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フロントフォークのアウターチューブとインナーチューブは、スライドメタルという金属の筒状の部品を介して擦れ合い、内部には減衰力を発生させるピストン上のバルブが備わり、これも摺動している。リヤショックの内部も基本的には同じで、リンク式のサスペンションならリンクプレートや支点となるボルトも擦れ合っている。これらの摺動部分がキチンと馴染むまでは、充分に性能を発揮できない。ブレーキもパッドとディスクが新品だと本来の効力は発揮されにくいため、徐々に熱を入れて慣らしていく。