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【DIY整備知識】バイク用バッテリーの処分方法まとめ! 放置は危険? 正しく”お得”に手放すコツ教えちゃいます

【DIY整備知識】バイク用バッテリーの処分方法まとめ! 放置は危険? 正しく”お得”に手放すコツ教えちゃいます

古いバッテリーってどうしてますか? 自分でバッテリー交換をするとつい後回しになりがちなのが使い終わったバッテリーの処分ではないでしょうか。不燃物でもないし回収してくれる場所が分かり辛い。でも実は危険物にするか、資源にするかの分岐点はこの“処分のしかた”にあるのです。知らずに放置するのか、正しく手放すのか。今回はバイク用バッテリーの処分について現実的な選択肢を整理してみようかと思います! 上手くすればお金になるかもよ? ちょうど古いバッテリーがある方はぜひご一読を!


●文:ヤングマシン編集部(DIY道楽テツ)

バイクのバッテリー処分どうしてますか?

いきなりですが質問です。使い終わったバッテリーってどうしてますか?

バイク屋さんやディーラーにお任せで交換している場合はあまり意識しなくていいポイントですよね。でもネット通販でバッテリーを買って自分で交換すると、必ず出てくるのがこの問題。そう、「古いバッテリーの処分方法」です。

「そのうち捨てよう」と思ったまま、気がつけば数年経過。ガレージの隅っこや家の裏に、歴代バッテリーがズラリと並んで(積み上がって)いる…。そんな後継に心当たりがある人、意外と多いんじゃないでしょうか。

実はこれ、バイク乗りに限った話ではありません。車でもまったく同じで、かなり“あるある”な光景なんです。時々、家の裏にバッテリーが山積みになっている光景目にしますもんね。農家さんとかになるとすっごい山を見たことがあります(でもその気持ち、めっちゃわかります)。

どうしてそうなってしまうのか?

答えは簡単ですよね。バッテリーは「普通のゴミ」として捨てられないからです。ではなぜ普通のゴミとして捨てられないのか? その理由はバッテリーの「中身」にあります。

バッテリーをバッテリーたらしめるためのおもな部品は下記の2つ。

  • 硫酸(電解液)

これは、どちらも、取り扱いに注意が必要な物質です。硫酸は皮膚に付くと危険ですし、鉛は環境への影響も大きい金属です。それゆえに、一般ごみはもちろんのこと、不燃ごみでもない。電池回収でもなければ金属ゴミでもない。

その特殊性ゆえに一般家庭から普通に「ゴミ」として捨てようとしても自治体的にもNGなケースがほとんどなんですよね。

自治体では回収できない|相模原市の場合

たとえば筆者が住んでいる神奈川県相模原市の場合。公式案内では、バイク用・自動車用バッテリー(鉛蓄電池)は市では回収できないと明記されています。

  • 一般ごみ
  • 粗大ごみ
  • 資源ごみ

これ(↑)のどれにも該当せず、処分する場合は販売店や専門業者に依頼する必要があります。とはいえ、販売店に回収してもらうといっても、ネット通販で購入した場合はその手段が使えません。仮に引き取って貰える場合でも有償となってしまうケースが多いため、購入金額とは別に追い金払う気が乗らずに「とりあえず置いておこう」となりがちですよね。

気持ちはすごく分かります。筆者も、まさにそのタイプでした。ただ、気を付けなくちゃいけないポイントとして、バッテリーは長期間の放置した場合、徐々にリスクが上がっていく危険な部品であるということです。

バッテリーの中身って?

では、ここで改めて一般的なバイク用バッテリー(鉛バッテリー)の中身がどうなっているか見てみると実はとてもシンプル。

  • 鉛(電極板)
  • 硫酸(電解液)
  • それらを包む樹脂製ケース

以上です。
それでは次に、それぞれの部品が持つ「危険な顔」をチェックしてみますね。

鉛(電極板)

鉛は言わずと知れた重金属。

人体にも環境にもとてもよろしくない物質で、不適切に処分されると土壌汚染や水質汚染の原因になります。「ちょっとぐらい大丈夫でしょ?」なんてとんでもない!歴史を振り返れば鉛汚染の恐怖はいくらでも出てきます。

硫酸(電解液)

こちらは即効性の危険物です。皮膚につけば炎症や化学火傷、目に入れば、最悪失明。金属やコンクリートを腐食と、まさに触れただけでアウトな危険物です。

樹脂製ケース

ふだんは中身を守ってくれているケースですが、これも経年劣化には勝てません。これ読んでいる皆様ならもうお分かりでしょうが、長年使われたバッテリーのケースは樹脂が硬化、細かいクラック(ヒビ)が入り、ちょっとした衝撃で割れるといったことが起こります。

ケースが割れれば、中の硫酸が染み出てくるわけで…考えるだけでゾッとしますね。もしガレージにあろうものならそのコンクリートや鉄骨ですら溶かしてしまうわけです(怖っ!!!!)

新品バッテリーは電気面で危険な部品なのですが、劣化して充電できずに放電しきった古いバッテリーは別の危険性が顔をだしてくるというわけです。

古バッテリーは早めの処分が安心

つまり「古いバッテリーは電気も放電しきっちゃってるしもう安全だろう?」なぁんて思ってしまうのは大間違いで、むしろ経年劣化による危険リスクは増加していきます。

古いバッテリーが時間とともに劣化して、その結果

  • 硫酸の液漏れ
  • 周囲の金属や床がジワジワ腐食
  • 気づかないうちに環境汚染

といったリスクが静かに、でも確実に高まっていきます。怖いのは、何もしていないのに被害が進行するという点。バッテリーは「使っていないから安全」ではなく「放置していること自体が危険」な部品なのです。

これらが一番お伝えしておきたいポイント。伝わりましたでしょうか?? というわけで結論。使わなくなったバッテリーは、早めに処分するのが吉。これに尽きます。じゃあ、バッテリーをどうやって処分するか?ですよね。

一番安心なのは、バイク屋さんで交換

バイク屋さんで新品に交換 → 古いバッテリーをその場で回収。これがもっとも理想的。知識いらず、手間いらず、法的にも安心。もうこれ最高にして至高。

ですが、最初からお伝えしている通り、最近はネット購入も主流になってきているのでこの方法が使えない方も多いですよね。筆者もそのひとりです。だって選択肢多いし安いですし、なんたって便利ですもんね~。

ガソリンスタンドは「やってたらラッキー」ぐらいで

一部のガソリンスタンドではバッテリー回収を行っているところもあります。筆者もかつて何度かお世話になったことがあります。

ただし、同じ系列でも店舗ごとに対応が違いますし、車用のバッテリーはいいけどバイク用はダメよ、ってパターンもあります。また、これまでの経験上、何でも屋さんに近い田舎のガソリンスタンドでは応対してくれても、都市部のチェーン店では厳しいことも多いので、よほどの常連でない限りは過度な期待は禁物です。

金属リサイクル業者という選択肢

そこで、提案したいのが「金属リサイクル業者」です。

ちょっと郊外や工場地帯にあることが多いですが「金属買い取ります、一般客歓迎!」とか「本日の相場 鉄〇〇円 アルミ●●円 銅▲▲円」などという看板があるヤードですね。正直、一般人にはかなり敷居が高い、踏み込みにくい雰囲気ぷんぷんなのですが、ここが意外にもバッテリーを引き取って(買い取って!)くれるのですよ。

危険物なのに「資源」?ここでちょっと不思議に思うかもしれません。「硫酸も入ってるのに、なんでリサイクル?」とも思うかもしれません。

理由は、中の鉛がとても価値の高い資源だから。

鉛は再利用しやすく、新品バッテリーの原料としても使われます。そのため、バッテリーはゴミではなく、れっきとした資源なので無料どころか買取をしてくれる場所がほとんどです。

とはいえ、買取になるのは回収効率の高い(モノが大きい)車用のバッテリーで、バイクの中でも容量が小さいバイクのバッテリーは無料引き取りが主流なようです。とはいえ、引き取ってくれるだけでもとても助かりますよね。

ちなみに、筆者は車のバッテリー交換をした際にバイク用もまとめて持っていくパターンが一番多いです。それがもっとも気持ちよくニコニコ現金買取で一緒に引き取ってくれます。とてもスムーズ!

廃品回収業者にお願いするという手も

もっとも手間なしといえば、街を回っている軽トラの廃品回収業者さんもいます。

「ご不要になった オートバイ 自転車 テレビ スピーカー コンポ CDラジカセ ミシン 編み機などはございませんか?」とか、かなりレアなものが混ざってる気がするマイクの声を発しながら走っている軽トラのアレです。

追いかけて呼び止めて「バイクのバッテリーがあるんですが…」と声をかけると、だいたい話は通じます。金属リサイクル業者と同じ理由で「車のバッテリーのほうがいいなぁ」と冗談まじりの会話になることもありますが、筆者の経験では拒否された例はありません。

たまに中古の機械を回収してもらって、業者と顔見知りになっておくとバイク用のバッテリーでもニコニコと回収してくれます。

■ 注意|業者選びは慎重に

家庭の不用品回収には一般廃棄物収集運搬業の許可が必要です。無許可業者に渡してしまうと不法投棄やずさんな解体による環境トラブルにつながる可能性もあります。実店舗がある業者や、自治体が案内している業者を選ぶと安心です。無許可業者に渡した時点で、処分したつもりが「トラブルの当事者」になる可能性もあります。

まとめ:気持ちよく処分して次のメンテに備えよう

  • バイクバッテリーは普通のゴミでは捨てられない
  • 自治体で回収できないケースが多い
  • 長期保管はリスクあり
  • 正しく処理すれば「資源」になる

面倒だからと置いておくと心配のタネになる古いバッテリーですが、ちゃんと処理すればスッキリするだけでなく、場合によってはちょっと得をすることもあります。バッテリーは買うときだけでなく、手放すときまでがワンセット。気持ちよく処分して次のメンテナンスに備えたいですね。

この記事が皆様の参考になれば幸いです。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました~!

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