
ヤマハは北米で、270度クランクの並列2気筒エンジンを搭載するフルカウルスポーツ「YZF-R7」の2024年モデルを発表した。欧州ではブルーとブラックのロゴまわりに小変更を受けた新色が登場していたが、これらに加えて大胆なロゴあしらいとしたグレーを新たに登場している。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
ホワイトが廃止され、新たにグレーが登場
ヤマハが北米でYZF-R7の2024年カラーを発表した。すでに欧州では2024年モデルとして前年モデルからロゴあしらいを小変更したブルーおよびブラックが発表済みだが、これらに加えて新しいグレーをラインナップし、全3色としているのが北米モデルの特徴だ。
正式名マットグレーは、グラデーション状のロゴまわりとアッパーカウル下端の青い差し色が強い印象を与えるもので、価格はチームヤマハブルーおよびレイヴン(ブラック)と同じ9199ドル(日本円換算約131万2000円・12/27現在)だ。
YZF-R7は、MT-07やXSR700、テネレ700らと共通の並列2気筒エンジンを搭載するフルカウルスポーツモデル。270度クランクを採用かつコンパクトなエンジンは、ピークパワーこそ飛び抜けているわけではないが、扱いやすさ軽量さで高い評価を得ているもの。2022年にはヨシムラR&D(ヨシムラのアメリカ現地法人)がラグナセカのレースを走らせたことも一部では知られている。
今までの例からすると日本でこのグレーが発売される可能性は微妙なところだが、ブルーとブラックについては導入確実だろう。続報を待ちたい。
YAMAHA YZF-R7[2024 U.S. model]
主要諸元■全長81.5 全幅27.8 全高45.7 軸距54.9 シート高32.9(各インチ) 車重414ポンド■水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 689cc 出力未発表 変速機6段 燃料タンク容量3.4ガロン■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●価格:9199ドル ●色:黒、灰、青
ディテールほか
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
ヤマハYZF-R7を購入したい! 車両販売情報はこちら
最新の関連記事(ヤマハ [YAMAHA])
YZF-R1/R6のレースベース車が受注開始! ヤマハがロードレースやサーキット走行専用モデル「YZF-R1 レースベース車」と「YZF-R6 レースベース車」の発売を発表。いずれも期間限定の受注生産[…]
1位:フルカウルスポーツ「CBR500R FOUR」登場 CB500SFと同時に、重慶モーターサイクルショーではフルカウルスポーツの「CBR500R FOUR」も世界初公開された。こちらも新設計の50[…]
アンダー400並列二気筒の代表モデル 第一世代 GSと他3車は異なるモデルだった とりあえず第一世代としたけれど、’70年代中盤に登場した400ccクラスの4スト並列2気筒車の中で、日本の中型限定免許[…]
通勤エクスプレスには低価格も重要項目! 日常ユースに最適で、通勤/通学やちょっとした買い物、なんならツーリングも使えるのが原付二種(51~125cc)スクーター。AT小型限定普通二輪免許で運転できる気[…]
126~250ccスクーターは16歳から取得可能な“AT限定普通二輪免許”で運転できる 250ccクラス(軽二輪)のスクーターを運転できるのは「AT限定普通二輪免許」もしくは「普通二輪免許」以上だ。 […]
最新の関連記事(新型スポーツ&ツーリング)
テレスコピック×フラットツインは1300cc化でより軽やかに! まず正直に言うと、残念ながらR1300RS&Rの試乗はフルウエットのみで、試乗時間も2台合わせて45分という限られた時間だった。各車のお[…]
前年モデルでTFTディスプレイを獲得した無印 北米スズキは、2005年型GSX-R1000(通称K5)由来の痛快な並列4気筒エンジンを搭載するスポーツネイキッド「GSX-S1000」およびスポーツツア[…]
2025年モデルでエンジンのパフォーマンスアップ、電サスや6軸IMUも採用 ホンダは欧州で2026年型「NT1100」を発表した。2022年に初登場したNT1100は、CRF1100Lアフリカツインの[…]
スマホ連携機能で魅力を増した、ボッシュ製ARASを備える最高峰ツアラー カワサキは「ニンジャH2 SX SE」の2026年モデルを11月1日に発売する。カラー&グラフィックの変更およびスマートフィンア[…]
DCAがスポーツと旅でディメンションをキャラ変する!? まず驚かされたのは、より扱いやすくなった車体だ。走り始めた瞬間この“RTってこんなに軽やかだったっけ?”と思うくらい扱いやすくなっている。どうや[…]
人気記事ランキング(全体)
低く長いデザインが個性マシマシ! レトロモダンなボバークルーザー 中国から新たな刺客がやってきた! ベンダは2016年設立の新興メーカーで、独自設計のエンジンを搭載したクルーザーを中心に、ネイキッドな[…]
ネイキッドブームの立役者もライバル続出で遂に対抗刷新! 1989年、カワサキがリリースしたZEPHYR(ゼファー)は、レーサーレプリカ熱が冷めたタイミングもあって、瞬く間に400ccクラスの販売トップ[…]
フレディ・スペンサー、CB1000Fを語る ──CB1000Fのインプレッションを聞かせてください。 とにかくすごく良くて、気持ちよかったよ。僕は何年もの間、新しいバイクのテストをしてきた。HRCのテ[…]
ゼファーとは真逆のコンセプトで独り勝ちを掴む! 1989年のカワサキZEPHYR(ゼファー)をきっかけに、カウルのないフォルムをネイキッドと呼ぶカテゴリーが瞬く間に人気となった。 続いて1991年に、[…]
前年モデルでTFTディスプレイを獲得した無印 北米スズキは、2005年型GSX-R1000(通称K5)由来の痛快な並列4気筒エンジンを搭載するスポーツネイキッド「GSX-S1000」およびスポーツツア[…]
最新の投稿記事(全体)
トップス&インナー 機能性抜群な冬用パーカー JK-630:1万3000円台~ 伸縮性の高い透湿防水生地を使用したウインターパーカー。保温性に優れた中綿入りなので、暖かさをキープし快適なライディングを[…]
1903年以降、ナンバーはずっと使い続けることができる英国 ナンバープレートがオークションなどの売り物になること、じつはイギリスではさほど珍しいものではありません。 イギリスでは一度登録したナンバーを[…]
ライダーの「不安」を解消する全方位監視性能 「Driveman DD-1000」の開発責任者は、「秋のライダーが直面する『後方の不安』と『夜間の不安』、この両方を解消したいという想いで開発した」と語っ[…]
秋向けライディングギア 機能性抜群なライディングパーカー JK-604:1万2000円台~ ヨーロッパで人気の気軽にはおれるケブラー裏地入り、スリーシーズン向けスエットパーカ。肩と肘にはCEレベル2ソ[…]
テレスコピック×フラットツインは1300cc化でより軽やかに! まず正直に言うと、残念ながらR1300RS&Rの試乗はフルウエットのみで、試乗時間も2台合わせて45分という限られた時間だった。各車のお[…]
- 1
- 2