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2気筒は270°が主流! ……って、どういうこと?


●記事提供: ライドハイ編集部

いつの間にか不等間隔爆発ばかり

270°とか不等間隔爆発とか、最近よく聞いたり見たりするこの専門用語、メカに強くないファンには何のことやらかも知れない。しかし最新のエンジンは、この270°とか不等間隔爆発がいわばトレンド。それは他と何が違ってどんなメリットがあるのか、この機会にわかりやすくカンタンに説明してみよう。

スポーツバイクのエンジンには、2気筒とか3気筒に4気筒と様々な種類がある。ただ今回のテーマである不等間隔爆発を説明するのに、わかりやすさからまず2気筒についてだけでハナシを進めていこう。

その2気筒も、並列2気筒、水平対向2気筒、V型2気筒などピストンが往復するシリンダー(気筒)の配置で色々なカタチをしている。

その中で最もオーソドックスな構成が並列2気筒だ。たとえばカワサキのW800は、吸気・圧縮・爆発・排気の4行程をクランクシャフト2回転でひとつのサイクルとしている。そして振動や駆動をスムーズにするため、ふたつの単気筒エンジンを左右で交互に爆発となる組み合わせで合体させているのだ。


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