雨は私たちUber Eats配達員の大好物です。お客様もライバルのUber Eatas配達員も外に出るのがめんどくさいため、稼働中のUber Eats配達員ひとりあたりの受注数と報酬が格段にアップします。
ただ、いくら気合いが入ったUber Eats配達員でも、雨の中で外に出るのはキツイしめんどうです。そんな気持ちを克服するため、私たちはいろいろな装備を試して自分なりに最適な環境を整えています。
今回は、雨に耐えてバイクで長時間配達をしているUber Eats配達員の私が、心が折れないための雨装備とスマートな雨の日の行動を伝授します。
お金をかければそりゃいいものは手に入ります。でも、オーバースペックである必要はないぞ!
悪天候を耐える! 自分を守る雨装備を紹介
快適まではいきませんが、余裕で耐えれるレベルになる雨装備を紹介します。紹介する装備と高い報酬で、配達するのめんどくさいという気持ちを吹き飛ばせ!
夏:Wolt公式のカッパ
フードデリバリーの一角、Woltが販売するカッパです。2024年6月現在、Woltのウェブサイトにて送料2000円のみで配達バッグやレインウェア、Tシャツなどの公式グッズのセットが買えるので、けっこうお得です。
冬:ワークマンのイージス(ライディングスタイル)
冬はバイク乗り御用達のワークマンのイージスです。イージスは毎年改良されており、現在の私は2023年発売の”イージス ライディングスタイル”を使っています。ライムグリーンの良く目立つやつです。
イージスを選んだ理由は、安さと性能が両立しているためです。2023年当時で税込み4,900円で、耐水圧1万mm、透湿度2万g/m2・24hrsでした。
カッパの性能でよく耐水圧と透湿度が挙げられます。耐水圧は生地にしみこもうとする水を抑える力、透湿度は水蒸気を通過させる量のことです。耐水圧1万mmは大雨に耐えられるぐらい、透湿度1万g/m2・24hrsは蒸れにくいカッパとされます。
雨用として有名なゴアテックス素材は耐水圧数4万5000mm、透湿度13,500g/m2・24hrsととても高性能ですが、いかんせん高い!3万円を超えるものも珍しくありません。
繰り返しになりますが、イージス ライディングスタイルは耐水圧1万mm、透湿度2万g/m2・24hrsです。ゴアテックスと比べて耐水圧は控えめで透湿性は優れています。嵐に耐えるなら耐水圧2万mmぐらい必要とはいえ、嵐だとそもそもUber Eats公式が配達を強制ストップするので、そこまでは不要と考えています。
ワークマンの防水靴
靴も意外と重要です。濡れた靴と靴下で歩く不快さは誰もが経験したことがあるのではないでしょうか。小雨ならスニーカーで、大雨なら夏でも冬でもワークマンの防水靴で配達しています。
防水靴はいろいろ試したわけではありませんが、ワークマンの防水靴が十分だったのでそれを使い続けています。税込2900円と安かったのも大満足。
大切な荷物を濡らさない! 道具を守る雨装備
フードデリバリーが普通のバイク乗りと違うところは、食事、お釣りのお金など濡らしてはいけないものがあることです。また、スマホは雨でもカバンにしまわず、いつでも見られる場所に置く必要があります。
防水カバーを付けたiPhone12とシェード
雨避けかつ日よけの、Kaedear製スマホシェードです。Amazonにて4000円ぐらいで買いました。ただ、小雨なら防げますが本格的な雨にはあまり意味がないので、防水のスマホは必要です。
スマホはiPhone12に2000円ぐらいで買った雨用カバーを付けて使っていて、充電はQii充電にしています。有線のほうが早く充電できますが、充電口が濡れるとしっかり感想するまで充電できなくなります。雨というもっとも稼働したい時間に充電ができないと悲惨です。
iPhone12を選んだ理由はとくにありません。強いてあげればド定番なためオプション品が多くて防水カバーも選びやすかったためですが、ミドルクラス以上で防水仕様のスマホならなんでもよいでしょう。
お金を入れる用のウエストポーチとビニール素材のインナーポーチ
Uber Eats配達員はお釣り用にある程度の小銭とお札を持っています。雨で濡れたお金をお客様に渡すわけにはいきません。そこで防水のバッグが活躍します。
お金は100均で買ったビニール素材のポーチに入れており、さらにそれをアウトドアブランドHELLY HANSENの5000円ぐらいのウエストポーチに入れています。
HELLY HANSENを使っているのは、昔使っていたものが家で眠っていたからというぐらい。ただ、軽くて防水性能もそこそこあって気に入っています。軽い+防水を兼ね備えた、アウトドアブランドのものがおすすめです。
配達する食事を守るバッグ
バイクのリアボックスだけである程度の雨は防げるとはいえ、完全ではありません。ボックスの中に出前館公式の保冷バッグを入れて、そこに料理を入れることで雨から防御しています。
出前館の保冷バッグは絶版で手に入れにくいので、他のものでもよいと思います。ホームセンターで買えるピクニック用の保冷バッグでも十分でしょう。
リアボックスはAG-Apsというブランドの2万円ぐらいする少し高価なものです。配達に絶対必要かといわれるとそうでもありませんが、見た目がかっこいいのと真四角で食事を入れやすいため満足しています。
安く済ませたいのなら、ボックスは付けず配達バッグを背負ってもよいでしょう。Wolt公式であればカッパも込みで2000円で購入できます。
試したもののいまいちだった装備
いろいろ試した結果、使わなくなった装備もあります。これらの装備は性能が劣っているわけでなく、雨の中で1日中バイクを運転する配達員のスタイルに合っていなかっただけです。
ワークマンのイナレム プレミアムレインジャケット(ライディングモデル)
ワークマンのイナレムはいまいちでした。耐水圧3万mm、透湿度3万g/m2・24hrsと数値はイージスより高いですが、長時間雨に降られると水が染みてきました。おそらくファスナーから染みたのでしょう。ただ、とても軽量なこと、雨の中に短時間だけいる分には問題ないことから、配達以外で雨の日にふだん着るカッパとして使っています。
靴にかぶせる防水カバー
Amazonで購入したノーブランドの靴にかぶせるタイプの防水カバーもいまいちでした。Uber Eats配達員はショッピングモールやマンションの中など意外とたくさん歩くので、1か月ぐらいで破れました。あくまで緊急用ですね。
雨の日に意識している乗り方、配達方法
雨の日の運転で気をつけるべきこともご紹介しましょう。雨の日に自分とまわりを助ける立ち回りを紹介します。
マンホール、白線、水たまりをできるだけ踏まない
配達時に限った話ではありませんが、マンホール、白線、水たまりは滑りやすいのでできるだけ踏まないようにしています。どうしても踏まないといけないときは、できるだけ車体を立てて安定させます。
また、ハイドロプレーニング現象は80km/hを越えると起こりやすいということもあり、水たまりではスピードを落しています。配達でそこまでスピードを出さないとはいえ、念のためにスピードを気持ち抑えた走りを心がけています。
カッパの水をできるだけ払ってお店や配達先に入る
配達では日に何十回もお店や配達先のマンションに入ります。理想は毎回濡れたカッパを脱ぐことですが、手間がかかります。できるだけカッパの水を払ってから建物に入りましょう。料理を受け取るときは店の外で待つことも少なくありません。
カッパは撥水性能を維持できるよう、こまめに防水スプレーを吹きかけておくと安心です。
まとめ:雨の日もどんどん配達!
Uber Eats配達員なら悪天候だからこそどんどん注文してほしいと思うもの。きちんと装備をそろえさえすれば、なんとかなるものです。
雨の日の食事というめんどくさいことを解消できたというお礼の言葉やチップが貰えれば、うれしさ何倍にもなりますよ!
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