーを施したYZF-R1で2位表彰台を獲得するという快挙を成し遂げている。
また2025年10月にスペインのヘレスで開催されたスーパーバイク世界選手権(WSBK)およびスーパースポーツ世界選手権(WSSP)でも、ヤマハの各チームがこの記念カラーで参戦し、その存在感を世界に示したことは、記憶に新しいところだ。
YZF-R125から新型R9まで、幅広いラインナップに展開
2026年モデルとしてこの70周年記念カラーが用意されるのは、YZF-R125、R3、R7、そして大きな注目を集めている新フラッグシップYZF-R9と、国内ではレースベース車のみとなったYZF-R1の5モデルだ。
カラーリングの詳細は、単なる色の塗り替えに留まらないこだわりが随所に見られる。 外装には「クオリテイティブ・パーリッシュ・ホワイト」と、鮮やかな「ビビッド・スポーティ・レッド」およびブラックを採用。 さらにヤマハの象徴的な「スピードブロック」グラフィックが、歴史的な重みを加えている。
さらに、各モデルのロゴデザインは1990年代当時のフォントスタイルを再現。 フロントやタンクに配される音叉マークは、シルバーではなく、ヤマハのファクトリーマシンと同様のゴールドに変更されている点が、所有感を高めるポイントと言えるだろう。
この70周年記念カラーに加え、2026年のEUモデルYZF-Rシリーズでは、標準カラーである「アイコンブルー」と「ブラック」についてもアップデートが施される予定。現時点での発表は欧州市場向けが中心となっており、各地のヤマハディーラーへの導入時期は地域によって異なるとのことだ。
2026EU model YZF-R Series 70th anniversary color Line-up
YAMAHA YZF-R125
YAMAHA YZF-R3
YAMAHA YZF-R7
YAMAHA YZF-R9
YAMAHA YZF-R1
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(新型原付二種 [51〜125cc] | ヤマハ [YAMAHA])
7/1:ビモータ「TESI H2 TERA」 カワサキ「Z H2」譲りの200PSスーパーチャージドエンジンと、ビモータ伝統のハブセンターステアリングを融合させた究極のクロスオーバー。ノーズダイブを抑[…]
最高峰「R1M」をまとった、只者ではない凄み 「毎日の通勤路でも、レーシングマシンに乗っているかのような特別感に浸りたい」。そんなライダーの欲求を、このスペシャルエディションは完璧に満たしてくれる。 […]
2026年モデル シグナスXのスタイリング 新フレームと新デザインと共に新しい名前が与えられたシグナスX。 先代のシグナス グリファスに比べてデザインはよりスリムでスポーティに進化を遂げた。その傾向が[…]
30kgフル積載でも余裕の登坂力。EVがもたらす極上のトルク 「荷物をたくさん積んだ状態での坂道発進は、どうしてもパワー不足を感じてしまう」。そんな配達現場のリアルな悩みを、ギアレヴはモーターの圧倒的[…]
単なる足代わりで終わらない。シグナスXが誇る「本気」の走り ただのスクーターと侮るなかれ。シグナスXの根底に流れているのは、紛れもないヤマハのレーシングDNAだ。心臓部にはVVA(可変バルブ機構)を採[…]
最新の関連記事(新型軽二輪 [126〜250cc] | ヤマハ [YAMAHA])
20周年の系譜と「アウト・トリン」の意志 ベトナムにおいて2006年に誕生して以来、見た目はスクーターながら中身は歴としたMTミッションという、アンダーボーン型スポーツバイクのジャンルを確立したのが「[…]
【XSR155概要】原付二種から軽二輪に昇格! 日本では2026年6月30日に新発売されたヤマハのXSR155は、2023年12月から導入されているXSR125の兄弟車。 車体設計は155と125で基[…]
スロットル操作でシフトダウン!? 電子制御CVT「YECVT」の衝撃 「スクーターはアクセルをひねるだけで楽だが、スポーツ走行ではどうしても物足りない」。そんなライダーの不満を過去のものにするのが、ア[…]
様々な可能性が試された個性の時代 現代から過去を振り返って見ると、今に連なるメインストリームのマシン達が当然のように歴史を作ってきたように錯覚してしまう。しかし時代の王道を行くマシンの影には、無数の異[…]
原付二種の手軽さと、高速道路を走れる自由を両立 近年、125ccクラスの手軽なバイクが大流行している。軽い車体で街中をスイスイ走れるのは魅力的だが、唯一の弱点が「高速道路に乗れない」ことだ。ツーリング[…]
人気記事ランキング(全体)
20周年の系譜と「アウト・トリン」の意志 ベトナムにおいて2006年に誕生して以来、見た目はスクーターながら中身は歴としたMTミッションという、アンダーボーン型スポーツバイクのジャンルを確立したのが「[…]
直列5気筒、25バルブの咆哮と650馬力の衝撃 舞台に選ばれたのは、NASCARの聖地であり、世界一危険な超高速バンクを持つタラデガ・スーパースピードウェイ。そして、この過酷なプロジェクトのために用意[…]
三輪ソーラーEV「スリールオータ」 スリールオータは、電気だけで動く極めて実用的な小型三輪モビリティだ。ドアがない仕様は「側車付き軽二輪車登録」、ハードドアを装備した仕様は「ミニカー登録」と、ユーザー[…]
鉄は錆で崩れゆくのが宿命か 古いバイクの部品、そのほとんどは鉄でできています。であるがゆえに錆びやすく、そしてレストアともなると出くわすのがこれ。 サビが進行すると腐食で穴が開いてしまったり(↑)極め[…]
スポーツ向きのハンドル剛性 ビキニカウルと段付きのシングル風シートを装備した正統派カフェレーサースタイルのZ900RS CAFE。SEやBBのハンドルがナロー化してライダーに近づいた分、ワイドで低いC[…]
最新の投稿記事(全体)
メッシュジャケットの性能を最大化する「インナー選び」が残暑を制する 8月も後半に入り、暦の上では晩夏を迎えたものの、日中の道路上は相変わらず逃げ場のない猛暑が続いている。走行風を効率よく取り込むメッシ[…]
80年代バイクブームの熱狂が蘇る!「ハルネ小田原」で繰り広げられるレジェンド作品の競演 かつて「週刊少年マガジン」のページをめくり、エキゾーストノートの幻聴に胸を焦がしたあの夏の日々が、小田原の地下街[…]
APトライクのカーター最新作「GOAT180」 「APtrikesシリーズ」で国内トライク市場の普及を牽引する神奈川県相模原市のカーターが、満を持して発表したのがこの「GOAT180」だ。車名にある「[…]
判明!あのブーツはイタリアの名門「スティルマーティン」だった 岩城さんの足元を支えていたのは、ずばりイタリアが誇るモーターサイクルフットウェアの老舗ブランド、スティルマーティン(Stylmartin)[…]
普通免許で3人乗れる「ビベル」の電動トライク 自動車の普通AT限定免許さえあれば、ヘルメットを被る必要もなく、車庫証明や面倒な車検手続きも一切不要で公道へ繰り出せる。そんな夢のようなモビリティが、株式[…]
- 1
- 2









































