電動バイク未経験キッズが試乗に挑戦!!
ワンは30kg、ツーは40kgと体重制限があるため、試乗は身長138cm/体重30kgのじゅんぺい君に挑戦してもらった。バスケットボールとユーフォニアムが好きな小学4年生で、電動バイクは今回が初めてだ。
前後10インチタイヤのワンは、シート高581mm。バイクに乗り慣れるまでは両足を着こうとしがちだが、安定感のある足着き性だ。
前14/後12インチのツーは、シート高639mm。身長138cmのライダーは、ツーではつま先立ちになる。ワンとツーでフレームサイズも異なり、モトクロスとトライアルではディメンションも変更。フレームの最適化が本格的な走りに大きく貢献している。
まずはパワーやレスポンスを最大に設定したモトクロスワンに乗ってもらうと、「アクセルを開けたらパワーがスゴくて、ちょっと怖い」とのこと。早速アプリで最小に設定し直すと、「パワーが減って乗りやすくなった」と、シングルトラックもスイスイ走破してしまった。
慣れてきたこともあって周回スピードが徐々に速くなっていったが、車体は大きく振られることなくダート路面を滑らかに走行していた。これはフレーム剛性と前後サスのバランスがよく、抜群の衝撃吸収性を発揮しているからだろう。
フレームとサスが衝撃をしっかりと吸収してくれる。
続いて前後10インチから前14/後12インチへサイズアップし、搭載モーターも350〜850Wから600〜1500Wへパワーアップしているモトクロスツーを試乗。シート高も581mmから639mmにアップし、足着き性も若干悪化。走り出しのパワーもアップしているので、「最初は足が着かなくて怖かったけれど、走ってる時の車体の大きさはこっちのほうが合ってるかも」という。初めてのダート走行で、停止時の足着きでフラつくことはあったが、走行中のフラれには対応。最後は最大設定のパワーも乗りこなしていたが、これはモトクロスシリーズが乗りやすいからだろう。
ラストはトライアルツーに試乗。スタンディングポジションは初めてなので、パワーを最小にしても、「フラフラしてバランスを取るのが難しかった」とのこと。だが、これは車体反応がクイックということで、トライアルマシンらしい乗り味といえる。電動バイクもダート走行も初めてだったじゅんぺい君だが、小一時間でダートコースもスムーズに周回できるようになり、「また乗りたい!」となるくらい楽しめた。
スタンディングでクイックにマシンコントロールできる。
本格的な作り込みで、さまざまなセッティング変更も行なえるトロットは、アフターサービスやレースサポートプログラムも充実していて、初めてのキッズバイクからレース参戦まで、キッズの成長や楽しみかたに合わせて長く付き合っていけるのが特徴だ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
令和を駆け抜けろ!! 名車トレールのトリセツ '80年代後半から'90年代にかけて、公道走行可能なナンバー付きオフロードマシン=いわゆる「トレールマシン」は、2スト/4スト/50ccから750ccクラ[…]
名水が数多く湧き出る地・秦野の林道へ 東京から東名高速道路を1時間ほど走ると、神奈川県秦野市に到着する。この秦野市は神奈川県で唯一の盆地で、その地下は天然の水がめ(地下水盆)になっていることもあり、秦[…]
フロントアップを少ないリスクで練習しよう フロントを浮かせるテクニックは、エンデューロレースに挑戦するにはもはや必須といえる。オフロードライディングを楽しむ上でも自由度が高くなるため、マスターしておい[…]
ゆるやかに、ふんわりファンライドした2日間 スクランブラーなら誰でも歓迎のゆるふわイベント「スクランブラーミーティング」が、5月21〜22日の2日間、アサマレースウェイで初開催された。会場はほぼフラッ[…]
【林道キャンプツーリングを想定して比較】ディテールに加え、2泊以上のロング林道キャンプツーリングを想定した装備+αに対する収納力/サイドから見たツーリングバッグ積載時のライダーへの干渉の度合いまでチェ[…]
最新の関連記事(新型EV/電動バイク)
パワフルで坂道も得意、実用的な原付二種EV 2023年のジャパンモビリティショーでコンセプトモデル「SC e: Concept」として参考出品されていたものが車名を「CUV e:」と改め、2025年6[…]
高まるペット移動ニーズに応える革新的モビリティ ガソリン価格の高騰と50ccクラス原付の製造終了という時代の転換期において、経済的かつ環境に優しい移動手段への需要が急速に高まっている。その一方で、近年[…]
50ccクラスは16歳から取得可能な“原付免許”で運転できるほか、普通自動車免許でもOK バイクを運転するための免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大[…]
ついに見つけた、生存者……! 箱根、海ほたる、日光いろは坂など、ツーリングの名所を電動化したセローで2人の少女が巡る。誰もいない、ひどく荒れ果てた終末世界をバイクでトコトコ駆け回るツーリングコミック『[…]
「世界も滅んだし、セローで旅に出よう」…225改の電動セローで“終末ツーリング” 終末世界をトコトコと。箱根の山から都内へと抜け、人々の姿がなくなった都市を散策する。抜群の機動性を誇り、今なお名車と呼[…]
最新の関連記事(オフロード&林道)
1分でわかる記事ダイジェスト バイク専用ナビゲーションアプリ「MOTTO GO」 充実した音声情報としてきめ細かいナビゲーション機能を提供し、ライダーが走りたくなる、楽しいツーリングをサポートしてくれ[…]
緑が深く濃い最果ての林道。文化的にも見どころが多い 幕府の直轄領(天領)であり、現在でいうガスのように江戸庶民の生活を奥多摩の炭が支えていた頃、また戦後の高度経済成長期、林業華やかなりし頃がもっとも集[…]
研究開発の痕はアリ。俺たちは待ってるぜ! カワサキがZX-4Rで火を付け、そしてホンダがCB400を新開発と、今後過熱していきそうな400cc戦線。このビッグウェーブにはぜひスズキも乗って欲しいと、希[…]
1分でわかる記事ダイジェスト 楽しいはずのツーリングが一瞬で暗転する「転倒」 転倒したら、フロントタイヤが変な向きに曲がっていたという経験をしたことはないだろうか。転倒の衝撃でシャフトやフロントフォー[…]
1分でわかる記事ダイジェスト 雨のテント泊でよく聞くトラブル…… 雨のテント泊で「ココを押さえておけばまず問題なしッ」なポイントを紹介。結露したテント内の壁面で濡れてしまう、出入りの時に雨が吹き込んで[…]
人気記事ランキング(全体)
振動の低減って言われるけど、何の振動? ハンドルバーの端っこに付いていいて、黒く塗られていたりメッキ処理がされていたりする部品がある。主に鉄でできている錘(おもり)で、その名もハンドルバーウエイト。4[…]
エクステリアはより力強く、そして個性的に 今回のモデリスタのコンセプトは、その名も「Dandy mode(ダンディモード)」だ。彫刻的な立体表現を随所に用い、街中はもちろんのこと、オフロードにおいても[…]
一回の違反で免許取消になる違反 交通違反が点数制度となっているのは、よく知られている。交通違反や交通事故に対して一定の基礎点数が設定されており、3年間の累積に応じて免許停止や取消などの処分が課せられる[…]
動きが渋い鍵穴に潤滑剤はNG! ・・・の前に ちょっと前に「キーの回りが渋くなってきた鍵穴に、潤滑剤を吹きつける(注入する)のはNG!」という情報がネット上で広く流れました。その理由は一時的に動きが滑[…]
足着きがいい! クルーザーは上半身が直立したライディングポジションのものが主流で、シート高は700mmを切るケースも。アドベンチャーモデルでは片足ツンツンでも、クルーザーなら両足がカカトまでベタ付きと[…]
最新の投稿記事(全体)
論より証拠! 試して実感その効果!! カーシャンプーやワックスなど、多彩なカー用品を手がける老舗ブランド・シュアラスター。そのガソリン添加剤シリーズ・LOOPのフラッグシップモデルが「LOOPパワーシ[…]
誤操作が少なくシンプルな構造で実現するという もう何十年も前から完成形に至っているような印象を受けるホンダ「スーパーカブ」シリーズだが、ホンダは今も改良の手を緩めているわけではない──。そんな気概を感[…]
“爽快感”と“スピード感”を追求した富士急のバイク型コースター『ZOKKON』 待ちに待ったゴールデンウィークに突入!!! ツーリングの予定を立てている方も多いと思いますが、家族やパートナーがいらっし[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc 400ccクラスは、普通二輪免許を取ってから間もないビギナーも選ぶことができる排気量帯で、16歳から乗ることができる。 そんな400cc[…]
1959年から支持され続けている! 1)作業がとても手軽2)使用できる範囲が広い3)しっかりツヤが出る4)油汚れが場合によってはパーツクリーナーよりもよく落ちる 順に説明していこう。 1)作業が簡単 […]