
スズキは、油冷単気筒エンジンを搭載するフルカウルスポーツ「ジクサーSF250」に、ニューカラー×2色を新設定。独自の油冷エンジンなど主要諸元に変わりはなく、価格もこのご時世に据え置きというスズキらしさが炸裂している。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:スズキ
249cc/26psのスポーティな油冷単気筒エンジンを搭載
スズキは、油冷シングルのフルカウルスポーツモデル「ジクサーSF250」にニューカラーを設定し、2025年モデルとして3月25日に発売する。マットブラックメタリックNo.2は継続しつつ、ネイキッド版のジクサー250と同じく新色の青×白、艶消し赤×艶消し黒を新規ラインナップする。
ジクサーSF250の軽量コンパクトな油冷単気筒エンジンは、燃焼室の外周に水冷エンジンのウォータージャケットにも似た通路を設け、そこにエンジンオイルを流通させて冷却する、新しい「SOCS(Suzuki Oil Cooling System)」という方式を採用したもの。これにより冷却効率を向上し、同時に燃焼効率を高めるとともに軽量化やフリクション低減などの効果を得ている。
LEDヘッドライトや力強い造形の燃料タンク、スポーティな前後に分割シートやスイングアームマウントのリヤフェンダーといったデザイン、そしてワンプッシュでエンジン始動が可能なスズキイージースタートシステム、ABSといった装備に変更はなく、主要諸元も従来型を踏襲。そしてなんと言っても、このご物価高の時世に2年前の発売価格を据え置きするというスズキらしさが魅力だ。
SUZUKI GIXXER SF250[2025 model]
車名 | ジクサーSF250 |
型式 | 8BK-ED22Y |
全長×全幅×全高 | 2010×740×1035mm |
軸距 | 1345mm |
最低地上高 | 165mm |
シート高 | 800mm |
キャスター/トレール | 24°20/96mm |
装備重量 | 158kg |
エンジン型式 | 油冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ |
総排気量 | 249cc |
内径×行程 | 76.0×54.9mm |
圧縮比 | 10.7:1 |
最高出力 | 26ps/9300rpm |
最大トルク | 2.2kg-m/7300rpm |
変速機 | 常時噛合式6段リターン |
始動方式 | セルフ式 |
燃料タンク容量 | 12L |
WMTCモード燃費 | 34.5km/L(クラス3、サブクラス3-1、1名乗車時) |
タイヤサイズ前 | 110/70R17 |
タイヤサイズ後 | 150/60R17 |
ブレーキ前 | 油圧式ディスク(ABS) |
ブレーキ後 | 油圧式ディスク(ABS) |
乗車定員 | 2名 |
価格 | 51万4800円 |
車体色 | 青×白、艶消し赤×艶消し黒、艶消し黒 |
発売日 | 2025年3月25日 |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(新型軽二輪 [126〜250cc] | 新型スポーツ&ツーリング)
通勤からツーリング、サーキット走行まで使えるカウル付き軽二輪スポーツ 日本の道に最適といえるサイズ感や、通勤/通学からツーリングまで使える万能さが軽二輪(126~250cc)の長所。スクーターやレジャ[…]
グローバルサイトでは「e-アドレス」「アドレス125」と表記! スズキが新型バッテリーEV(BEV)スクーター「e-ACCESS(e-アクセス)」、新型スクーター「ACCESS(アクセス)」、バイオエ[…]
CFMOTOショールームを展開するクロニクル(千葉県松戸市)は、水冷DOHC単気筒エンジン搭載のフルカウルスポーツ「250SR-S」を2025年2月1日に発売決定したと発表した。 この軽二輪フルカウル[…]
新KRTのほかにはソリッドカラーが揃う! カワサキモータースインドネシアは、「ニンジャZX-25R」シリーズと「ニンジャ250」シリーズの2025年モデルを発表した。 最新ニンジャZX-10Rなどに通[…]
経済情勢および為替レートの変動を受け、ハスクバーナのラインナップが一部を除いて希望小売価格を一新。2024年8月1日から新価格となる。例えば、ストリート向けのフラッグシップといえるNorden901 […]
最新の関連記事(スズキ [SUZUKI] | 新型軽二輪 [126〜250cc])
想像していたよりスポーティで楽しさの基本が詰まってる!! エントリーライダーや若年層、セカンドバイクユーザーなどをターゲットに日本でもラインアップされているジクサー150のʼ25年モデルは、ニューカラ[…]
コスパモンスター、それだけだと思っていたら これまでなかなか試乗する機会のなかった(筆者がたまたま試乗機会に恵まれなかった)スズキの軽二輪スタンダードモデル「ジクサー150」に乗ることができたのでイン[…]
通勤からツーリングまでマルチに使えるのが軽二輪、だからこそ低価格にもこだわりたい! 日本の道に最適なサイズで、通勤/通学だけでなくツーリングにも使えるのが軽二輪(126~250cc)のいいところ。AT[…]
通勤からツーリング、サーキット走行まで使えるカウル付き軽二輪スポーツ 日本の道に最適といえるサイズ感や、通勤/通学からツーリングまで使える万能さが軽二輪(126~250cc)の長所。スクーターやレジャ[…]
250ccフルスケールで断トツの安さ! 低燃費やスズキ独自の油冷単気筒も魅力 スズキは、独自の油冷単気筒エンジンを搭載した軽二輪ネイキッドスポーツ「ジクサー250」にニューカラーを設定し、2025年モ[…]
人気記事ランキング(全体)
50ccでも実用カブとは別系統のOHCスポーツ専用エンジンを開発! ホンダは1971年に、50ccではじめてCBの称号がつくベンリイCB50を発売した。 それまで50ccにもスポーツモデルは存在したが[…]
ミニカーとは何かがわかると登録変更のハードルもわかる まず「ミニカー」とは、法律上どのような乗り物として扱われるのか、基本的な定義から押さえておく必要がある。実はこれ、道路交通法上では「普通自動車」扱[…]
熱膨張率の均一化によって様々なアドバンテージがある 2ストローク/4ストロークエンジンを問わず、エンジン性能を向上するためには様々な課題や問題がある。特に大きな課題は、“熱膨張率”に関わる問題だ。 「[…]
LEDのメリット「長寿命、省電力、コンパクト化が可能」 バイクやクルマといったモビリティに限らず、家庭で利用する照明器具や信号機といった身近な電気製品まで、光を発する機能部分にはLEDを使うのが当たり[…]
発売当初のデザインをそのままに、素材などは現在のものを使用 1975年に大阪で創業したモンベル。最初の商品は、なんとスーパーマーケットのショッピングバックだった。翌年にスリーピングバッグを開発し、モン[…]
最新の投稿記事(全体)
4気筒の「ニンジャZX-R」、2気筒「ニンジャ」計6モデルに10色を新設定 カワサキは欧州でフルカウルスポーツ「ニンジャ」ファミリーのうち、4気筒モデル「Ninja ZX-6R」「Ninja ZX-4[…]
1980~90年代を代表するイタリアンライダー、ルカ・カダローラのレプリカを復刻! ルカ・カダローラはイタリア出身のレーシングライダーで、1984年に世界GP125にデビュー。’86年にチャンピオンを[…]
ピカイチの快適性を誇り、タンデムユースも無理ナシ ようやく全日本JーGP3の開幕戦が近づいてきて(記事制作時)、最近はバイクに乗るトレーニングもスタート。 筋力が増えたことで、これまで苦手だった車種で[…]
ミニカーとは何かがわかると登録変更のハードルもわかる まず「ミニカー」とは、法律上どのような乗り物として扱われるのか、基本的な定義から押さえておく必要がある。実はこれ、道路交通法上では「普通自動車」扱[…]
メーカーメイドのカフェレーサー ’74年末から発売が始まったCB400フォア、通称ヨンフォアは、’60~’70年代に世界中でブームとなった、カフェレーサーを抜きにして語れないモデルである。カフェレーサ[…]
- 1
- 2