ワークマンアンバサダー相京雅行によるバイク用品レビュー。今回はありそうでなかった電熱アイテム!
[オススメ用品レビュー]コミネの電熱化プロテクター! ヒーティングインナーチェスト&バックパッドが斬新すぎる
●文:[クリエイターチャンネル] 相京雅行
どうも、アイキョウです。今日はコミネのEK-307 12Vヒーティングインナーチェスト&バックパッドをご紹介します。
コミネは幅広い電熱商品を作っていますが、今回の電熱アイテムはなんとプロテクターポケットに入れて使うアイテムです。
コミネあるあるですが、ホームページの商品説明が短く、商品を取り寄せるまでプロテクターポケットに入れるものなのか、プロテクターに装着するものなのか? はたまた電熱とプロテクターが一体化しているものをジャケットのプロテクターを入れ替えるものなのかわかりませんでした。
結論から言うと、プロテクターに被せて使うものでした。まずは商品のディテールを紹介します。
コミネ EK-307 12Vヒーティングインナーチェスト&バックパッド
価格はアマゾンの実勢価格で7500円ぐらいです。商品のセット内容としては胸部と脊椎プロテクターに被せるカバーが用意されていますが、胸部は左右セパレートタイプなので、一体になっているものには使えません。
いずれのカバーも被せやすいようにフチの部分はストレッチしますが、メインの部分は伸びないのでコミネのジャケットにしか使えない仕様のようです。
バッテリーに取り付けする配線も付属されていました。万が一に備えてヒューズ付きですが、予備ヒューズも4個ありました。バッテリーから電源の挿し口が一つしかありませんが、それを三つに分岐させる配線も付属しています。
配線の途中にはコントローラーもついていて、長押しで電源オン、短く押すことでロー/ミドル/ハイにそれぞれ切り替えできます。
パッケージの裏側はイラスト入りの説明書になっていて、別途付属されている説明書には配線とバッテリーの接続方法などが書かれていました。
一番裏側は保証書にもなっていて、1年間保証がついているようなので捨てないように注意しましょう。それでは実際にプロテクターに装着してみます。
EK-307をプロテクターに装着してみた
今期から発売されたコミネのスーパーノヴァウインタージャケットのプロテクターに装着してみました。
脊椎、胸部共に端の部分がストレッチするので装着するのは簡単なのですが、かなりパツパツだったので、コミネのプロテクター形状にしかフィットしないようです。
他メーカーのジャケットでも使えるように汎用性があれば良いのにと感じましたが、電熱線をいれる都合上、難しいのかもしれません。
EK-307は配線の取り付けが簡単
配線の取り付けはバッテリーのプラスとマイナス端子に割り込ませるだけなので簡単です。
愛車のCRF250ラリーはシート下にバッテリーがありますが、車種によってはライダーとバッテリー位置が遠くなることもあるので配線は長めです。
EK-307の暖かさを実際に走って体感してみた
気温12度の日に実走しながら性能をチェックしてみました。配線に関してはレッグバッグ内に収納しましたが、バイクのサイドバッグなどを利用しても良いでしょう。
スイッチオンしてしばらくすると胸の方から暖かさを感じはじめ、段々と背中の方も暖かくなってきました。胸の方が先に暖かく感じたのは、ライディングポジションが直立姿勢に近いこともあり、走行風で体に密着していたからかもしれません。
逆に前傾姿勢のキツイバイクの場合には、胸よりも背中の方が暖かさを感じそうです。
ローだと少し物足りなく感じたので、途中でミドルにしてみましたがグローブをしたままでもコントローラーの操作は可能でした。
ミドルでも暖かさは充分で胸の方は熱いぐらい。背中はちょうど良い感じで、ハイにしても極端に熱い感じではなく低音火傷のリスクはなさそうです。
コミネユーザーは使い勝手が良い電熱製品
プロテクターに電熱カバーを装着するのでコミネの電熱製品の中でも比較的安価なのが魅力。
反面コミネのジャケットにしか使えないのは少々もったいないように感じました。難しいのかもしれませんが、他社のジャケットにも使えるようにすれば使えるユーザーが激増するはず。
今後の進化に期待したい製品です。
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