【整備中のお漏らし防止】マルチサイズに対応!? なのに0円という「なんちゃってホースプラグ」はいかが?

【ご注意】今回はいつもに増して非常にチープでケチな内容となっておりますので「正規品買えばいいじゃん」とツッコミを入れたくなる気持ちをおさえつつ、読み進めていただきたく~! ホースの内径にマルチに対応可能、それでもお値段0円という「なんちゃってホースプラグ」を見つけたというレポートです。
●文/まとめ:ヤングマシン編集部(DIY道楽テツ)
整備作業中の「お漏らし」は困りますよね
ガソリンタンクを外したり、ポンプを外したりする時に直面する問題が、コレ↓
「お漏らし」
困りますよね~。オイル、ガソリン、冷却水 ・・・ どれも漏れると困るものだらけです。だけど、分解整備などでどうしても外さないといけないとき、そして根元で遮断できない場合はこのホースに栓をする必要性が出てきます。
正規品を買うのは「負けた感」がある
ぶっちゃけちゃうと、このホースからの液体漏れ対策には専用品として「ホースプラグ」があります。
三個入りで600円弱。そんなに高いもんじゃないのだけど・・・
専用工具で、それほど高いものじゃありません。ぶっちゃけた話、このホースプラグがあれば万事解決なのですよ。
だ け ど ・・・
それじゃ「なんか負けた」感がある私は、愚かにも、そして頑なにもホースプラグはずっと買わずにやってきたのです。
だって、内径にあったボルトを突っ込んだり、先端をタイラップで締め上げれば漏れは防げるんですよ。
これまで99%これでクリアしてきました
事実、これまでずっとこれでやってきました。だけど・・・ボルトは微妙にホースの内側を引っ掻いてしまうし、 タイラップは使い捨てになっちゃう。それが気になっていました。
まさかのノズルが理想的な形状だった件
もうちょっとスマートな方法はないものか?と思ったときに、ちょうど目についたものがあったのです。
コレ。
コーキングのノズル!
これまで全然意識してなかったけど冷静に観察してみるとすごい形状している。太さは、先端部の4mmから始まって、末端部は最大19mmまで段階的に太くなっています。
逆に、この形状のホースプラグがないことを疑問に感じるレベル
「やっ、これはまさか正規の大発見では!?」とか大げさにハシャギつつもさっそく使ってみたのです。
ちゃんと機能するのか? 実際に使ってみた
NSR250Rのオイルポンプを取り外したいのですが、オイルタンクからのホースには途中で流れを遮断する方法がありません。しかもホースが丈夫で潰して止めることができないので、ホースプラグは必須となります。また、内径が分かっていないので適当なボルトもホースプラグも用意できないという、まさに今回のテストにうってつけの状況。
最初の漏れはゼロにはできないので、下に汚れ防止の養生をしておきます。
さぁ、ホースを抜きますよ?
レディ、セット。
ゴー!(抜くっ)
コーキングノズル改め「なんちゃってホースプラグ」をブッ挿す!
どうだ・・・?
止まった!!
しばらく放置してみてもオイルを持ってくる気配はありませんでした。これは大成功でしょう~!
弱点がないわけではない だけど メリットもいっぱい
弱点がないわけでありません。
やっぱり専用設計ではないので、緩みやすい、これが欠点です。
よくよく見ると、太さの変化が階段状になっているわけではなくて微妙にテーパーになっているので、保持力がやや弱いのはしょうがないようです。もし本格的に使うのであれば少しヤスリで平らに削るだけでも随分使いやすくなるように思われます。
とはいえ、通常のホースプラグにもないような太さまでマルチで対応してくれるので、コーキングを使うことがあったら一本取っておいて、イザという時に「なんちゃってホースプラグ」として使ってみてください。
予想外の使い勝手に驚くと思います!
そんなわけで・・・この記事が皆様の参考になれば幸いです。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました~!
私のYouTubeチャンネルのほうでは、「バイクを元気にしたい!」というコンセプトのもと、3日に1本ペースでバイクいじりの動画を投稿しております。よかったら遊びにきてくださいね~!★メインチャンネルはコチラ→「DIY道楽」 ☆サブチャンネルもよろしく→「のまてつ父ちゃんの日常」
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(DIY道楽テツ)
どうする? スクーターのエンジンがかからない ※これはまさに、筆者が直面した実話です。我が家のスクーター(TODAY)に乗ろうと思って、車庫から引っ張り出しました。ちょっと久しぶりですね。エンジンをか[…]
バイクの電装部品のひとつ、レギュレターってご存じですか? こういうの部品です。 車種によって場所はマチマチですが、だいたいがシルバーで、アルミ素材で空冷フィンがついていて、比較的バッテリーに近いところ[…]
アクセルの握り方って意識してますか? バイクのアクセル(スロットル)の握り方や回し方を意識しているライダーの皆様って、どれぐらい居らっしゃるでしょうか? 「そんなの当たり前!」という人は、かなり意識高[…]
軍手は洗車道具たりえるのか みなさんバイクってどうやって洗ってますか? スポンジ? ブラシ? それとも高圧洗浄でしょうか。実は筆者は最近「軍手で洗車」に目覚めたのです。 きっかけは使ってたスポンジがボ[…]
自家塗装には難関が待ち受ける 今回は、自己流でありますが自家塗装のお話です バイクのメンテナンスやカスタムしていると、近隣に迷惑を及ぼす可能性のある作業がいくつかあります。エンジン始動による騒音もその[…]
最新の関連記事(メンテナンス&レストア)
PROGRIP専用の信頼接着剤 デイトナ(Daytona)の「グリップボンド PROGRIP 耐振ゲルタイプ専用 12g 93129」は、PROGRIP用に設計された専用接着剤です。容量は12gで、初[…]
単気筒1ボディと4連キャブでは洗浄段取りに違いあり。 超音波洗浄が可能なら、完璧に近い仕上がりに!! いつかそのうち乗るつもり…という「いつか」が数ヶ月から数年になり、もうダメか…となるのが長期放置車[…]
どうする? スクーターのエンジンがかからない ※これはまさに、筆者が直面した実話です。我が家のスクーター(TODAY)に乗ろうと思って、車庫から引っ張り出しました。ちょっと久しぶりですね。エンジンをか[…]
ギボシ端子取り付けのポイントをおさらい バイクいじりのレベルやセンスは、その人が手がけた作業の跡を見れば一目瞭然。電気工作なら配線同士をつなぎ合わせる際、芯線をねじってビニールテープでグルグル巻きにし[…]
販売終了が続く絶版車用純正部品を信頼のMADE IN JAPANで復刻 長期間不動状態だったバイクを再始動する際、キャブレターやガソリンタンクの状態もさることながら、クラッチの張り付きも懸念事項のひと[…]
人気記事ランキング(全体)
日本仕様が出れば車名はスーパーフォアになるか ホンダの名車CB400スーパーフォアが生産終了になって今年ではや3年目。入れ替わるようにカワサキから直列4気筒を搭載する「Ninja ZX-4R」が登場し[…]
トレリスフレーム+ユニトラックサスペンションの本格派 カワサキは欧州で、15psを発揮する水冷125cc単気筒エンジンをスチール製トレリスフレームに搭載し、前後17インチホイールを履かせたフルサイズス[…]
125ccクラス 軽さランキングTOP10 原付二種は免許取得のハードルも低く、手軽に楽しめる最高の相棒だ。とくに重要なのは「軽さ」だろう。軽ければ軽いほど、街中での取り回しは楽になるし、タイトなワイ[…]
高級感漂うゴールドカーキのデザイン 「IQOS ILUMA PRIME ゴールドカーキ」は、その名の通り落ち着いたゴールドトーンとカーキを組み合わせた洗練デザインが特徴です。手に取った瞬間に感じられる[…]
PROGRIP専用の信頼接着剤 デイトナ(Daytona)の「グリップボンド PROGRIP 耐振ゲルタイプ専用 12g 93129」は、PROGRIP用に設計された専用接着剤です。容量は12gで、初[…]
最新の投稿記事(全体)
その姿、まるでハンターカブ×ミニトレ?! タイ仕様は新型に切り替わるとともにカラーバリエーション変更&グラフィックが変更された。 一方ベトナム仕様は、従来モデルを標準仕様として併売。この標準モデルはカ[…]
滑りにくさと耐久性を両立したソール設計 アシックスの安全靴「WINJOB CP113」は、油で劣化しにくく耐久性に優れたCPグリップソールを採用。濡れた床や油で汚れた現場でも安定したグリップ性能を発揮[…]
生産累計1億台、60周年の原点モデル 初代スーパーカブはホンダ創業の本田宗一郎氏と藤澤武夫氏が直接開発の先頭に立ったオートバイ。それに続く東南アジアのドリーム、WAVEなどを含む歴代スーパーカブシリー[…]
W230/MEGURO S1 デビュー応援キャンペーン 株式会社カワサキモータースジャパンが、2025年9月1日(月)より、全国のカワサキプラザにおいて「W230」および「MEGURO S1」の新車([…]
デビュー時は2スト125で敵ナシ状態! 1982年のヤマハRZ125が生んだムーブメントは、高速道路へ入れないマイナーな125スポーツだったのを、2ストの水冷化で通勤通学だけでなくレースへ興じる層が加[…]
- 1
- 2