高い剛性感で全方位にグレードアップ!【ミシュラン アナキー・ストリート試乗】

  • 2021/08/24
  • 【BRAND POST】ミシュラン

「せっかくタイヤを替えるなら、少しでもいいモノを──」という気持ちは分かる。でも原田哲也さんは「適材適所というものがあるアドベンチャーツアラー用のアナキーシリーズで培った技術を転用したスクーター/小排気量車用タイヤ。それが、今夏から発売が始まるアナキー・ストリートだ。

●文:中村友彦 ●写真:山内潤也 ●BRAND POST提供:日本ミシュランタイヤ

オンとオフの両方で1ランク上の走りを満喫

近年のスクーター用タイヤの世界では、パワー3スクーターやパイロットロード4スクーターのように、一般的なモーターサイクル用ラジアルの遺伝子を継承した製品が増えている。とはいえ、7月にミシュランが発売したアナキー・ストリートには、意外な印象を抱く人が多いんじゃないだろうか。何と言っても、アドベンチャーツアラー用と同じ製品名を冠するスクーター/小排気量車用タイヤは、過去にほとんど前例がないのだから。

なお既存のミシュラン・アナキーシリーズには、悪路走破性重視のアナキー・ワイルドとオールラウンド性能を追求したアナキー・アドベンチャーの2種が存在し、パターンから推察すると、新作のストリートには後者の思想が色濃く反映されているようだ。

さて、そんなアナキー・ストリートで興味深いのは、第一弾として公表された国内発売サイズが、ホンダ・スーパーカブ系やADV150などに適合する、4種類しか存在しないこと。2020年に同社が発売したシティグリップ2が、当初から31種類を設定していたことを考えれば、スクーター/小排気量車用の新境地と言うべきアナキー・ストリートの需要に関して、ミシュランはまだ様子見の姿勢なのかもしれない。

MICHELIN ANAKEE STREET
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試乗車は2008年型スーパーカブ90。1950年代の基本設計を受け継ぐ車体は、現行カブと比べると頼りない印象……。

では実際に走っての印象はどうかと言うと、試乗車が旧態然とした車体のスーパーカブ90だったせいか、当初は微妙な硬さに戸惑いを覚えた。もっとも十数分も走ると、硬さは剛性の高さと理解でき、以後はフロントブレーキのコントロール性やリヤから伝わるトラクションに大いに感心。また、ある程度以上の速度で巡航した際の路面の凹凸の吸収性は特筆モノで、本来なら車体に入ってくるはずの衝撃が、タイヤでかなり緩和されていることにも好感を抱いた。この特性ならスポーツライディングとツーリングの両方で、1クラス上の走りが堪能できるはずだ。

そして気になるオフロードに関しては、かなりイケるというのが率直な印象。というのも、このタイヤは安定感が抜群だから、ガレ場でそう簡単に前輪が弾かれないし、独創的なトレッドパターンが水分や泥を上手く逃がしてくれるようで、ヌタヌタ路面でも制御不能にはなかなか陥らない。もちろん絶対的な悪路走破性は、オフに特化したブロックパターンタイヤに及ばないものの、少なくとも4輪が走行している林道なら、余裕で通過できるだろう。

前述したように、アナキー・ストリートの国内発売サイズは4種類である。とはいえ今回の試乗でこのタイヤを堪能した僕は、数年後には倍以上に増えているんじゃないか、と感じているのだった。(了)

MICHELIN ANAKEE STREET

アナキー・ストリートは安定性が抜群。スーパーカブのノーマルや他社製タイヤで時として感じるグニャッとした雰囲気は皆無だった。 [写真タップで拡大]

MICHELIN ANAKEE STREET

サイドウォールには、前後それぞれに履いた際の回転方向を刻印。リヤを基準に考えるなら、フロントは逆向きになる。 [写真タップで拡大]

MICHELIN ANAKEE STREET
MICHELIN ANAKEE STREET

トレッドパターンはさまざまな路面での追従性を意識したV字型で、ブロックは悪路における堅牢性を考慮してデザイン。なお2.25-17は60/100-17、2.50-17は70/90-17に相当。クロスカブ110やCT125のユーザーは、2.75-17≒80/90-17の登場を期待しているだろう。 [写真タップで拡大]

MICHELIN ANAKEE STREET サイズラインナップ

MICHELIN ANAKEE STREET

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