![[バイクメンテDIY] チクチクしない/飛び散らない新開発ガラス繊維を採用。“アコスタフィル”でサイレンサーリペアの悩みを解消](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/02/Kijima_Acousta-fil_01.jpg)
細いグラスウールをまとめて長い糸状にした上で、それらを並べて糸で縫い合わせて製造されているアコスタフィル。FRP工作で使用するガラスクロスも長いガラス繊維を編み込んだものだが、繊維がストレート状のガラスクロスに対して、アコスタフィルの繊維は縮れているため、シートに厚みが出て高い吸音効果を発揮する。
●文/写真:モトメカニック(栗田晃) ●外部リンク:キジマ
長いガラス繊維をシート状に編み込むことで飛散を防ぐ
ガラス繊維を重ね合わせたグラスウールは、吸音性が高いものの、経年変化で繊維が飛散すると消音性能が低下するため、定期的なウール交換が必要。また一般的なグラスウールはガラス繊維が短く、サイレンサーから取り出す際に手や顔にチクチクとまとわりついて不快なことも多い。
これに対してキジマの「アコスタフィル」は、長いガラス繊維をシート状に編み込むことで、飛散せず素手でも作業できる。また束にしたガラス繊維を用いることで、従来のガラスマットより密度が上がり、消音効果が高いのも特徴だ。
サイズ違いで3種類用意されているので、自分が修理したいマフラーによって使い分けることができる。既存のグラスウールと違いやや高価だが、チクチク感がないというので、その使用感も含め試してみた。
実際のウール交換で使用したところ、チクチク感がまったくなく快適で、シート状の繊維はカッターで簡単に切れるため、サイレンサー径やインナーバッフル長に合わせたサイズ調整も容易だった。もちろん、経年劣化でヘタった古いウールに対して、新品のアコスタフィルの消音効果が高いのは言うまでもない。
一度アコスタフィルを使えば、今後もチクチクとは無縁なので、定期的にメンテを行うユーザーにとってはリピート確実のアイテムである。
【グラスウール アコスタフィル】アコスタフィルは、飛散せず作業性が良好で、耐久性や消音性能が高く、さらに耐熱温度も高いという5つの特徴があり、既存のグラスウールに対して高価なのは致し方ない。ただ、チクチクが苦手なサンメカにとっては、素手で扱えるという点だけでも購入する価値がある。●価格:400×1100mm5720円(左) 320×1100mm5500円(右) 500×1100mm6600円
糸状に編み込まれた長いガラス繊維をシート状にしたアコスタフィルの質感は、綿の雑巾のようで、ガラスマットやガラスクロスとはまったく異なる。
バッフルパイプに巻き付けたグラスウールの上からクロスを巻いてあるが、経年劣化により内側はかなり痩せている。ウールが飛散して空間が多くなると、消音効果が低下する。
短いガラス繊維を重ねたグラスウールがチクチクの元凶。繊維が短いので、バッフルパイプのパンチングメッシュを通って飛散してしまう。アコスタフィルは繊維が長いので、飛散する要素がない。
シート状なのでバッフルパイプに巻きやすく、圧縮ガラス繊維は熱によって膨張する性質があるので、きつく巻き付けてワイヤリングする必要もない。
巻き量はサイレンサーに軽く挿入できる程度で十分。
前後キャップをリベットで固定すれば、メンテナンス終了。従来のウール交換と異なる作業性の良さは秀逸だ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
バイクいじりの専門誌『モトメカニック』のお買い求めはこちら↓
モトメカニックの最新記事
量産型スーパーカブとは明らかに異なる初代シリーズ 新品デッドストックの部品を譲っていただき加工し組み付ける。しかし、この部品はもう二度とお目にかかれないかも? さらに加工も考えている。少しでも長く、そ[…]
数年間放置V-MAXと過走行サンバーをフラッシング オイル交換予定のヤマハV‐MAXは、車検切れのまま数年間放置されていた車両である。この機会にフラッシングを行い、エンジン内部をリフレッシュすることに[…]
「キャブボディ摩耗」こそFCRが抱える問題 FCRにはセッティング以外にも、長年使用することで発生する特有の問題があります。それがキャブボディ内部の摩耗です。 FCRのスロットルバルブは、操作抵抗を軽[…]
キースターの燃調キットは純正キャブ用だけじゃない キースターの燃調キットといえば、旧車ユーザーやレストアラーにはおなじみの存在です。原付きからビッグバイクまで500車種以上の純正キャブレターに対応し、[…]
持っていても買い足したいショートヘッド&マグネット仕様 短辺が長すぎず、サイズを一発で判別できるよう軸部に配色したL型レンチは他にもあるが、ボルト保持のために長辺側の先端にマグネットを装備して[…]
最新の関連記事(メンテナンス&レストア)
クッション性抜群!腰に優しい絶妙な高さ設定 作業中の負担を大幅に軽減してくれるこのシート。座面にはクッション性の高い素材を採用しており、長時間の集中作業でもお尻や腰へのダメージを最小限に抑えてくれる。[…]
奥まった場所でも楽に作業ができる 今回登場した「エクステンションクランプツール」は、カウルの奥深くに潜むボルトや、スクーターの入り組んだ外装、エンジン周辺などの狭小スペースにアプローチするための優れも[…]
ママチャリとはサビるもの こちら(↑)妻のママチャリです。赤い色をしてますが、最高速が3割増しということはなく、至って普通のありふれたママチャリです。そんな妻のママチャリを「定期チェック」するのですよ[…]
有言実行のチャンス到来 さあ有言実行! 予告していた実験をするチャンスがやって参りました。以前、バイク部品のサビを電気の力で分解するという実験をやってみましたが、同じ方法でガソリンタンクのサビを落とし[…]
「キャブボディ摩耗」こそFCRが抱える問題 FCRにはセッティング以外にも、長年使用することで発生する特有の問題があります。それがキャブボディ内部の摩耗です。 FCRのスロットルバルブは、操作抵抗を軽[…]
最新の関連記事(工具)
ベースは2009年グッドデザイン賞を受賞した伝説の名作「Y-350」 今回デイトナがタッグを組んだ東洋スチールといえば、国内シェア7割を超えるまさに金属工具箱の絶対王者。 ベースモデルに選ばれたのは、[…]
有言実行のチャンス到来 さあ有言実行! 予告していた実験をするチャンスがやって参りました。以前、バイク部品のサビを電気の力で分解するという実験をやってみましたが、同じ方法でガソリンタンクのサビを落とし[…]
今回はシートの張り替えのお話 古~いバイクのシート。表皮がすっかり劣化して、柔軟性が失われるのを通り越してバリバリのカチカチ。つまんでみると「パキッ」という音とともに割れる始末。 このシート表皮を張り[…]
サビて固着したネジやナメて外せなくなったネジを簡単に外せる デイトナから発売されている「バイク用ショックドライバーセット(品番:95392)」は、錆びついて固着したボルトや、ネジ緩み止め剤が塗布された[…]
持っていても買い足したいショートヘッド&マグネット仕様 短辺が長すぎず、サイズを一発で判別できるよう軸部に配色したL型レンチは他にもあるが、ボルト保持のために長辺側の先端にマグネットを装備して[…]
人気記事ランキング(全体)
軽量化への徹底したこだわりが生んだ、革新的なスーパースポーツ 1980年代、国内のバイク市場ではレーサーさながらの外観と高性能を備えた、レーサーレプリカの人気が急速に高まっていた。その流れを牽引する存[…]
税込418万円で2027年1月23日発売! 国内限定300台のプレミアモデル 再導入の報から注目を集めていた2027年モデルのNinja H2 CARBONだが、注目の価格はカワサキケアおよびETC2[…]
中部地方初の拠点「名古屋BASE」が庄内通にオープン 地下鉄鶴舞線の庄内通駅エレベーター口から徒歩5分というアクセスしやすい場所に、ビークルファンの新拠点「名古屋BASE」が開設された。関東や関西、九[…]
武骨で美しいファットバイクスタイルと16歳以上免許不要の手軽さ 一般的な電動キックボードや華奢な電動アシスト自転車とは一線を画す、圧倒的な存在感を放つのが「COSWHEEL MIRAI G」だ。 この[…]
30年の精密製造技術を結集したハイエンドな車体構造 現在公開されているEICMA 2026出展車両の中でも、ひときわ異彩を放っているMTPEAK One All。3D精密加工やCNC切削、カーボンファ[…]
最新の投稿記事(全体)
スタッフさんからの太鼓判と、排気量450という数字を信じて。恐る恐る乗ってみました! 皆様こんにちは~指出瑞貴です♪ F900xrオーナーの私ですが、今回はなんと、F450GSに試乗させて[…]
ヤングマシン電子版2026年12月号[Vol.649] 【特集】カスタムしようぜ!!CB400 SUPER FOUR E-Clutch◆青木宣篤がホンダを直撃「E-Clutch使えんの?」◆初出し情報[…]
量産型スーパーカブとは明らかに異なる初代シリーズ 新品デッドストックの部品を譲っていただき加工し組み付ける。しかし、この部品はもう二度とお目にかかれないかも? さらに加工も考えている。少しでも長く、そ[…]
国内版CBR400R FOURと共通基盤を持つ502cc直4エンジンとEクラッチ 欧州発表の新型CBR500R FOURは、国内で販売されているCBR400R FOURの直列4気筒プラットフォームと基[…]
EICMAで熱視線を集めるイタリア発の都市型マイクロモビリティ ミラノで開催されたEICMA 2026で異彩を放ったデスナー T30は、欧州のL6e(軽量四輪車)規格に適合する完全電動の2人乗りシティ[…]
- 1
- 2


![キジマ|グラスウール アコスタフィル |[バイクメンテDIY] チクチクしない/飛び散らない新開発ガラス繊維を採用。“アコスタフィル”でサイレンサーリペアの悩みを解消](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/02/Kijima_Acousta-fil_02-768x512.jpg)

![キジマ|グラスウール アコスタフィル |[バイクメンテDIY] チクチクしない/飛び散らない新開発ガラス繊維を採用。“アコスタフィル”でサイレンサーリペアの悩みを解消](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/02/Kijima_Acousta-fil_03-768x512.jpg)
![キジマ|グラスウール アコスタフィル|分解|[バイクメンテDIY] チクチクしない/飛び散らない新開発ガラス繊維を採用。“アコスタフィル”でサイレンサーリペアの悩みを解消](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/02/Kijima_Acousta-fil_04-768x512.jpg)
![キジマ|グラスウール アコスタフィル|短いガラス繊維|[バイクメンテDIY] チクチクしない/飛び散らない新開発ガラス繊維を採用。“アコスタフィル”でサイレンサーリペアの悩みを解消](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/02/Kijima_Acousta-fil_05-768x512.jpg)
![キジマ|グラスウール アコスタフィル|バッフルパイプに巻く|[バイクメンテDIY] チクチクしない/飛び散らない新開発ガラス繊維を採用。“アコスタフィル”でサイレンサーリペアの悩みを解消](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/02/Kijima_Acousta-fil_06-768x512.jpg)
![キジマ|グラスウール アコスタフィル|巻き量|[バイクメンテDIY] チクチクしない/飛び散らない新開発ガラス繊維を採用。“アコスタフィル”でサイレンサーリペアの悩みを解消](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/02/Kijima_Acousta-fil_07-768x512.jpg)
![キジマ|グラスウール アコスタフィル|リベットで固定|[バイクメンテDIY] チクチクしない/飛び散らない新開発ガラス繊維を採用。“アコスタフィル”でサイレンサーリペアの悩みを解消](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/02/Kijima_Acousta-fil_08-768x512.jpg)
































