ワークマンで2900円の防水シューズ「ハイバウンスレイン」はバイク向きか徹底チェック!!【雨対策用品レビュー】
●文:[クリエイターチャンネル] 相京雅行
どうも、アイキョウです。今日はワークマンの防水シューズハイバウンスレインをご紹介します。
ワークマンシューズ限定で販売されているトレックシューズアジムが注目されていますが、全国で40店舗ぐらいしか取り扱いがありません。
売れ行きが良ければ秋ごろから全国展開されるとの事ですが、それまでは手に入れるのが難しいという人も多いはず。
そこで今回はトレックシューズアジム同様に防水で安い、防水シューズハイバウンスレインをご紹介します。
ハイバウンスレインのディテール
基本情報は下記のとおり。
- 商品名:防水シューズハイバウンスレイン
- 品番:SG400
- 管理番号:53554
- 価格:2900円
- カラー:ブラックとアクアブルー
- 24.5~28.0cmまで0.5cm刻み。27.5cmはなし
この商品は基本的に通販で販売していないので、気になった方はワークマン公式サイトから近隣店舗の在庫を確認するか、店舗に直接電話して品番や管理番号を伝えて在庫を確認しましょう。
まず最大の特徴はトレックシューズアジム同様にアッパーに防水透湿フィルム、イナレムを採用している点です。
アッパーにはメッシュっぽい素材が採用されているのですが、フィルムが追加されることでハリのある質感になっており風を通しません。
防水性が保証されているのは接地面から5cmとなっていて、防水透湿フィルムが入っているのに上の方まで保証されていない理由は、シュータンと本体の縫い目部分は浸水する可能性があるからです。
コンセプトとしてはランニングシューズなので全体的に軽量で、つま先はフィット感を重視して薄めなので、甲高の人は大きめのサイズを買わないときつく感じるかもしれません。
靴の幅はEや2Eと表現され、数値が大きいほど幅広となりますが、こちらは3Eなので狭く感じる人は少ないはずです。
バイク用のシューズや安全靴と違って防御力という面では期待できません。筆者はCRF250rallyとクロスカブ110を所有していますが、クロスカブ110での街乗りメインでの使用を想定して買いました。
ただつま先やかかと部分などには靴の形を崩さないための最低限の補強やクッションは入っています。
また靴のサイドに入っているウェーブラインやつま先内側には再起反射プリントが採用されていて、夜間など車の視認性を上げる工夫がされています。
ミッドソールはクッション性抜群のバウンステックECOを採用。歩行時の衝撃を緩和してくれる機能があり触ってみてもかなり柔らかく感じます。
とはいえ、筆者はウォーキングやバイクに乗る時には使っていますが、ランニングの時には使っていません。アディダスやナイキなどのスポーツメーカーの靴に比べると、衝撃吸収性が良いとは言えず、アスファルトの上を連続で走っていると関節が痛くなったりするからです。
最近のランニングシューズはミッドソールが厚いのがトレンドですが、ハイバウンスレインもかなり厚くなっていて、踵側で4cm、つま先側で2cmぐらいあります。
アウトソールに関してはラバー製が採用されていて、ソールパターンもランニングシューズにしては珍しくブロックパターンが採用されています。
ランニング時には路面との足離れが悪そうですが、バイクに乗る時にはグリップ力が良好でメリットを感じやすくなります。
インソールは特に鮮やかなグリーンが目を引きますが、抗菌防臭効果のDEOPUT加工が採用されています。
イナレム採用で蒸れにくい靴ではありますが、お昼休憩で座敷に案内されて靴を脱がなければならないシチュエーションでも慌てる必要はなさそうです。
紐靴だとチェンジペダルやステップに引っかかるリスクが怖いという人は、アマゾンなどで販売されている「結ばない靴紐」などを使うと心配が減ります。
ハイバウンスレインの防水性をチェック
5cm水を張った桶に、防水シューズハイバウンスレインを履いて2分間足をつけてみました。
結果は浸水なし‼ 接地面から5cm防水はダテじゃありませんでした。
ハイバウンスレインを実際バイクで使った感触は?
防水テスト終了後すぐにバイクに乗って使い勝手を検証してみましたが、最初に感心したのは足つきの良さ。つま先2cmとソールの厚みがあるのはもちろんですが、片足のつま先だけで車体を保持する際など曲げやすく、グリップ力が優れているので不安がありません。
また踵のソールが厚いので、お尻をずらして踵までしっかり接地させるのも楽に感じました。シフトチェンジの際にはガードがない事もあり多少の違和感はありますが、繰り返しても痛みを感じることはありませんでした。
街乗りや通勤通学にピッタリ
ソールはグリップ力に優れ、衝撃吸収性も備えているので、毎日使うシューズとしては最適で、雨の日の濡れたマンホールで滑りにくく、防水性と透湿性に優れているのもポイント。
防御力が高いわけではないのでツーリングにはお勧めできませんが、通勤通学でバイクを使っている人が高価なライディングシューズは使えないはず。防水シューズ「ハイバウンスレイン」なら2900円なので試してみてはいかがでしょうか?
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。
最新の関連記事(相京雅行)
1分でわかる記事ダイジェスト 夏に使ってもらいたいワークマンのインナー8着を紹介。半袖Tシャツが990円、ボクサーパンツも990円とお値段もお安くなっている。走行風によって乾いた時には、気化熱で肌表面[…]
1分でわかる記事ダイジェスト 快適なメッシュジャケット&パンツで夏を乗り切ろう! 年々、夏場の熱さが厳しくなってきているように思う。バイクで走り始めると路上には日影が少なく、常に直射日光に照らされる。[…]
1分でわかる記事ダイジェスト 夏にメッシュジャケットの下に着用したいおたふく手袋のインナー7選をご紹介。吸水速乾性に優れた化学繊維を使った高機能インナーだ。 パワーストレッチEVOシリーズ 手袋の春夏[…]
1分でわかる記事ダイジェスト ワークマンのマッスルブースターセーフティをご紹介。筋力アップを目的としたものではなく、今ある筋肉が効率的に使えるようになる。電車などでゆられても体全体の骨格バランスをサポ[…]
どうも、アイキョウです。今日はついにBMCさんと一緒に作ったメッシュジャケットが完成したので紹介します! BMC代表の青野さんは元々アパレル業界出身なので、バイク用品メーカーが作らないようなカジュアル[…]
最新の関連記事(バイク用品)
CYBER LEATHER グローブシリーズの特徴 ライダーの基本的な要求である、「怪我から身を守ること」「清潔感を保持すること」「ストレスフリーで快適に走行できること」に基づいて作られたスタンダード[…]
リアル巨摩郡レプリカの「X-Fifteen グン」 SHOEIから2024年7月19日に発売された“バリ伝レプリカ”の2種類は、いずれも2024年9月30日までの受注期間限定。迷っていた方はお近くの正[…]
アメリカ国旗をモチーフとする本格オフロード用フルフェイス モトクロスやエンデューロといったオフロードレース参戦に最適で、林道ツーリングでも重宝する本格派オフロードフルフェイスのグラフィックモデル『VF[…]
ジャンアントニオ選手のレプリカ第2弾がX-Fifteenに新登場 X-Fifteenに追加されるレプリカモデルは、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ選手が今シーズンに着用している最新グラフィックだ。ブラ[…]
ダニ・ペドロサのレプリカモデルが最高峰オープンフェイスで登場 中上貴晶選手に続く、VZ-RAMのGPライダーレプリカは、ダニ・ペドロサだ。このグラフィックは’24年7月に発売されたRX-7X PEDR[…]
人気記事ランキング(全体)
日本で登場したときの想定価格は60万円台か カワサキはタイに続き北米でも「W230}を発表。空冷233cc単気筒エンジンはKLX230のものをベースとしているが、レトロモデルにふさわしいパワー特性と外[…]
ヤマハの3気筒スーパースポーツがついに登場! ヤマハは欧州でR9、北米でYZF-R9を発表した。車名は仕向け地によって『YZF』を省略しているようだが、基本的には(細かな違いはあるとしても)同じマシン[…]
ライダーを魅了してやまない「ハイパーVTEC」 CB400SF(スーパーフォア)に採用されていることでも有名な、バルブ制御システム「ハイパーVTEC(HYPER VTEC)」。この口コミを検索してみる[…]
燃料タンクも新作! サスペンションカバーやディープフェンダーも特徴 ホンダは、昨年11月に車両の姿を公開し、後日国内で発売予定としていた新型モデル「GB350C」をついに正式発表、2024年10月10[…]
1441cc、自然吸気のモンスターは北米で健在! かつてZZ-R1100とCBR1100XXの対決を軸に発展し、ハヤブサやニンジャZX-12Rの登場からのちにメガスポーツと呼ばれたカテゴリーがある。現[…]
最新の投稿記事(全体)
各国の手本となるマザー工場・磐田ファクトリー 2024年10月現在、ヤマハ発動機は世界各国に2輪の生産拠点を有しており、その多くが需要伸長の著しい東南アジアに集中している。2023年、ヤマハが全世界で[…]
全国から70名を超えるベネリスタがバイカーズパラダイスに集結 1911年に生まれた、イタリア伝統のメーカーであるベネリ。現在はボルボ、ロータスなどを傘下に収めるGEELYの資本参加を受け、「新生ベネリ[…]
唱えてますか?「ネンオシャチエブクトウバシメ」 突然ですが、愛車の点検していますか? 「車検パスしてるから問題なし」「普通にエンジンかかって走っているから大丈夫」・・・と思っている、そんな貴方にこそぜ[…]
元世界チャンピオンが全日本トライアルに参戦、先行して参戦しているヤマハに挑む ホンダが開発中の電動トライアルバイク「RTLエレクトリック」で、藤波貴久さんが全日本トライアル選手権に参戦する。そんなニュ[…]
水冷GVシリーズのGV125S/GV300Sに加え、250モデル×3機種を追加 ヒョースンモータージャパンは、新型水冷250cc・V型2気筒エンジンを搭載したクルーザーモデル「GV250」シリーズ3機[…]