リチウムイオンバッテリー採用などアップデートも

【新車情報】スズキ「ハヤブサ スペシャルエディション」&’26年モデル登場! 新レギュラー色とカラーオーダープランで全19色ラインナップに

【新車情報】スズキ「ハヤブサ スペシャルエディション」&’26年モデル登場! 新レギュラー色とカラーオーダープランで全19色ラインナップに

スズキは、アルティメットスポーツこと「ハヤブサ」の2026年モデルを発表した。カラーリング変更やリチウムイオンバッテリーの新採用、OBD-IIのアップデートに加え、専用装備や特別カラーで彩られた「スペシャルエディション」も登場している。例年通りカラーオーダープランも同時展開だ。


●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:スズキ

鮮やかな“パールビガーブルー”のスペシャルエディション登場

スズキは「ハヤブサ」をマイナーチェンジし、2025年12月24日に発売すると発表した。アルティメットスポーツを標ぼうするマシンは、リチウムイオンバッテリーの新採用にともない車重が2kg減の262kgに。また車載式故障診断装置・OBD-IIを変更(監視要件のうち触媒劣化に対応)し、2026年モデルの標準色として新たに3色を設定。さらに、スペシャルエディションを追加している。

青×白のスペシャルカラー(正式名はパールビガーブルー)が施された「ハヤブサ スペシャルエディション」は、燃料タンクにスペシャルエディションの立体エンブレム、カウルにはホワイトのモールディング、特別なデカール、燃料タンクに立体的な『SUZUKI』ロゴ、そしてマフラーエンド&カバーのカラーが変更されている。

1339cc並列4気筒エンジンや電子制御システムS.I.R.S.(スズキインテリジェントライドシステム)など充実の装備には変更なし。ETC2.0車載器も引き続き標準搭載だ。価格は6万6000円上昇し、標準モデルで229万9000円になった。スペシャルエディションは標準モデルから8万8000円の238万7000円だ。

もうひとつの目玉となる『カラーオーダープラン』では、3色のベースカラーに対し差し色とホイール色を変更できる5種類のバリエーションを用意することで全15色とし、レギュラーカラーと合わせて18色ものカラバリ展開に。これにスペシャルエディションの“パールビガーブルー”を加え、全19色ラインナップになる。

カラーオーダープランは2026年1月7日からの受注生産(一部取り扱いをしない販売店あり)とされ、価格は標準モデルにプラス5万5000円の235万4000円。取り扱いは全国の「ETC2.0 車載器 標準搭載車 取扱店」にて。

カラーオーダープラン15色+レギュラーカラー3色

SUZUKI HAYABUSA /隼[2026 model]

普段は鷹揚に大空を滑空するかのように、そしてイザとなれば獲物を狙う超スピードは生物界最速の猛禽類が隼だ。その生態をマシンコンセプトになぞらえ、1998年に登場したのが初代GSX1300Rハヤブサ(GSX1300R HAYABUSA)だった。その名のとおり300km/hを超える最高速度は市販車最速で、のちに300km/hリミッターの導入でそれは破ることがかなわぬ記録となった。

2008年には初のモデルチェンジを受けたハヤブサは、排気量を1299cc→1340ccとし、最高出力は175ps/9800rpm→197ps/9500rpmに。各メーカーが最高出力を200ps以下に抑える自主規制もあり、このままの姿で長らく販売された。日本仕様も発売されて2016年まで製造、北米では2020年モデルまで販売されていたのをご記憶の読者もいるだろう。

2021年2月5日に世界同時公開された新ハヤブサ(現行モデル)は、エンジンやフレームの基本を従来型の踏襲とし、6気筒やターボまで実際にテストしつつも“変えない”という英断がファンの喝采を浴びた。とはいうものの、エンジンは執念の超改良版として内部パーツをフルリファインするとともに念願の電子制御スロットルを採用。各種電子制御も一気に現代レベルへと引き上げられ、任意に設定できる速度リミッターを市販二輪車で初採用。さらにクルーズコントロール、上下双方向対応のクイックシフトシステムなどもフル装備となった。

国内仕様では最高出力が欧州仕様から2ps減の188ps、最大トルクは0.1kg-m減の15.2kg-m(ともに発生回転数は不変)になっているが、これは測定方法の違いによるもので、エンジンの仕様は全く同じだという。

SUZUKI Hayabusa / Special Edition[2026 model]

SUZUKI Hayabusa Special Edition[2026 model] 特別色 パールビガーブルー (YKY)

燃料タンク上面のスペシャルエディション エンブレム。

カウルにはホワイトモールディング。

燃料タンク上面のスペシャルエディション エンブレム。

ホイールも青。フロントブレーキキャリパーはブレンボ製だ(標準仕様も同じ)。

白×青のツートーンカラーがスペシャルエディションの証。

マフラーエンド&カバーは専用のブラックを採用。


SUZUKI Hayabusa[2026 model]ブリリアントホワイト/パールビガーブルー (JWN)

SUZUKI Hayabusa[2026 model]ギャラクシーグレーメタリック/キャンディバーントゴールド (C81)

SUZUKI Hayabusa[2026 model]グラススパークルブラック/キャンディダーリングレッド(AV4)

車名Hayaubsa
型式8BL-EJ11A
全長×全幅×全高2180×735×1165mm
軸距1480mm
最低地上高125mm
シート高800mm
キャスター/トレール23°/90mm
装備重量262kg
エンジン型式水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ
総排気量1339cc
内径×行程81.0×65.0mm
圧縮比12.5:1
最高出力188ps/9700rpm
最大トルク15.2kg-m/7000rpm
始動方式セルフ式
変速機常時噛合式6段リターン
燃料タンク容量20L
WMTCモード燃費15.4km/L(クラス3、サブクラス3-2、1名乗車時)
タイヤサイズ前120/70ZR17
タイヤサイズ後190/50ZR17
ブレーキ前油圧式ダブルディスク(ABS)
ブレーキ後油圧式ディスク(ABS)
乗車定員2名
価格レギュラー色: 229万9000円
カラーオーダープラン: 235万4000円
スペシャルエディション: 238万7000円
色(標準色/スペシャルエディション)白×青、灰×金、黒×赤、青(特別色)
予約受付開始日2025年12月24日
 

カラーオーダープラン各色

ベースカラー グラススパークルブラック

ベースカラー ギャラクシーグレーメタリック

ベースカラー ブリリアントホワイト

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