
デイトナが満を待して国内導入に踏み切ったメッシュ通信タイプのBluetoothインカム“RESO(レソ)”パイロットシリーズ。メーカーである“RESO”のエンジニアは、ドローンで有名なDJIの元スタッフだ。およそ3年間の開発期間を経て生み出されたのが“RESO”パイロットシリーズというわけだが、今回はトップモデルである『RESO PILOT PRO』の性能特徴やその使い勝手をインプレッション!!
●文と写真:谷田貝洋暁
『RESO PILOT PRO』は、本体、取り付けベースに加え、フルフェイス用とジェットヘルメット用の2本のマイクの同梱されて、価格は4万8400円。デイトナらしく補修品やヘルメット増設キットなどのオプション品も多数。
驚きの大迫力のサウンド!! 付属のスピーカーは32Ω!! オプションならなんと60Ω!!!
製品の主な特徴は後々説明させてもらうとして、筆者が思うデイトナ『RESO PILOT PRO』のイチ押しポイントをとにかく真っ先に書かせていただくとしよう。筆者は普段からBluetoothインカムは使っているものの、主な用途は、高速道路走行中の音楽鑑賞と電話の受話。インカム通話に関しては、バイクロケの際に意思疎通のためにカメラマンと1対1通話をメインに、4~5人でのマスツーリングをたまにするくらい。つまりBluetoothインカムを使うのはソロで走っているときが圧倒的に多いライダーである。
そんな“おひとり様ライダー”である筆者は、日本国内で流通している主要なBluetoothインカムを使ってきて感じる、デイトナ『RESO PILOT PRO』が他のBluetoothインカムに比べて圧倒的に優れる点は、とにかくスピーカーから流れる音楽、音声が大きいってところだ。
専用アプリ“Reso Link”のオーディオ設定画面では、電話や音楽再生/FMラジオの音量設定はもちろん、イコライザー機能で低音や高音などの調整も可能。
高速道路で音楽を聴くような場合、“走行音で音がかき消されれて聞こえない”とか、“聞こえてはいるけど鳴っているのがわかる程度で音楽鑑賞までのレベルに達してない…”なんてことはよくあることだ。これは最近発売された国内メーカーの最新モデルでも同じこと。近年の高速道路は120km/h区間も増えて、インカムの音が聞き取りにくい状況が増えたのだ。
ところがデイトナ『RESO PILOT PRO』は、もう使い始めた瞬間に音がデカイと感じる。高速道路の120km/h区間でも楽勝で音楽鑑賞ができるくらい音が大きく、音量調整のダイヤルにはさらなる余裕を残していることに驚くのだ。
デイトナ『RESO PILOT PRO』に付属している標準スピーカーは、サイズはφ40×9㎜とコンパクトながら、大容量電流対応の32Ωスピーカーを採用。どおりで音が大きいわけだ!
気になって調べてみれば、デイトナ『RESO PILOT PRO』に付属しているスピーカーはサイズがφ40×9㎜とコンパクトにも関わらず、スピーカーの電流消費を表すインピーダンスは32Ω! バイク用Bluetoothインカムのスピーカーはその稼働時間の長さを優先してインピーダンス16Ωのものが多いが、デイトナ『RESO PILOT PRO』のスピーカーは倍の32Ωとして、省電力運用よりも音量の大きさを取ったというわけである。
ちなみにオプションで用意されている『AUDIOXスピーカー(税込:7700円)』の場合、大きさはφ45×10㎜となるもののインピーダンスはさらに大きい60Ω!! 逆に標準スピーカーに対して0.5㎜薄い『コンパクトスピーカー(税込:6600円)』は、φ30×8.5㎜でインピーダンス32Ωとなっている。
左がオプションのより良い音で音楽が楽しめる『AUDIOXスピーカー』で、右がデイトナ『RESO PILOT PRO』に付属している標準スピーカー。
いうわけで、デイトナ『RESO PILOT PRO』のまず第一の推しポイントは、音楽再生の音量がとにかく大きいこと。“高速道路で音楽が聞こえづらくて…”なんて悩みを抱えているライダーは今すぐデイトナ『RESO PILOT PRO』に買い替えるとその瞬間に幸せになれるハズ。しかも、今なら下取りキャンペーンの真っ最中。モデルによるが最大1万5000円キャッシュバックという強烈な下取りキャンペーンだが、期間は2026年8月15日(土)までなので決断はお早めに!!
バッテリー切れの心配ご無用!! デイトナ『RESO PILOT PRO』なら充電も早い!!
スピーカーへ流す電圧設定が大きく大きな音が出せるデイトナ『RESO PILOT PRO』。…となると、気になるのは消費電力。つまりはバッテリーの消耗具合だが、デイトナ『RESO PILOT PRO』は、1950mAhの大容量バッテリーを搭載しており、仕様諸元によれば音楽再生なら18時間。メッシュ通話+音楽なら13時間の稼働が可能とのこと。実際に使ってみた印象もそんな感じで、日帰りツーリングで使っていてバッテリー切れを起こすようなことはない。
1950mAhという大容量バッテリーを内蔵しているにも関わらず、デイトナ『RESO PILOT PRO』は、本体重量66gのコンパクトなボディを実現。その秘密はネジ留めではない溶着によって組み上げられたボディ。この技術で一般的なネジ留めのインカムに比べ2割ほどのコンパクト化ができたとのこと。
また急速充電に対応しており充電のスピードが早いのもデイトナ『RESO PILOT PRO』の特徴である。仕様諸元では、USB Type-A to Cの12Wの充電なら約1時間でフル充電となり、わずか5分間の充電でも約2時間の使用が可能とのこと。この他、メーカー的には推奨していないもののUSB Type-C to CのPD充電(15W)にも対応している。
デイトナ『RESO PILOT PRO』の充電端子はUSB Type-Cで、5分間の充電で約2時間使える。バッテリー残量もアプリを使えば一目瞭然。
バッテリー残量が乏しくなったような場合にも、PA/SAで休憩するときなどにモバイルバッテリにサクッと繋いで補充電すれば使い続けることが可能ってワケ。大音量である一方、電力消費の大きい32Ωスピーカーを採用しているものの、充電まわりの工夫は抜かりなしといったところだ。
デイトナ『RESO PILOT PRO』のその他の特徴
というわけで、とにかく大音量で音楽を聴きたいライダーはデイトナ『RESO PILOT PRO』を選んでおけば間違いないって訳なのだが、その他にもたくさんの特徴がデイトナ『RESO PILOT PRO』にはまだまだあるので駆け足で説明させていただこう。
●通話距離無制限!
メッシュ通信及び、スマートフォンのWi-Fiを介したソフトウエアメッシュを使うデュオシンク通話なら、距離無制限で通話可能。つまりツーリング仲間と落ち合う前から通話が楽しめる。
●通話人数最大30人!
RESO独自のメッシュ通信・デュオシンクは最大30人での同時通話が可能。
●着脱が超簡単!
マグネットベースを採用し、着脱が簡便。バイクから離れる際にはさっと本体を取り外して持ち運べるので盗難の心配がなく、ちょっとした時間に充電も可能。
●仲間の位置がアプリわかる!
デイトナ『RESO PILOT PRO』はGPSを内蔵しており、専用アプリ“Reso Link”で仲間の位置を地図上にリアルタイムで表示可能。仲間との集合時はもちろん、信号待ちで分断されてしまったような場合の再集合がとてラク!
●会話の音がクリア!
AIノイズリダクション機能を搭載。特定の周波数帯をカットするのではなく、AIが人間の声と雑音を判別してノイズリダクションしているので音がクリア!
●専用アプリで設定ラクラク!
細かい設定やファームウエアのアップデートも専用アプリ“Reso Link”で操作が完了するから取扱説明書を読まなくても使えるくらい簡単に使える!
デイトナ『RESO PILOT PRO』主要諸元
RESO PILOT PRO
- 商品名/RESO PILOT PRO』(レソ パイロット プロ)
- 価格:4万8400円(1年保証)
- Bluetooth ver.: Bluetooth 5.2
- 充電時間:約1時間(USB Type-C)
- 連続使用時間:音楽のみ 最大約18時間/メッシュ通信+音楽13時間
- 防水性能:IP67相当
- 最大通話人数:通話距離無制限で最大30人(デュオシンク:メッシュ通信とスマートフォンのWi-Fiを介したソフトウエアメッシュ併用時)
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