メインキーONに連動する回路で作動させる電源ユニットは、電気アクセサリー装着時の必須アイテム。USBや電熱グリップなどなどどんどん増えていくバイクを快適にする電源を必要とするカスタムパーツたち。ウインカーリレーと同等のサイズで3系統の電源が取り出せるキジマの「アクセサリーパワーユニット」を紹介しよう。
●文/写真:モトメカニック編集部(栗田晃) ●外部リンク:キジマ
コンパクトなのに3系統の電源が取り出せるキジマの「アクセサリーパワーユニット」
電気メンテやカスタムが得意なサンデーメカニックなら、電源の重要性は理解できるはず。USB電源やグリップヒーターを取り付ける際に、純正ハーネスからタコ足のように分岐して配線するのは不安である上に危険なこともある。
純正ハーネスとは別にバッテリー直結のリレーを設置し、メインキーONに連動する回路で作動させる電源ユニットは、電気アクセサリー装着時の必須アイテムとして知られた存在だが、キジマの「アクセサリーパワーユニット」はウインカーリレーと同等のサイズで3系統の電源が取り出せるコンパクトさが魅力。
本体ユニットは防水仕様なので、シート下やハンドル周りに僅かな隙間があれば取り付け方向に制限なく設置できる。
回路のショートや大電流が流れた際の安全装置として内蔵されたPTCサーミスタも特長のひとつ。物理的に断線するヒューズと違って保護回路が電流を遮断するため交換不要で、本体を小さくまとめる一助となっている。
純正ヒューズ数が少ない絶版車の場合、ヒューズ切れの影響範囲によっては走行不能に陥ることもある。電気アクセサリーを安心して装着したいユーザーにとって安全性と利便性を兼ね備えた魅力的なアイテムである。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
バイクいじりの専門誌『モトメカニック』のお買い求めはこちら↓
あなたにおすすめの関連記事
愛車エストレヤとハンターカブのカスタム基地 1970年代半ば、16歳で原付免許を取得し、ホンダ ダックスやヤマハミニトレを乗り回していたHさん。中型/大型と進む仲間もいたが、自身は20歳を境にバイクを[…]
ツールトローリー:シースルーで中身が見やすく、折り畳めばコンパクト収納が可能 据え置きタイプのロールキャビネットに対して、作業場所に工具を引き寄せるツールトローリーはヨーロッパでポピュラーなスタイル。[…]
軽量さとハンドリングでエンジンパワーをカバー。オリジナルフレームの素性の良さを証明 鈴鹿8時間耐久レースやヨーロッパのシングルレース選手権など数々のレースに参戦してきたオーヴァーレーシングプロジェクツ[…]
多くのユーザーがリピートするセミシンセティックゾイル ホンダ スーパーカブというモデルの凄いところは、50年以上前に誕生しながら、今なお世界中のファンに愛され続け、数多くのモデルが“現役”で走り続けて[…]
メンテの頼りになるNTBの規格部品 使い勝手の良さと頑丈さを両立し、1億台を超える膨大な台数が160を超える国と地域に行き渡っているホンダスーパーカブ。実用車に必要な機能/性能/長年に渡って変わらぬデ[…]
最新の関連記事(バイク用品)
私は冬用グローブを使うときにインナーグローブを併用しています。防寒目的もありますし、冬用グローブを清潔に保つ目的もあります。最近、長年使い続けたインナーグローブが破れてしまったこともあり、新品にしよう[…]
みなさんは「バイク用のインカム」に最低限必要な機能はなに? と聞かれたら何だと答えますか? 近年はインカム市場にもさまざまなメーカーが参入してきており、いちユーザーとしては選べる選択肢が多いのは嬉しい[…]
KTCが中核ツールチェストのニューモデルをリリース KTCではこれまで、長きにわたってSKX0213がツールチェストの中核を担ってきたが、およそ20年ぶりにデザインと機能を一新したニューモデルを202[…]
α-14を全方位で超える“S級”タイヤを標榜 住友ゴム工業が2025年2月より発売するDUNLOP「SPORTMAX Q5S(スポーツマックス キューファイブエス)」は、スポーツマックスQ5シリーズの[…]
様々なイベントで製品を伝えるサイン・ハウス サイン・ハウスは、様々なイベントに出向いてユーザー接点を多くとっている。最新モデルを直接体感してもらい、それぞれの特徴を的確にユーザーに伝える。活用方法や操[…]
最新の関連記事(キジマ)
使用目的に合わせて作られた、大小さまざまな容量別のシートバッグ〈PLOT〉 ハーレーダビッドソンX350『WITH HARLEY』号担当のミヤシは、キャンプツーリングが大好きだ。愛車のスポーツスターや[…]
長いガラス繊維をシート状に編み込むことで飛散を防ぐ ガラス繊維を重ね合わせたグラスウールは、吸音性が高いものの、経年変化で繊維が飛散すると消音性能が低下するため、定期的なウール交換が必要。また一般的な[…]
ユーザーのニーズを聞いてオリジナル商品を開発してきた 荒川区の花農家の次男に生まれたキジマ創業者の木嶋孝行は、エンジン付きの耕運機がスピーディに効率よく田畑を耕すのを見たときに、「自分のアイデアで素晴[…]
大型フェアリングと快適旅パーツで武装 キジマがレブルシリーズ、250/500/1100に展開している”トランスコンチネンタルスタイル”のパーツ群。レブルの扱いやすさやちょうどいいサイズ感といった長所に[…]
[◯] 従来より638円お得。黒→ブルーは大正解だ レッドドットデザイン賞を受賞するなど、タッチパネル採用による突起のないボディが特徴的なキジマのスマートエアポンプ。1年ほど前にテストしているが、その[…]
人気記事ランキング(全体)
私は冬用グローブを使うときにインナーグローブを併用しています。防寒目的もありますし、冬用グローブを清潔に保つ目的もあります。最近、長年使い続けたインナーグローブが破れてしまったこともあり、新品にしよう[…]
TRIJYA(トライジャ):カフェレーサースタイルのX500 パンアメリカやナイトスターなど水冷ハーレーのカスタムにも力を入れているトライジャ。以前の記事では同社のX350カスタム車を掲載したが、今回[…]
高回転のバルブ往復にスプリングが追従できないとバルブがピストンに衝突してエンジンを壊すので、赤いゾーンまで回すのは絶対に厳禁! 回転計(タコメーター)の高回転域に表示されるレッドゾーン、赤くなっている[…]
従来は縦2連だったメーターが横2連配置に ヤマハは、2004年に欧州で誕生し、2017年より日本を含むアジア市場へ(250として)導入されたスポーツスクーター「XMAX」の2025年モデルを欧州および[…]
2018 カワサキ ニンジャ400:250と共通設計としたことでツアラーから変貌(2018年8月30日公開記事より) 2018年型でフルモデルチェンジを敢行した際、従来の650共通ではなく250共通設[…]
最新の投稿記事(全体)
欧州&北米で昨秋登場した新型YZF-R3の250cc版 ヤマハはインドネシアで新型「YZF-R25」を発表した。2024年10月に欧州&北米で登場した新型YZF-R3と同様のモデルチェンジ内容とした2[…]
【’09VMAX開発秘話】2リッター「音魂(オトダマ)」は失敗だった 新VMAXの開発には実に十数年の歳月が費やされた。このプロジェクトを長い間推し進めてきた中心人物は開発の経緯をおよそ次のように語る[…]
「キミ、暴走族なの?」 これはもう昭和の定番。40代以上の方は一度くらい聞いたことあるという方も多いのでは? ちょっとアグレッシブな走り方をしていると「暴走族なの?」と挑発的に言い放ってくる警察官はけ[…]
大型二輪免許は18歳から取得可能! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外には“AT限定”免許も存在する[…]
[◯] Vツインの味わい不変。Xはスタイリッシュだ 初出は1999年という非常に長い歴史を持つスズキのSV650。国内の新排ガス規制に対応した結果、最高出力は76.1→72psに、最大トルクは64→6[…]
- 1
- 2