カブ系に最適なミシュラン「シティエクストラ」は、上質な感触が味わえるベーシックタイヤだ

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ミシュランのプレスリリースに記された特徴は、耐久性とウェット性能の向上のみ。とはいえ、スーパーカブ系のタイヤをノーマルからシティエクストラに交換したら、誰もが上質なフィーリングに驚くはずだ。

●文:中村友彦 ●写真:真弓悟史 ●取材協力:SP忠男 浅草店 ●BRAND POST提供:ミシュラン

耐久性を高めると同時にウォーターサイプを導入

近年のミシュランは、ホンダ・スーパーカブ系を主な対象とする、細身の前後17インチタイヤに力を入れている。具体的な話をするなら、2020年にはハイグリップ&スポーツ指向のパイロットストリートが2に進化し、2021年には悪路走破性を重視したアナキーストリートが登場。そして今春からは、ベーシックタイヤとして高い評価を得て来たシティプロの後継モデル、シティエクストラがデビューしているのだ。

スーパーカブC125をテスト車に起用した、当記事で取り上げるのはそのシティエクストラで、広報資料には、ライフが10%、ウェットグリップが24%向上し、耐パンク性能にも磨きをかけたと記されている。それを読んだ僕は、基本的に乗り味はキープコンセプトなのだろうと思ったのだが……。

一世代前のスーパーカブ系オーナーにとっては、インチ表記のサイズが存在するのは嬉しい要素。なお2.25-17は60/100-17に相当する。

いやいや、シティエクストラの性能はそんなものではなかった。もっとも前任のシティプロもいいタイヤだったので、ミシュランとしてはアピールポイントで悩んだのかもしれないが、ノーマルを比較対象として考えるなら、シティエクストラは別次元の上質さを実感させてくれるタイヤなのである。

中でも僕が感心したのは乗り心地。小さな路面の凹凸を軽やかにいなし、大きな衝撃を受けても車体が弾かれず、余韻が残らない感触は、誤解を恐れずに言うなら250ccクラスを思わせる雰囲気で、とにかく安定感が抜群。それに加えて接地感の濃密さも特筆したくなる要素で、このタイヤは特に何かを意識しなくても、トレッド面と路面の状況を乗り手にわかりやすく伝えてくれるから、どんな状況でも自信を持ってライディングが楽しめるのだ。

ちなみにウェット性能に関しては、同社のツーリングタイヤで定評を得た技術、ウォーターサイプの導入が功を奏しているようで、水たまりの上でも臆せずフルブレーキングできることが印象的だった。もっとも前任のシティプロも、ウェット性能はなかなか優秀だったのだけれど、濡れた路面での制動距離なら、間違いなく、ウォーターサイプが効率のいい排水を行う、シティエクストラに軍配が上がるだろう。

改めて言うのも何だが、スーパーカブ系のノーマルタイヤは、コスト抑制を重視していて、それは決して悪いことではない。とはいえ今回の試乗でノーマルとの差異に感心した僕は、せめて高級車路線のC125だけでも、このタイヤを標準にするべきではないか……と感じた。もちろん他のスーパーカブ系でも美点は感じられるはずだが、C125の雰囲気とシティエクストラの相性は、相当に良好だったのである。

【左】耐パンク性能という面でも、先代プロをきっちり凌駕。【中央】ウォーターサイプは、濡れた路面やマンホールなどの滑りやすい路面でスリップの抑制に貢献する。【右】アダプティブデザインと命名した新設計トレッドパターンの導入で、ライフは先代プロ+10%となった。

MICHELIN CITY EXTRA Size line-up


※本記事はミシュランが提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。