トライアンフ ストリートトリプル765シリーズ【市販車で育まれ、Moto2で強さを手に入れた伝統の3気筒がさらに進化!】
2019年からMoto2のオフィシャルサプライヤーを務めるトライアンフの765cc3気筒並列エンジン。すでに参戦から4年が経過し、数々のラップタイムレコードを樹立。今回はMotoGP最終戦バレンシアで行われた、Moto2の集大成とも言えるストリートトリプル765シリーズの発表会の模様をレポートしつつ、新しくなった2023年モデルのストリートトリプル765シリーズを紹介しよう!
●文:ミリオーレ編集部(小川勤) ●写真:トライアンフ、小川勤 ●BRAND POST提供:トライアンフモーターサイクルズジャパン
常に進化を続けるトライアンフ伝統の3気筒!
トライアンフの765ccエンジンの経歴はとても変わっていると思う。トライアンフの3気筒エンジンは90年代にストリートバイクから生まれ、今はMoto2で戦い、そして再び市販車へその技術をフィードバック。こんな鍛えられ方をしているエンジンはあまりない。
トライアンフはこのエンジンを大切に育んできた。普通、多気筒といえば並列4気筒。トライアンフも並列4気筒に注力していた時代もあったが自分達の合理性を追求した結果、3気筒を選択。開発の場としてMoto2まで辿り着き、エンジンサプライヤーとして4年目を迎えたのは本当に凄いことだ。
扱いやすいトルクフルなエンジンが走りの自由度を向上させる
「トルクがあるからブレーキで奥まで突っ込んで、回転が落ちてしまってもついてくるんです。だから旋回中の自由度が高まり、ライダーは様々な工夫をしながら走ることができる。旋回速度だけを稼ぐ小中排気量的な乗り方をしなくてすむのです」。2019年当時に取材した、トライアンフのMoto2を担当するスティーブ・サージェントさんの言葉を思い出す。
確かにトライアンフの3気筒エンジンになってからは、ライダーの走りの組み立てに自由度が生まれ、バトルも増えた。小中排気量レースを見ている感覚はなく、新しいMoto2の時代が始まろうとしている瞬間だった気がする。
これは次元は異なるが、我々のような趣味のライダーが感じている3気筒の美点とまったく同じ。765ccなのに、もっと大きな排気量のようにトルクで乗れてしまう感覚こそがトライアンフの3気筒エンジンの魅力。さらに並列4気筒よりも幅の狭い並列3気筒エンジンは、ハンドリングの軽さを約束。スポーツバイクをより身近なものにしてくれるのだ。
そんなトライアンフ3気筒エンジンは、さらに進化して2023年に登場するNewストリートトリプルシリーズに搭載。Newストリートトリプルは「Moto2エディション」「RS」「R」の3機種から選べ、ストリートトリプルとしては初めてMoto2を意識したマシンも登場する
ストリートトリプル 765 Moto2エディション
ストリートトリプルMoto2エディションは世界765台の限定車で、日本には100台の入荷が予定されている。
いちばんの特徴はクリップオンハンドルを採用した戦闘的なポジションで、シート高も839mmとファミリーの中でもっとも高い。
ただし、オプションのローシートを装着すると、全モデルシート高を28mm低くすることが可能。さらに、Moto2エディションとRSは、専用のリヤサスペンションリンケージアダプターを装着することで、そこから10mmシートを低くできる。ローシートと組み合わせると、RSは798mm、Moto2エディションは801mmまで下げられるということだ。
サスペンションは前後オーリンズ製、ブレーキはブレンボで統一し、いずれも市販最高峰のプロダクトを装備している。
エンジンは、ストリートトリプル史上最高のスペックが与えられた130ps。従来モデルから圧縮比を高め、ピストン、コンロッド、ピストンピン、さらには燃焼室やバルブ&カムシャフト、ミッションも変更されている。
ライディングモードは「レイン」「ロード」「スポーツ」「トラック」「ライダー」の5種類から選ぶことができ、コーナリングABS、トラクションコントロール、リフトコントロールなども搭載。アップ&ダウンに対応したクイックシフターも装備する。
このあたりはMoto2マシンで培ってきたノウハウが存分に投入。Moto2マシンにもっとも近い市販車と言って間違いだろう。
ストリートトリプル 765 RS
バーハンドルのネイキッドモデルだがエンジンはMoto2エディションと同じ130ps仕様を搭載。ハンドルバーは従来モデルより12mmワイドになっている。
サスペンションは、フロントがショーワ製のビッグピストン、リヤがオーリンズ製で共にフルアジャスタブル。タイヤはピレリ製スーパーコルサV3と市販タイヤでもっともスポーティなアイテムをチョイス。電子制御はMoto2エディションを踏襲し、ネイキッドでもスポーツ性を大切にしたパッケージであることがよくわかる。
ストリートトリプル 765 R
圧倒的なパフォーマンスよりも、価格を含め馴染みやすさを優先したパッケージが魅力。エンジンは120ps仕様で、前後サスペンションはショーワ製。シート高はファミリーの中でもっとも低い826mmだが、ローシートを装着すればさらに28mm低くすることが可能だ。
ストリートトリプルシリーズのスタンダードともいえる存在で、3気筒スポーツを身近に感じられる仕上がりが魅力の1台。
新型STREET TRIPLE FAMILY 早期予約キャンペーンを開催
トライアンフ ストリートトリプルの早期予約をすると、このキャンペーンでしか手に入らないトライアンフのオリジナル キーホルダーを納車時にプレゼント。
日本上陸は、2023年春頃。その存在感、運動性、トリプルサウンドを実際に体験できる日を楽しみに待ちたい!
対象:新型Street Triple ファミリーいずれかの車輌(R/RS)を2023年2月20日までにご成約されたお客様
店舗:トライアンフ正規販売店
期間:~2023年2月20日(月)
※本記事はトライアンフモーターサイクルズジャパンが提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。