【原田哲也×ミシュラン】自分に合ったタイヤ選びでバイクライフをより豊かに

  • 2021/06/24
  • 【BRAND POST】ミシュラン
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「せっかくタイヤを替えるなら、少しでもいいモノを──」という気持ちは分かる。でも原田哲也さんは「適材適所というものがあるんですよ」と説く。ここではミシュランのスポーツラジアル、パワー5とパワーGPを題材に、原田さんのメッセージをお届けしたい。

●文:高橋剛 ●写真:真弓悟史 ●BRAND POST提供:日本ミシュランタイヤ

特性が明確に違う2本。どこを走るかで選べばOK!

世界チャンピオンの原田哲也さん。そのライディングは、現役を退いて約20年経つ今も、恐ろしくシャープだ。

鋭い倒し込みは文字通り「世界一」。スパッと車体を寝かせ、瞬時に向きを変えると、あっという間に車体を起こして気持ちよく加速しながらコーナーを立ち上がっていく。

サーキットでの速さは今も健在だ。シリアスなレースに出場しても勝ってしまうのではないかという迫力がある。でも公道での原田さんは、あくまでもジェントル。決して飛ばすことはないし、無理もしない。

「サーキットは走ることに特化している場。安全に最大限の配慮が施されているから、攻められるんです。……もう攻める気はないけど(笑)。

でも公道は何があるか分かりません。ブラインドコーナーの先にクルマが停まっているかもしれないし、いきなり路面が濡れていたり落ち葉が積もっているかもしれない。

僕はたぶん人より多少上手にマシンコントロールができると思う(笑)。でも、いくら上手にバイクを操れても、先が分からなければどうにもなりません。サーキットなのか、公道なのか、ステージに合ったライディング、というものがあるんです」

原田哲也 スペシャルインプレッション
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【原田哲也】’93年、参戦初年度の世界GP250でいきなり王座を獲得。以後、’02年に現役を引退するまでトップライダーとしてその名を馳せた。現在はオン、オフと幅広くバイクを楽しんでいる。WEBヤングマシンでは月2回のコラムを連載中!

そして原田さんは、ステージに合わせて走り方を変えるのと同じように、「走るステージに合ったタイヤ選び」も提唱している。

「公道を走るスポーツバイク向けのミシュランのパワーシリーズには、現在、3種類のラインナップが揃っています。パワー5、パワーGP、そしてパワーカップ2ですね。

パワーカップ2は『一応は公道走行も可能なサーキット用タイヤ』なので、今回はパワー5とパワーGPに話を絞りますが、どちらがグリップ力が高いかと言えば、パワーGPです。

……という話になると、『じゃあパワーGPを履いておけばいいんだ』と思う方が結構多いんですよね。でも決してそんなことはありません。公道を走るなら、僕はパワー5の方が断然いいと思う」

原田哲也 スペシャルインプレッション
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【左:MICHELIN POWER 5】前後タイヤともボイド率(溝の割合)を高めたほか、前輪はトレッドショルダーをカーボンブラックでセンターをシリカ、後輪はオールシリカとすることで、ストリートでも高いドライ性能と安心のウエット性能を発揮する。【右:MICHELIN POWER GP】旋回時の高い安定性とグリップ力を狙い、トレッドショルダー部はアグレッシブなスリックパターン。前後ともトレッドショルダーはカーボンブラック、センターはシリカコンパウンドとし、直進安定性とコーナリング性能を両立。

ミシュランは、パワーシリーズに対して用途の割合を明示している。それによると、パワー5は【公道100】、そしてパワーGPは【公道50対サーキット50】となっている。

つまり、「公道というステージに対してのマッチング度合いは、パワー5の方が上である」と、メーカーであるミシュランが公言しているのだ。

そして実際に「その通りの仕上がりになっている」と原田さん。今回はホンダCBR600RRにパワー5とパワーGPを装着し、街乗り、高速道路、そしてワインディングを走行した。その結果、原田さんは「公道なら間違いなくパワー5の方がいい」と言った。

「パワー5は、しなやかな印象。ペースを上げなくてもほどよくタイヤがつぶれてくれる。だから常に荷重がかかっているフィーリングが伝わってきて、安心感が高いですね。誰が乗っても感じられるメリットだと思います。

その反面、つぶれたタイヤが戻ってくるのに少し時間がかかる。だからメリハリの効いたクイックなライディングをしにくい面があります。

一方のパワーGPは、簡単に言えば剛性が高い印象がありますね。自分で荷重を作り出すテクニックのあるライダーなら低速域でもちゃんとタイヤをつぶして接地感を得られると思いますが、それができない場合はスピードでタイヤをつぶすしかない。公道ではハイペースになってしまうんです。

だからパワーGPクラスのタイヤなら、サーキットに行った方がスポーティさを楽しめる。

公道ではパワー5、公道もサーキットも走るならパワーGP。これは決して『公道ならグレードダウンしたタイヤでいい』ということじゃありません。ステージに合ったタイヤを積極的に選んだ方が無理なく楽しめるんです」

そして原田さんは、ちょっと耳が痛いことを言った。

「皆さん、『ハイグリップタイヤを履いてるぞ』という見栄を張りたい気持ちがあるんじゃないでしょうか。カスタムにそういう楽しみ方があるということは、僕も理解できます。

でも、タイヤは路面と直接コンタクトする重要な『機能部品』です。ミシュランのパワーシリーズは、想像以上にハッキリとキャラクターが分かれていますから、ここは素直にミシュランの言うことを聞いて(笑)、公道しか走らない方ならパワー5を履いた方が幸せになれますよ。

そしてもしサーキット走行会などに年何回か行くようなら、パワーGPを選ぶとよいと思います」

タイヤには、「適材適所」という言葉がそのまま当てはまる。そしてミシュランのパワーシリーズには、明確な「適所」が示されているのだ。

【しなやかな印象のパワー5、高い剛性感のパワーGP】見た目こそよく似た2モデルのタイヤだが、メーカーが公道とサーキットの適応度を明示するだけあって、キャラクターはハッキリと異なる。走り出してすぐに感じるのは、乗り心地の違い。パワー5がしなやかに路面の凹凸をいなしてくれるのに対して、パワーGPはコツコツとした振動が手に伝わってくる。これはパワーGPの方が高い速度域に対応するよう設計されているためで、ケース剛性などの違いが印象の差となって表れるのだ。グリップは、正直なところ公道ならどちらも申し分ない。ただ、パワー5の方がタイヤの温まりが早かったり、路面追随性が高いなど、幅広い路面状況に対応するだけのフレキシブルさがある。(原田哲也) [写真タップで拡大]

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【MICHELIN POWER 5】●価格:オープン ●サイズF=120/70 ZR17(58W) ●サイズR=160/60 ZR17(69W)、180/55 ZR17(73W)、190/50 ZR17(73W)、190/55 ZR17(75W)、200/55 ZR17(78W)

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【MICHELIN POWER GP】●価格:オープン ●サイズF=120/70 ZR17(58W) ●サイズR=180/55 ZR17(73W)、190/50 ZR17(73W)、190/55 ZR17(75W)、200/55 ZR17(78W)


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