2022年8月のインド・ヒマラヤツーリングをのんびり振り返るばかりで、気づけば免許取得から1年ちょっと経過。ロイヤルエンフィールドのヒマラヤに乗り始めて、もうすぐ1年が経過しようとしている。非日常の旅だったヒマラヤツーリングではなく、帰国後のバイクライフも振り返ってみたいと思う。
●文:ミリオーレ編集部(村田奈緒子) ●外部リンク:ロイヤルエンフィールド東京ショールーム
ヒマラヤから帰国後、格段にバイクに慣れた自分に気づく
普通二輪&大型二輪の免許取得が完了したのが2021年秋。とはいえ2022年2月にバイクが届くまで一切乗っていなかったので、私のバイクライフはようやく1年が経過しようとしている。
乗り始めて7カ月、バイクに不慣れで恐る恐るしか乗れない状態にも関わらず、2022年8月にはインド・ヒマラヤツーリングにチャレンジ。結果としては一度転倒して足を打撲しただけで無事に帰国できたのは、ある意味運がよかったと本当に思っている。
それぐらい、渡航前の私のライディングは、不安要素が盛りだくさんだった。
しかしながら8泊9日(そのうちツーリング日は6日)の旅を経て、格段にライディングが変わった。感覚としては、上手くなったとかではなくバイクに慣れたというのが正しい表現だろう。
ヒマラヤは高山ゆえに常にアクセル全開にしないと走らないので、いつのまにかアクセルを開けることにも躊躇がなくなり、6日間連続でヒマラヤに乗っていれば低速走行にもだいぶ慣れたのだった。そして、インドと比べると抜群に整った日本の舗装路は陥没した穴や落石に注意する必要もない。人だけでなく牛や犬が飛び出てくることもほぼないし、交通ルールも良好な日本! すばらしい!
総距離955km、京都まで行ってみよ〜!
ということで帰国して1カ月後、そろそろ長距離走ってみよ〜! と思い立ってロング×ソロツーリングに出かけた。行き先は京都だ。私用があったので初日は岐阜県美濃加茂に宿泊し(メインカットは駐車場が目の前にあるコンテナホテル「HOTEL R9 The Yard 美濃加茂」での1枚)、翌朝に京都へ。京都で仕事があったため1泊して、最終日に関東へ戻ってくるという2泊3日。総距離955kmほどを走った。
無事に帰宅してみれば、バイクで京都まで行けたという事実にやや驚いた。当たり前に思っていたがすべての道はつながっていることを体感すると、日本ってやっぱり小さいなとも思った。
インドと違って、ひたすらに快適な道を走る旅は気持ちよく、途中雨に降られても霧立つ山々の風景は水墨画のように美しく、それらを眺める気持ちのゆとりがある自分にも驚いたのだった。
しかし、ひとつ後悔したことがあった。行きの新東名高速道路、制限速度120km/h区間を選んだことだ。ヒマラヤでも120km/hで走れなくはないのだが、個人的に振動が大きすぎて疲れるし、周囲のスピードに合わせつつ気を張っていることがしんどい……。
スピードを出すとしても、100km/hがマイベスト。この旅を通して、愛車との付き合いにおける好バランスが分かった気がした。
長距離に備え、バイク用スマホホルダー「MOUNT SYSTEM」を購入
じつはこの京都行きに向け、ついにバイク用スマホホルダー「MOUNT SYSTEM」を購入。ヒマラヤ(2022年モデル)にはターンバイターンナビゲーションシステム「Royal Enfield Tripper(以下、トリッパー)」が搭載されているので、これまでは頑なにこのナビで頑張っていた。
ヒマラヤのコックピットのデザインも気に入っているのでアクセサリーを増やしたくないというのが一番の理由だったのだが、トリッパーですんなり目的地に到着したことがなく、さすがに道を間違える不安が大きすぎてポチッと購入に至った。
一度使ってみて思ったのは、私はもうトリッパーには戻れないだろうということ。はじめて訪れる場所であればなおさらのことで、道に不安を覚えないというのはやはりソロツーリングにおいては精神衛生上よい。
バイクを楽しむにあたって、便利と思われるプロダクトは積極的に検討しようと誓ったのだった。
暖かくなったら、京都よりもさらに遠出できればと目論見中。北に行くか、南に行くか? はたまたSSTRに参加するか? と悩む日々。
I want to go to the Himalayas again with Himalayan!
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