【整備中のお漏らし防止】マルチサイズに対応!? なのに0円という「なんちゃってホースプラグ」はいかが?
【ご注意】今回はいつもに増して非常にチープでケチな内容となっておりますので「正規品買えばいいじゃん」とツッコミを入れたくなる気持ちをおさえつつ、読み進めていただきたく~! ホースの内径にマルチに対応可能、それでもお値段0円という「なんちゃってホースプラグ」を見つけたというレポートです。
●文/まとめ:ヤングマシン編集部(DIY道楽テツ)
整備作業中の「お漏らし」は困りますよね
ガソリンタンクを外したり、ポンプを外したりする時に直面する問題が、コレ↓
「お漏らし」
困りますよね~。オイル、ガソリン、冷却水 ・・・ どれも漏れると困るものだらけです。だけど、分解整備などでどうしても外さないといけないとき、そして根元で遮断できない場合はこのホースに栓をする必要性が出てきます。
正規品を買うのは「負けた感」がある
ぶっちゃけちゃうと、このホースからの液体漏れ対策には専用品として「ホースプラグ」があります。
専用工具で、それほど高いものじゃありません。ぶっちゃけた話、このホースプラグがあれば万事解決なのですよ。
だ け ど ・・・
それじゃ「なんか負けた」感がある私は、愚かにも、そして頑なにもホースプラグはずっと買わずにやってきたのです。
だって、内径にあったボルトを突っ込んだり、先端をタイラップで締め上げれば漏れは防げるんですよ。
事実、これまでずっとこれでやってきました。だけど・・・ボルトは微妙にホースの内側を引っ掻いてしまうし、 タイラップは使い捨てになっちゃう。それが気になっていました。
まさかのノズルが理想的な形状だった件
もうちょっとスマートな方法はないものか?と思ったときに、ちょうど目についたものがあったのです。
コレ。
コーキングのノズル!
これまで全然意識してなかったけど冷静に観察してみるとすごい形状している。太さは、先端部の4mmから始まって、末端部は最大19mmまで段階的に太くなっています。
「やっ、これはまさか正規の大発見では!?」とか大げさにハシャギつつもさっそく使ってみたのです。
ちゃんと機能するのか? 実際に使ってみた
NSR250Rのオイルポンプを取り外したいのですが、オイルタンクからのホースには途中で流れを遮断する方法がありません。しかもホースが丈夫で潰して止めることができないので、ホースプラグは必須となります。また、内径が分かっていないので適当なボルトもホースプラグも用意できないという、まさに今回のテストにうってつけの状況。
最初の漏れはゼロにはできないので、下に汚れ防止の養生をしておきます。
さぁ、ホースを抜きますよ?
レディ、セット。
ゴー!(抜くっ)
コーキングノズル改め「なんちゃってホースプラグ」をブッ挿す!
どうだ・・・?
止まった!!
しばらく放置してみてもオイルを持ってくる気配はありませんでした。これは大成功でしょう~!
弱点がないわけではない だけど メリットもいっぱい
弱点がないわけでありません。
やっぱり専用設計ではないので、緩みやすい、これが欠点です。
よくよく見ると、太さの変化が階段状になっているわけではなくて微妙にテーパーになっているので、保持力がやや弱いのはしょうがないようです。もし本格的に使うのであれば少しヤスリで平らに削るだけでも随分使いやすくなるように思われます。
とはいえ、通常のホースプラグにもないような太さまでマルチで対応してくれるので、コーキングを使うことがあったら一本取っておいて、イザという時に「なんちゃってホースプラグ」として使ってみてください。
予想外の使い勝手に驚くと思います!
そんなわけで・・・この記事が皆様の参考になれば幸いです。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました~!
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