
2024年全日本ロードレースが三重県の鈴鹿サーキットで開幕!
●文:Racing Heroes(駒井俊之) ●写真:Racing Heroes(駒井俊之)
駒井俊之(こまい・としゆき)/1963年生まれ。バイクレース専門サイト「Racing Heroes」の運営者。撮影から原稿製作まで1人で行う。“バイクレースはヒューマンスポーツ”を信条に、レースの人間ドラマを追いかけている。
長島哲太「ダンロップのポテンシャルを少し見せられたかな」
2024シーズンは開幕前から話題が豊富だ。
先日お伝えしたDUCATI Team KAGAYAMAがワールドスーパーバイク2023年チャンピオン:アルバロ・バウティスタのワークスマシンを持ち込んで水野涼が乗り込む。長島哲太はレースタイヤ開発のためにダンロップワークスとして参戦。デフェンディングチャンピオン:中須賀克行は13度目の最高峰チャンピオンを目指して着々と準備を進める。チームメイトの岡本裕生も確実に力をつけて中須賀と真っ向勝負できるようになった。高橋巧は4年ぶりにJSB1000クラスに復帰。ヨシムラが渥美心を起用して開幕戦にスポット参戦、渡辺一樹もTOHO Racingからスポット参戦など、話題に溢れている。
金曜日はART合同走行として40分間の走行枠が4本開催された。1本目は朝9時にスタート。路面温度9度(手元観測)と言う低さに様子見をするライダーも多かった。日向にいれば暖かさを感じるが例年より1ヶ月早い3月開催はまだまだ寒い。
総合トップは長島哲太(DUNLOP Racing Team with YAHAGI)2’05.626。真冬のような寒さの中、ただひとり5秒台に入れてきた。
近年の全日本ロードレースはブリヂストンタイヤが圧倒的なシェアを占め、ダンロップタイヤは劣勢を強いられてきた。そんな中、長島のトップタイムは周囲を驚かせた。Qタイヤ(予選用の数周しか保たないハイグリップタイヤ)投入かと思われたが「たしかに柔らかいですが数週しか保たない本気のQタイヤではありません。今週はそこまでのタイヤは不要ですし、一発のタイムを出すより決勝で良い成績を残すことの方が大切ですのでそちらに集中しています」
ブリヂストンとの差を埋めるために今シーズンからタイヤ開発を担う。タイヤメーカーが用意したタイヤをテストするのではなく長島が「ここをこうしたい」と要望を出し、それに応える。長島主導で開発が進められているようだ。
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