
カワサキはインドネシアで、新型スーパースポーツ「Ninja ZX-6R KRT Edition」を発表した。「ニンジャZX-25Rシリーズ」「ニンジャZX-4RR」に続く2024年モデルで、欧州や北米のようなカラーバリエーションはなくライムグリーン一択となる。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
636ccエンジンは生かしたまま、空力や電子系装備を充実
カワサキは、インドネシアで新型の「ニンジャZX-6R KRTエディション」を発表。価格は3億5990万ルピア(日本円換算約339万円)で、モデルチェンジ内容は6月に発表された欧州&北米仕様を踏襲している。
エンジンは129psを発揮し、新たにインテグレーテッドライディングモードを搭載。メーターは4.3インチTFTカラーディスプレイとなり、Rideologyアプリを介してスマートフォン接続が可能になった。カワサキインテリジェントアンチロックブレーキシステム(KIBS)やカワサキクイックシフター(KQS)、SHOWA製SFF-BP倒立フロントフォーク、ラジアルマウントキャリパー+φ310mmダブルディスクといった装備も充実する。
外観イメージはヘッドライト&アッパーカウルの変更によって大きく変貌。ヘッドライトはモノフォーカスタイプのLEDを採用し、アッパーカウルとの統合的なデザインはカワサキのフラッグシップスーパースポーツ「ニンジャZX-10R」にインスパイアされたものだ。より有機的になったカウルのデザイン、そしてウインドプロテクションの高まったスクリーンも採用する。
欧州&北米、そしてインドネシアと発表され、距離的にはだんだん日本へと近付いているとも解釈できそうだ。カワサキさん、続報お待ちしてまーす!
KAWASAKI Ninja ZX-6R KRT Edition[2024 Indonesia model]
KAWASAKI Ninja ZX-6R KRT Edition[2024 Indonesia model]
KAWASAKI Ninja ZX-6R KRT Edition[2024 Indonesia model]
KAWASAKI Ninja ZX-6R KRT Edition[2024 Indonesia model]
車名 | Ninja ZX-6R KRT Edition |
全長×全幅×全高 | 2025×710×1105mm |
軸距 | 1400mm |
最低地上高 | 130mm |
シート高 | 830mm |
装備重量 | 198kg |
エンジン型式 | 水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ |
総排気量 | 636cc |
内径×行程 | 67×45.1mm |
圧縮比 | 12.9:1 |
最高出力 | 129ps/13000rpm(ラムエア加圧時) |
最大トルク | 7.0kg-m/11000rpm |
変速機 | 常時噛合式6段リターン |
燃料タンク容量 | 17L |
タイヤサイズ前 | 120/70ZR17 |
タイヤサイズ後 | 180/55ZR17 |
ブレーキ前 | φ310mmダブルディスク+4ポットキャリパー |
ブレーキ後 | φ220mmディスク+1ポットキャリパー |
参考価格 | 3億5990万ルピア |
ニンジャZX-6Rのディテール
KAWASAKI Ninja ZX-6R KRT Edition[2024 Indonesia model]
KAWASAKI Ninja ZX-6R KRT Edition[2024 Indonesia model]
KAWASAKI Ninja ZX-6R KRT Edition[2024 Indonesia model]
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
あなたにおすすめの関連記事
ニンジャZX-25Rシリーズ・2024年モデルの写真をまとめて見る ド派手なSEは3倍速そう! 赤をベース色としながら黄色の公国マーク……は入らないが、その色味はどこか3倍速いという赤い彗星を思わせな[…]
カワサキ「Z900RS イエローボール」「Z900RS CAFE」の写真をまとめて見る “SE”とは異なるイエローボール、むしろ本家の色に近い! カワサキはインドネシアでZ900RSおよびZ900RS[…]
カワサキ「エリミネーター/SE(450)」の写真をまとめて見る(全60点) 基本構成は日本仕様のエリミネーター/SEとほとんど変わらない カワサキは、北米と欧州に続きインドネシアでも新型モデル「エリミ[…]
W175シリーズの全カラーバリエーションとディテール写真をまとめて見る(26点) 現地価格は33万円台! 以前のモデルは日本に並行輸入されていた 2017年にエストレヤ(250)が生産終了になり、同型[…]
右にもサイドスタンドがあるよ! KLXといえば、初代KLX250が登場したときのキャッチコピー“闘う4スト”を覚えているベテランライダーも多いことだろうが、今回カワサキインドネシアが発売したのは“働く[…]
最新の関連記事(ニンジャZX-6R/KRT)
外装デザインを一新し、電子制御とブレーキを強化 カワサキは、ライバル勢の600スーパースポーツに対し37ccのアドバンテージを持つ「ニンジャZX-6R」をマイナーチェンジし、2024年モデルとして12[…]
1984年に誕生した『Ninja』の40周年を記念するモデル カワサキはジャパンモビリティショー2023で「ニンジャZX-4RR 40周年記念エディション(Ninja ZX-4RR 40th Anni[…]
40周年記念モデルに乗るなら、ヘルメットも合わせたい! カワサキは、ジャパンモビリティショー2023で5車のワールドプレミアを行い、そのうち2モデルには「ニンジャZX-4RR 40周年記念エディション[…]
白×青×緑のZXRカラーを現代に再現 ジャパンモビリティショー2023で公開されて話題となった「ニンジャZX-4RR 40周年記念エディション」および「ニンジャZX-10R 40周年記念エディション」[…]
国旗を模した赤と白で左右非対称に塗り分ける 最新のニンジャZX-10RとニンジャZX-6Rが見たことないカラーリングに!? と思いきや、これはインドネシアが1945年8月17日に植民地支配から独立を果[…]
最新の関連記事(新型スーパースポーツ)
V4エンジンの鼓動感と良質なトラクションを実現するクロスプレーン並列4気筒を搭載 ヤマハは同社のスーパースポーツモデルツ「YZF-R1M ABS」および「YZF-R1 ABS」のカラーリングを変更し、[…]
耐久レーサーZXR-7や市販車ZXRシリーズをオマージュ のっけから投票結果だが、英国での投票ということもあって鈴鹿8耐優勝車であるZXR-7伊藤ハムカラーは選に漏れてしまった模様。とはいえ、グローバ[…]
2023年モデルはトレンドカラーのパープルを採用 日本市場には2014年12月から導入されているヤマハのYZF-R25は、スチール製フレームに249cc水冷並列2気筒エンジンを搭載した軽二輪スーパース[…]
MotoGPにおける近年のトレンドをホンダも市販車に導入 ホンダのフラッグシップスーパースポーツとして、2020年型から販売されてきた「CBR1000RR-Rファイアーブレード/SP」が、2024年型[…]
1984年に誕生した『Ninja』の40周年を記念するモデル カワサキはジャパンモビリティショー2023で「ニンジャZX-4RR 40周年記念エディション(Ninja ZX-4RR 40th Anni[…]
人気記事ランキング(全体)
アンダーボーンにブロックタイヤ、フラットなシート ヤマハがタイで面白いバイクを発表したぞ! その名も「PG-1」で、数日前からウェブ界隈を賑わせてきたが、スペックや価格も正式発表されたのでお伝えしたい[…]
第2世代となったBMWヘリテイジは世界初のテレスコ採用モデルがモチーフ BMWヘリテイジシリーズとして登場した『R nineT』は、BMW創業90周年に合わせて登場したモデルで、それまでRシリーズに搭[…]
フロントフォークがデリケートに追従できなくなっているかも A. 年代物のサスペンションなどの機能が低下していたら復活させるとともに、前輪が遅れて追従する走りのマナーを身体に覚えさせましょう。うまく乗る[…]
カフェレーサーに必須のセパレートハンドル&バックステップを装着 アクティブのGB350Sは、同社が新たに打ち出すネオクラシック系のカスタムパーツブランド『153ガレージ』のパーツで仕上げられている。1[…]
バイクの本当の楽しさを教えてくれるのがフルサイズ125 「あの山の先まで行ってみたいなあ……」。高校生の頃の僕は、窓の外はるか彼方に連なる丹沢山系を眺めて授業もろくすっぽ聞いていない、そんな生徒だった[…]
最新の投稿記事(全体)
ホンダCLシリーズの決まりごとはアップマフラーぐらい 2023年5月に発売されたホンダCL250/CL500は、業界でも世間でも評判がいいモデルで、現時点での販売は好調なようである。でも僕の周囲には「[…]
『W』の文字に「1965年のレガシーが復活」……となると可能性は2つ カワサキインディアがSNSでティーザーを開始した。11月29日に公開された一葉の写真では、真紅のバイクカバーに包まれたバイクのフロ[…]
実はずっと気になっていた「APトライク125」 これを読んでいる皆さんの中にも、タイの「トゥクトゥク」のようなトライシクル (三輪バイク)「APトライク(APTrikes)125」を目撃したことがある[…]
取扱説明書に書かれた「X350RAモデル」の文字……! ハーレーダビッドソンとしては異例の353cc並列2気筒エンジンを搭載し、”普通二輪免許で乗れるハーレー”として話題沸騰のX350は、同時発表のX[…]
リン酸鉄リチウムイオン電池やFUNモデルを2025年に投入、2030年までに30モデル投入、年間販売台数400万台を目指す ホンダは11月29日、二輪電動事業の取り組みについて説明会を開催した。その概[…]
- 1
- 2