大分県オートポリスで開催している全日本ロードレース第3戦。本日22日の決勝レースを前に、大会初日ART合同走行のレポートをチェック!
●文/写真:Racing Heroes(駒井俊之)
駒井俊之(こまい・としゆき)/1963年生まれ。バイクレース専門サイト「Racing Heroes」の運営者。撮影から原稿製作まで1人で行う。“バイクレースはヒューマンスポーツ”を信条に、レースの人間ドラマを追いかけている。
今大会も四輪スーパーフォーミュラと併催の2&4レース
全日本ロードレース第3戦は大分県オートポリスで開催される。今大会も四輪スーパーフォーミュラと併催の2&4レース。大会初日ART合同走行。トップは中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)、2番手に亀井雄大(Honda Suzuka Racing Team)、3番手に濱原颯道(Honda Dream RT桜井ホンダ)。3月のテストで負傷を負った名越哲平(SDG Honda Racing)が今大会から復帰、事実上の開幕戦となる。名越は5番手。
2本目に1分48秒377をマークしてトップに立った中須賀。四輪が走った後の路面コンディションの悪化に苦慮しながらも決勝に向けたセットを探る。今大会は事前テストがなく走行時間も少ないので午後にロングランを行った。「リズムを掴むために午後はロングをやってみて良い感触が得られました。コンディションが悪い中でも良いアベレージを刻めたので、時間が限られている中で、やれることをしっかりやれたのかな、と思います」
2番手は亀井、1分48秒723。SUGOの事前テストでは1分26秒2とレコードに迫るタイムと調子が良い。しかし今大会はメカニックが2人という最小ユニット。本田技研鈴鹿製作所の社員チームなので業務優先。今は忙しい時期なので他のメカニックたちは鈴鹿で仕事だ。だからセッション中のタイヤウォーマー巻きやガソリン給油は亀井本人が行っていた。
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