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[画像 No.14/18]【Q&A】エンジンオイルはどう潤滑してる? ウエット、ドライ、セミドライサンプの違いって?【バイクトリビア017】

|【Q&A】エンジンオイルはどう潤滑してる?  ウエット、ドライ、セミドライサンプの違いって?【バイクトリビア017】
ドゥカティ PANIGALE V4S
MotoGPマシンのデスモセディチと同様のセミドライサンプを採用。オイル循環システムは4 つのポンプで構成され、その内の1 つがデリバリーポンプで、3 つがリカバリーポンプ(スカベンジポンプ)。リカバリーポンプの1 つはギヤポンプで、2 本のダクトを介してヘッドからオイルを抜き取り、残り2 つのポンプはあらゆる状況下で効率的にオイルを回収してクランクケースを低圧に制御し、ポンピングロスとオイルの飛散によって生じるパワーロスを抑制する。オイルタンクはフィルターハウジングとしての役割も備え、クランクケースの下のサンプ内に設置されるが、クランク室とは隔離されている。エンジンの写真は左側がMotoGPマシンで、右側がパニガーレV4。オイルパンが尖っているのは、加減速やコーナリング時にオイルの偏りを少なくするためだ。
バイクのエンジンの中はオイルが入っていて、その潤滑方法に種類がある。スペック表の潤滑方式の欄にウエットサンプと記されているモデルが多いけれど、これってなんのコト? また他にもドライサンプやセミドライサンプという潤滑方式もあるみたい……。そもそもエンジンを潤滑するのにドライってどういうコト? 乾いていたらダメなんじゃないの? 目次 1 エンジン下部のオイルパンにオイルを溜めているか、溜めていないか2 […]