[バイク用品レビュー]計2万円ちょいの寒さ対策、電熱グローブ&ベストがコスパ良すぎ。電源なしでもあったか~【PowerArQ】

  • 2024/01/27 7:30
  • [CREATOR POST]相京雅行

●文:[クリエイターチャンネル] 相京雅行

どうも、アイキョウです。最近Amazonで安価な電熱ベストやインナーグローブが売っていますが中国の市場系製品が多くて信頼感にかけます。

「コスパの良い電熱製品を紹介してほしい」という声が多いので探していたのですが、そんな時にプレスリリースが届いたのがパワーアークの電熱インナーグローブ発売の知らせでした。

まずは軽くパワーアークに関して紹介します。

パワーアークはポータブル電源を販売している

パワーアークはアウトドアユーザーや災害時の備えとして人気のポータブル電源を販売しているメーカーで福岡に本社があります。

主力のパワーアークポータブル電源の累計販売台数は15万台を突破。主な販路はAmazonなどEC系なので、問屋や量販店を通さない事で価格を抑えて販売できているようです。

嬉しいのは30日間の返品交換保障や1年間の長期保証、更には無期限のカスタマーサポートなど、買った後のサポート体制が充実している事。Amazonでよくある、出処やサポート体制がよくわからない激安製品を購入するよりも安心感があります。

1万ちょいでバッテリーもつく電熱インナーグローブ

【PowerArQ Electric Heated Gloves】

価格はAmazonで1万3200円。7.4Vの専用バッテリーが2個と充電器が付属されているのでコスパ最高です。

バッテリーは購入時左右グローブ内に収められていて、充電器は二つ同時に充電できるようになっています。

日本のメーカー製品だけあって、バッテリーにも品番や会社名などが記載されたステッカーが貼られていて安心感があり、収納袋と取扱説明書が付属されています。

袋のサイズは大きめで、別売りでシガーソケットケーブル【3300円】、モバイルバッテリーから充電する際に使える充電ケーブル【1980円】予備バッテリーが【3300円】で販売されていますが、これらを全て収納できることが可能な大きめなサイズです

その他に取り扱い説明書が付属されていて、それによると暖かさは3段階で調整可能。最強の赤モードが60~65度。白が45~55度。青が35~40度となっています。使用時間は最弱の青モードで8時間半から9時間。白だと4時間~4時間半。赤モードだと2時間~2時間半です。

グローブ本体のスイッチ部にはバッテリー残量がわかるようにインジケーターがついていて、4つ点灯で75~100、3つで50~75、2つで25~50、1つは0~25%となっています。

説明書は保証書も兼ねているので、1年間は保存しておいた方が良いでしょう。それとカスタマーサポートの窓口の電話番号やメールアドレスも記載されています。

手を入れてみると電源を入れなくても暖かい。裏側を見てみると裏起毛が採用されているので、電源が切れてしまってもグローブ自体に保温性があり、極端にすぐ寒くなることはありません。

またインナーグローブなので手汗が染み込んで臭わないか気になるかもしれませんが、バッテリーを外し、ケーブルをファスナー内に収めれば中性洗剤で水洗い可能です。

また熱源は電熱線ではなくカーボンナノチューブを採用しています。電熱線は読んで字のごとく手袋内に配線を通して発熱する仕組みですが、カーボンナノチューブはシート状。断線しずらく均一に暖かくなる特長を持っています。

人差し指と親指にはスマホタッチ対応の生地が追加されています。

サイズ感としては今回Sサイズを選びました。僕は元々手が小さいのでライディンググローブもSサイズを選んでいますが、こちらの生地はポリエステルに伸縮性のあるポリウレタンが混紡されています。伸びるのでサイズ選びに迷ったらワンサイズ小さめを選ぶと良いでしょう。

中綿入りのインナーグローブだとこれからの時期使えるシチュエーションが限られてしまいますが、電源を入れないでインナーグローブとしても使えるので長期間使えるのが魅力です。

1万弱の電熱ベスト

【PowerArQ Electric Heating Vest】

価格はAmazonで9900円。価格は定価時でコミネより少し安いぐらいなのですが、ベスト単体でもかなり保温性が高いのが特徴です。カラーはブラックとオリーブ。サイズはS・M・Lがあります。

付属品としては袋と取扱説明書が付属されていて、電源はモバイルバッテリーなので別途購入する必要があります。パワーアークでは10000mahのモバイルバッテリーを3300円で販売していますが、お手持ちのバッテリーがあれば流用可能です。

ベスト自体が中綿入りでライトダウンのように使うことができるので、気温が読めない時などに袋に入れてコンパクトに持ち歩くことができます。

取り扱い説明書を見てみると暖かさは4段階で調整可能で、最強の赤が53℃、紫が48℃、緑が43℃、白が38℃です。

外気温によって稼働できる時間は異なるようですが、例えば気温0℃、10000mahのモバイルバッテリーを使用と仮定すると赤で5時間、紫で6.3時間、緑で7.3時間、白で8時間になります。

使用時には3時間で低音火傷防止のためにスイッチがオフになり、60℃以上になるとサーモスタッドが発動して温度上昇を抑制する仕組みも採用しているので安全面もバッチリ。

ベストタイプで襟のない丸首なのでどんなアウターにも合わせやすく、革ジャンや通勤時のスーツ下に着用することも可能です。ポケットは両脇の部分にありますが、こちらはファスナーやボタンがついていないので走行中に物を入れておくのはやめておいた方が良さそうです。

モバイルバッテリーは右側の内ポケット内に収めて配線ですが、マジックテープで飛び出さないようにすることが可能です。こちらも熱源はカーボンナノチューブで温かくなる範囲は背中と両胸の少し下ぐらいの合計3か所です。

洗濯も可能で、中性洗剤で手洗いした後に保水した中綿の水気を切るためにネットに入れて30秒から60秒間ほど洗濯機で脱水して干せばOKです。

中綿に関しては数多くの高機能素材を製造するデュポン社のソロナを採用。一般的な中綿に比べて保温性と吸湿速乾性に優れているので、ダウンのように保水して保温力が失われてしまう事はありません。

サイズはユニセックスになりますが、僕はいつも通りのSサイズで問題なしでした。アウターの下に着用するトレーナーやパーカー、セーターなどと同じサイズを選ぶと良いでしょう。

真冬のバイクで使ってみた

気温9度の日に効果を確かめてみました。

上半身はインナーの上に電熱ベスト。アウターは中綿などが入っていないレザージャケットを着用。手には電熱インナーグローブの上にレザーグローブを着用しました。

グローブ、ベスト共に保温性が高いので体感的には「寒くない」状態に。長時間は厳しいですが短距離ツーリングなら行けちゃいそうです。

少し走ってからいずれも最強モードで起動してみると、ベストは電源を入れた瞬間から暖かくなり数十秒で十分な暖かさに。リュックを背負っていたので背中と胸いずれも体に密着していましたが胸の方が暖かくなるのが早く、次いで背中が暖かくなりました。

最強モードではかなり暖かく、長時間だと低音火傷してしまう可能性も感じたので2番目に強力なモードにしたところ調度良く感じました。

グローブも起動後すぐに暖かくなり手だけこたつに入れているようでしたが、熱すぎることはなく一段階暖かさを落としてみたところ電源を入れていない状況とあまり変わらないように感じました。

3シーズンジャケットの追加すれば真冬も使えるように

今回は中綿などが入っていないジャケット、グローブの下に着用して試してみましたが暖かい状況で走ることができました。

更に気温が低い日に使うのであれば、中綿入りのジャケット、グローブの下に着用すれば問題なく使えるでしょう。

電源を入れなくても使いやすい製品なので、Amazonなどで製品をチェックしてみてください。

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