走ればわかるさ。想像より楽しい! ハーレーツーリング

待ちに待ったマスツーリング。目的地は人気の菅平高原!〈ハーレーツーリング〉

参加台数48台! ハーレーダビッドソン埼玉花園主催、久しぶりの大所帯ツーリング。出発直前まで怪しかった天候も、当日の朝には回復。H.O.G.チャプターのメンバーは、ようやく初夏を満喫しつつ、一路、人気のハンバーガーショップを目指した。


●文/写真:ウィズハーレー編集部(森下光紹) ●外部リンク:ハーレーダビッドソン埼玉花園

50人超えのマスツーリングはタンデムでの参加者も

2022年5月。待ちに待った、新型コロナ禍に対する規制緩和。まだ全面的に開放されたわけではないが、屋外でのマスク着用は一定の距離を保てば外しても良いとの判断も出されるとともに、真夏時期の熱中症やその他の健康面について懸念する意見も多くなってきた。

バイク乗りは、そもそもコロナにかかる影響の少ない趣味人。とはいえ、集団でのツーリングは、どのショップでもこの数年控えていたのが現実だった。

「楽しくみんなで走りたい !」その願望は誰でも同じ。そしてこの初夏に、やっと実現できることになったのだ。

3年ぶりのチャプターツーリングの目的地は、以前にも訪れたことがある、長野県菅平高原。ライダーやスキーヤーに有名な「ダイヤモンドダストカフェ」でのランチツーリングが計画された。高速道路がメインルートとなる、初心者にも優しいプランだ。

集合時間に集まったメンバーは、みな晴れやか。本当に久しぶりのマスツーリングなのだ。心配された天候も好転し、さっそく一行は長野県を目指す。

ゴールデンウィーク後の高速道路は、思いのほか空いていて快適だった。給油ポイントでの休憩以外に止まることなく、目的地に到着。徐々に標高を上げていくその空気感の変化を味わうことができるのは、この季節ならではのこと。菅平高原はまだ春真っ盛りで、タンポポや菜の花が満開で咲いていた。

予約済みのハンバーショップも、清々しい風が通り抜ける立地で、テラスのテーブル席も快適。しかし、一気に50人超えのハンバーガーが順次出てくるのは驚いた。作り置きなしの、パティーは焼き立て。さすがの人気店である。

高原の空気は最高で、思い切り深呼吸がしたくなる。この数年、そんな日常的なことが誰もできなかったのだ。見えないウイルスと戦うのは暗中模索で、日本人は本当に我慢強い。きっと今後もまだ本当の意味での開放感を味わうには時間が必要なのだろうが、ツーリングの幅は、徐々に広げられるはずである。

ゆっくりランチタイムを寛いだ後の帰路は、嬬恋地方を抜けて群馬方面の予定だったが、途中ルートの通行止めという情報を得て迂回ルートを検索したものの、複雑になりすぎるという理由で、行きのルートを逆走することになった。

キャベツ畑が続く高原ルートを快走するのはお預けとはなったが、贅沢は言うまい。楽しいランチツーリングを全員が満喫できたはずだ。それに、来た道を逆走するという普段は実施しないルート変更は、“意外に新鮮な景色”でもあった。来る時に右側だった菅平湖。ダムの存在に気づかなかったが、逆走するとその質感と規模が良く眺められる。小さな発見があるものなのだ。

高速道路のサービスエリアにて解散。最後まで天候は安定していて、快適なランチツーリングは、午後の早めの時間でお開きとなった。 

ハンバーガーツーリング動画レポートはコチラ↓

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