
カワサキは欧州で「エリミネーター500」「エリミネーター500 SE」の2026年モデルを発表した。無印のほうに新色の赤×黒が登場したほかは従来色を踏襲。SEは日本仕様に対してドライブレコーダーが省略されているという違いがある。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
日本では400だが、グローバルでは500(451ccエンジン)のエリミネーター
欧州でエリミネーター500/SEに新色が登場した。日本仕様でプラザエディションとしてラインナップされる『メタリックインペリアルレッド×エボニー』と同色で、これに従来からあるブラックとSE(ブラック系ツートーン)というラインナップになる。
欧州仕様のエリミネーターは451cc並列2気筒エンジンを搭載し、出力は45.4psを発揮。インドネシア仕様(451cc)の52ps/10000rpm、日本/タイ仕様(399cc)の48ps/10000rpmよりも控えめな数値とされているのは、欧州のA2免許に対応すべく35kW(47.6ps)以下にしているからだろう。ただし最大トルクはインドネシア仕様と最大値が変わらず、発生回転数は下がっていることから、低回転でより扱いやすいトルク特性が望めそうだ。ちなみにオーストラリア仕様も欧州と同様のスペックである。
前18/後16インチのホイールサイズや丸型LEDヘッドライト、専用設計のトレリスフレーム、ツインショックタイプのリヤサスペンション、フルデジタルメーター、低くフレンドリーなシート高、アシスト&スリッパークラッチといった基本装備は日本仕様と変わらず。
SEについてはヘッドライトカウル、フォークブーツ、防水タイプのUSBタイプCソケット、SE専用シートを装備するが、日本仕様で好評のドライブレコーダーは省略されている。
このほか、日本でも正式発表されたばかりのバルカンSについても2026年モデルが登場した。スタンダードモデルのブラックと、日本仕様と同色のツートーンというラインナップだ。
KAWASAKI ELIMINATOR 500 / 500 SE[2026 EU model]
主要諸元■全長2250 全幅895 全高1110 軸距シート高735(各mm) 車重176kg■水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 451cc 45.4ps/9000rpm 4.6kg-m/6000rpm 変速機6段 燃料タンク容量13L■タイヤサイズF=130/70-18 R=150/80-16 ●色:白、黒/SE=黒 ※諸元は欧州仕様STD
KAWASAKI ELIMINATOR 500[2026 EU model]Metallic Flat Spark Black
KAWASAKI ELIMINATOR 500[2026 EU model]Metallic Imperial Red / Ebony
KAWASAKI ELIMINATOR 500 SE[2026 EU model]Metallic Matte Carbon Gray / Flat Ebony
KAWASAKI VULCAN S[2026 EU model]
主要諸元■全長2310 全幅880 全高1100 軸距シート高705(各mm) 車重229kg■水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 649cc 61ps/7500rpm 6.4kg-m/6600rpm 変速機6段 燃料タンク容量14L■タイヤサイズF=120/70R18 R=160/60R17 ●色:灰×黒、黒 ※諸元は欧州仕様
KAWASAKI VULCAN S[2026 EU model]Metallic Graphite Gray / Metallic Spark Black
KAWASAKI VULCAN S[2026 EU model]Metallic Flat Spark Black
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(カワサキ [KAWASAKI] | 新型クルーザー)
ニューカラー採用、ビキニカウルの“カフェ”も新色に カワサキは北米で、アーバンクルーザー「バルカンS」および「バルカンSカフェ」の2026年モデルを発表した。流麗なスタイリングはそのままに、標準モデル[…]
基本構成は日本仕様のエリミネーター/SEと変わらないが、排気量は異なる カワサキは北米でエリミネーター/SEの2026年モデルを発表した。すでに日本仕様でもホワイトおよびブラックのSEとレッドのプラザ[…]
10/1発売:カワサキ「Ninja ZX-25R SE/RR」 250ccクラスで孤高の存在感を放つ4気筒モデル、「Ninja ZX-25R」の2026年モデルが早くも登場する。今回のモデルチェンジで[…]
ニューカラー採用、スペックや“カワサキケアモデル”に変更なし カワサキがアーバンクルーザー「バルカンS」の2026年モデルを発売する。2022年モデルの発売後、コロナ禍もあって国内導入が一時中断されて[…]
2023年モデル:400クラス唯一のクルーザーとして復活 発売は2023年4月25日。先代となるエリミネーター400から実に15年ぶりの登場で、エリミネーター/SEの2グレード展開だった。 ニンジャ4[…]
最新の関連記事(カワサキ [KAWASAKI])
11/1発売:カワサキ W800 カワサキが50年以上にわたり培ってきた「W」ブランドの最新進化系「W800」の2026年モデルが11月1日に発売される。この国産クラシック系の旗艦モデルは、美しいベベ[…]
11/1発売:カワサキ Z250 カワサキ「Z250」はニンジャ250と骨格を共有するこの軽二輪スーパーネイキッドは、アグレッシブな「Sugomi」デザインを継承。軽さと力強さを併せ持つ本格的スーパー[…]
ニンジャH2 SX SE 2026年モデル発売! スーパーチャージャー搭載のスポーツツアラー「Ninja H2 SX SE」の2026年モデルが、2025年11月1日に発売。おもな変更点は、カラー&グ[…]
ラリースタイルのアドベンチャーモデル爆誕! カワサキが欧州&北米で2026年モデルとして発表した「KLE500」シリーズは、「LIFE’S A RALLY. RIDE IT.」というスローガンを体現す[…]
新しい顔にウイングレットも装備! カワサキは欧州と北米で「ニンジャZX-10R」と「ニンジャZX-10RR」の新型モデルを発表した。サーキットパフォーマンスとこうどうでの 実用性を両立するスーパースポ[…]
人気記事ランキング(全体)
11/1発売:カワサキ Z250 カワサキ「Z250」はニンジャ250と骨格を共有するこの軽二輪スーパーネイキッドは、アグレッシブな「Sugomi」デザインを継承。軽さと力強さを併せ持つ本格的スーパー[…]
薄くても温かい、保温性に優れる設計 GK-847は、ポリエステル素材をベースとしたサーマル構造を採用しており、薄手ながらも高い保温性を実現している。厚手のウインターグローブの下に装着しても動きが妨げら[…]
厳冬期ツーリングで感じる“インナーの限界” 真冬のツーリングでは、防寒ジャケットやグローブを重ねても、冷えは完全には防ぎきれない。風を受け続ける上半身は体温が下がりやすく、体幹が冷えることで集中力や操[…]
長距離や寒冷地ツーリングで感じる“防寒装備の限界” 真冬のツーリングでは、重ね着をしても上半身の冷えは避けにくい。特に風を受ける胸や腹部は冷えやすく、体幹が冷えることで集中力や操作精度が低下する。グリ[…]
より高度な電子制御でいつでもどこでも快適な走りを!! 【動画】2026 CB1000GT | Honda Motorcycles ホンダがEICMA 2025にて発表した「CB1000GT」は、「Hi[…]
最新の投稿記事(全体)
世界初公開! 3タイプのEVバイクが未来の二輪車シーンを牽引する!? 10月30日(木)から11月9日(日)まで東京ビッグサイトにて開催されている「ジャパンモビリティショー2025」。ヤマハのブースで[…]
革新メカERC装備の本格アドベンチャー EICMA2024、そして今春の東京モーターサイクルショーでも展示された「Concept F450GS」が、EICMA2025で正式モデル「F450GS」として[…]
風のように静かで、1000㏄並みにトルクフル! ホンダは昨年のEICMA2024で「EV Fun Concept」を出展したが、今回のEICMA2025では「WN7」を発表。基本スタイルは踏襲するもの[…]
今回は、BMCの最新モデル「防風ジーンズ・ボア」2025年モデルがターゲットだ!! 先日、弊誌が「週刊○○」のようにBLUE MONSTER CLOTHING(以下:BMC)のローリー青野氏を追尾して[…]
点火トラブルって多いよね 昔から「良い混合気」「良い圧縮」「良い火花」の三大要素が調子の良いエンジンの条件として言われておりますが、それはそのまま調子が悪くなったバイクのチェック項目でもあります。その[…]
- 1
- 2


















































