
1992年に登場し、幾度かのモデルチェンジを経ながら400ccネイキッドカテゴリーを長らく牽引し続けてきたホンダCB400スーパーフォア。惜しくも2022年10月の生産終了とともに、約30年の歴史を終えてしまったが、今でも復活を望む声が大きい人気モデルだ。その変遷を振り返りたい。2020年モデルには、受注期間限定のカラーリング「マットベータシルバーメタリック」が追加設定された。
●文:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:ホンダ
マットシルバーにブラウンゴールドのアクセント
扱いやすく十分なパワーの水冷直4エンジンを搭載し、ABSも標準装備し、年々熟成を高めていた「CB400スーパーフォア」。初心者からベテランまで多くのライダーに支持された、いわば400ccクラスのフラッグシップモデルだった。
そんな「CB400スーパーフォア」の2020年モデルは、2020年1月17日に発売。新たなカラーリング「マットベータシルバーメタリック」をまとった、2019年12月16日から2020年5月31日までの受注期間限定生産だった。
このスペシャルカラーは、マットベータシルバーメタリックを主体色としながら、燃料タンクとシートカウルにローコントラストのストライプを採用。併せて、シリンダーヘッドと前後ホイールをブラウンゴールドで引き締め、スポーティーながら落ち着いた雰囲気を演出していた。販売計画台数は、たったの400台だった。
HONDA CB400SUPER FOUR[2020 Limited model]
主要諸元■全長2080 全幅745 全高1080 軸距1410 最低地上高130 シート高755(各mm) 車重201kg(装備) ■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 399cc 56ps/11000rpm 4.0kg-m/9500rpm 変速機6段 燃料タンク容量18L ■タイヤサイズF=120/60ZR17 R=160/60ZR17 ●価格:91万7400円 ●色:銀 ●発売日:2020年1月17日
【HONDA CB400SUPER FOUR[2020 Limited model]】マットベータシルバーメタリック
HONDA CB400 SUPER FOUR/SUPER BOL D’OR最新相場情報
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ホンダ [HONDA] | 名車/旧車/絶版車)
“レーサーと同時開発”にシビレた、当時のライダーたち 1983年、ホンダは初の2スト250ccロードスポーツ、MVX250Fを送り出したが、不振に終わった。意地のホンダは早くも1年後、威信を賭けたマシ[…]
先進技術満載の長距離ツアラーに新色 発売は、2020年1月24日。1975年のGL1000以来、旗艦ツアラーとして君臨し、ホンダを代表する1台でもあるプレミアムモデル「ゴールドウイング」シリーズは、1[…]
ホンダ横型シリンダーなら何でもOK このミーティングは、モンキーを謳いつつも、ホンダの横型シリンダーエンジンの車両ならどの機種でも参加可能。モンキーなら元祖の1961年式Z100からFI採用の現行型ま[…]
ベースはCB750Four!新時代のスポーツ車を目指した「ホンダマチック」搭載モデル 1970年代の半ば、今回の主役「ホンダ・エアラ」のベースとなったCB750Aの紹介記事で「アメリカ人はオートマ車し[…]
ホンダが初めて設計したA型エンジン 敗戦から1年後の1946年の夏、ホンダの創業者である本田宗一郎は、早くも復興を目指して旧陸軍の小型発電機用2ストエンジンを改造して自転車に取り付け、自転車補助用エン[…]
最新の関連記事(CB400SF/SB)
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc 400ccクラスは、普通二輪免許を取ってから間もないビギナーも選ぶことができる排気量帯で、16歳から乗ることができる。 そんな400cc[…]
1992年モデル:新世代のホンダロードスポーツ 滑らかな曲線と面で構成された、力強くボリューム感のある18Lの燃料タンク形状に、独立したサイドカバー、そして躍動感ある跳ね上がり気味のリアカウル。すっき[…]
ABS標準装備で安全性能アップ 発売は、2018年11月26日。2019年モデルのスーパーフォアには、ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)が標準装備された。防風効果の高いハーフカウルを装着したス[…]
排出ガス規制に合わせつつパワーアップ&各部熟成 ライバルがこぞって生産終了するなか、貴重な直4・400ネイキッドとなっていたCB400スーパーフォア(SF)&スーパーボルドール(SB)。2017年10[…]
「直押しタイプ」としては量産車世界初の機構「ハイパーVTEC」 1992年の発売開始以来、400ccネイキッドの世界で王座を維持してきたCB400スーパーフォアは、その地位を盤石にするべく、1999年[…]
人気記事ランキング(全体)
クラッチレバーをグリップに当るまでフルに切るのは丁寧なのではなく、ギヤに衝撃を与えるラフな操作になってしまう! 大切な愛車、バイクの運転はまだ慣れていないので上手くはないけれど、操作は慎重で丁寧であり[…]
「ガンマ」が火をつけたレプリカ戦線にカワサキも参入 スズキRG250Γ(ガンマ)の登場で活気づいたレプリカ戦線に、勇んでカワサキも参入する。 1984年に投入されたKR250は、異彩を放つタンデムツイ[…]
【本田技研工業 電動事業開発本部 二輪・パワープロダクツ電動事業開発統括部 CUV e: LPL(開発責任者) 後藤香織さん】2006年入社。以来一貫して2輪車開発に従事し、おもに車体設計としてEV-[…]
通勤からツーリング、サーキット走行まで使えるカウル付き軽二輪スポーツ 日本の道に最適といえるサイズ感や、通勤/通学からツーリングまで使える万能さが軽二輪(126~250cc)の長所。スクーターやレジャ[…]
外れて落下するのは論外。だが外れにくくて不便なこともある!? 目的地を示す地図アプリはもちろん、音楽を聴いたりインカムを使ったり、ツーリング中の思い出を記録するために写真を撮影する際にも、何かと重宝す[…]
最新の投稿記事(全体)
ケニー・ロバーツが駆るYZR500のフルレプリカ 400レプリカが隆盛を極める1984年、ヤマハから究極のレーサーレプリカが送り込まれた。当時最高峰のWGP500王者に輝いたYZR500のフルレプリカ[…]
ダレノガレ明美さんがCB1300SFファイナルエディション購入 タレントのダレノガレ明美さんが、ホンダのビッグネイキッド「CB1300スーパーフォアSPファイナルエディション」のオーナーになったことが[…]
ハンドルで前輪を押えると曲がる機能を妨げてしまう! よくいわれるのが、肩や腕にチカラが入っていると曲がりにくくなるということ。 とはいえ、チカラが抜けていたほうが理想的かも知れないけれど、いうほど違い[…]
通勤からツーリング、サーキット走行まで使えるカウル付き軽二輪スポーツ 日本の道に最適といえるサイズ感や、通勤/通学からツーリングまで使える万能さが軽二輪(126~250cc)の長所。スクーターやレジャ[…]
高品質な『ラメ感』を演出する特殊塗装を用いたデラックス仕様 『CLASSIC AIR』は、フェイスガードを持たないオープンフェイスヘルメットで、帽体部にベンチレーションホールやスポイラーをいっさい装備[…]
- 1
- 2