双方向クイックシフター、70mm調整式スクリーンも採用

ヤマハ「ナイケンGT」がモデルチェンジ! ナビ機能対応TFTメーター、排気量拡大、新フレームなどツーリング性能を追求

ヤマハは、リーニングマルチホイール(LMW)技術を使った大型ツーリングモデル「ナイケンGT(NIKEN GT)」をモデルチェンジし、受注生産にて発売すると発表した。本日7月7日より予約受付開始。


●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:ヤマハ発動機

MT-09系と同じく888ccに排気量アップ、クランクマスも増大

ヤマハの大型スポーツモデル「ナイケンGT」がフルモデルチェンジ! エンジンはストロークアップで845→888ccへと排気量を拡大し、かつクランクマスを増大(慣性モーメントで8%増)することでより扱いやすくなった3気筒エンジンを、新設計のスチール&アルミ・ハイブリッドフレームに搭載し、足まわりのセッティングも見直された。カラーリングは新色のヤマハブラックだ。

電脳も進化していて、シフトダウンにも対応するクイックシフターと各種電子制御、スマートフォンと接続することでナビ機能なども使える7インチ高輝度TFTメーターを新たに採用。クルーズコントロールやD-MODE(走行モード切替システム)も継続採用する。70mm幅で高さ調整可能な可動式スクリーン、足着き性を高めた新作シート、純正アクセサリーのサイドケース取り付け用ステーなど、快適装備も充実した。

スマートフォンとTFTメーターの接続にはBluetoothを用い、専用アプリ「MyRide – Link」をインストールすることで着信やメール受信、現在地周辺の天気、音楽再生などの機能が利用可能に。さらに、ヤマハとGARMINが共同開発したリ「Garmin MotorizeTM」(有料)をインストールすれば、メーター画面でナビ機能も使用できるようになる。

価格は220万円で、本日(7月7日)より全国のNIKEN取扱店にて予約受付を開始。アッカーマンジオメトリによる自然なハンドリングと、さらに扱いやすさを増したエンジンで魅力を向上し、国内年間の販売計画台数は100台とされている。

NIKEN GT フィーチャーマップ

YAMAHA NIKEN GT[2023 model]

YAMAHA NIKEN GT[2023 model]ヤマハブラック

YAMAHA NIKEN GT[2023 model]ヤマハブラック

車名NIKEN GT
認定型式/原動機打刻型式8BL-RN84J/N721E
全長×全幅×全高2150×875×1395mm
軸距1510mm
最低地上高150mm
シート高825mm
キャスター/トレール20°00′/74mm
装備重量270kg
エンジン型式水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブ
総排気量888cc
内径×行程78.0×62.0mm
圧縮比11.5:1
最高出力116ps/10000rpm
最大トルク9.3kg-m/7000rpm
変速機常時噛合式6段リターン
燃料タンク容量18L(無鉛プレミアムガソリン指定)
WMTCモード燃費18.47km/L(クラス3、サブクラス3-2、1名乗車時)
タイヤサイズ前120/70R15×2
タイヤサイズ後190/55R17
ブレーキ前油圧式ディスク
ブレーキ後油圧式ディスク
乗車定員2名
価格220万円
ブラック
発売日2023年7月7日

高さを70mmの幅で任意の位置に調整可能な可動式スクリーンを採用。

スマートフォンと接続可能な7インチ高輝度TFTメーター。

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