記事へ戻る

[画像 No.4/7]【Q&A】「慣らし運転」はやった方が良いの? 今どきのバイクにも効果はある?【バイクトリビア007】

|【Q&A】「慣らし運転」はやった方が良いの? 今どきのバイクにも効果はある?【バイクトリビア007】
フロントフォークのアウターチューブとインナーチューブは、スライドメタルという金属の筒状の部品を介して擦れ合い、内部には減衰力を発生させるピストン上のバルブが備わり、これも摺動している。リヤショックの内部も基本的には同じで、リンク式のサスペンションならリンクプレートや支点となるボルトも擦れ合っている。これらの摺動部分がキチンと馴染むまでは、充分に性能を発揮できない。ブレーキもパッドとディスクが新品だと本来の効力は発揮されにくいため、徐々に熱を入れて慣らしていく。
空前のバイクブームだった1970~1980年代頃は、新車を手に入れたら『慣らし運転』を行うのは当然で、当時は「走行3000kmまでエンジンの回転は3000rpm以下」といわれたりした。現代の忙しい社会人の立場で考えたら、いったい何か月かかるんだ……という気もするが、そもそも慣らし運転とは何だろう? 現代のバイクも慣らし運転しないとダメなのか? 目次 1 慣らし運転を行うと、パワーを引き出せる!?2 […]