
アライヘルメットは、テクニカル・プロショップ限定販売モデルとして『RX-7X IOM-TT23』を発売する。これはアライがマン島TT開催に合わせて毎年販売しているモデルで、5月22日(月)まで予約注文を受け付けている。
●文:ヤングマシン編集部(山下剛) ●外部リンク:アライヘルメット
伝統のバイクレース『マン島TT』の2023年特別グラフィックモデル登場
マン島TTは1907年から続いているバイクレースで、当時から現在に至るまで公道を舞台に過酷なレースが繰り広げられている。
マン島とはグレートブリテン島とアイルランド島の間に浮かぶ、淡路島ほどの小さな島だ。レースは島の中央部を周回する1周約60kmの市街地やワインディングロードを含む公道で行われる。最高峰クラスの『シニアTT』では、WSBKと同等の走行性能を持つレーシングマシンが、6周(約360km)を平均時速200km/h以上、およそ1時間45分で走り切るという驚異のレースなのだ。
アライはマン島TTを長きにわたってスポンサードしており、TTに参戦するサポートライダーたちのヘルメットのメンテナンスはもちろんのこと、グランドスタンド裏には大きなブースを出展して一般来場者たちのヘルメットのメンテナンスも実施している。
そんなアライのマン島TTモデルの最新版は、チェッカーフラッグとマン島国旗にも描かれるトリスケル(三脚巴)をモチーフとしている。もちろんマン島TT公式アイテムでもあるのでマン島TTロゴマークもあしらわれており、伝統レースを巧みに表現したモデルだ。
ちなみに毎年製作されるこのマン島TT仕様ヘルメットは、コースを走行するマーシャル(コースをバイクで移動するため、トラベリングマーシャルと呼ばれる)に配布され、彼らはみんなこのヘルメットを被ってレースの安全を守っている。
ベースモデルはもちろん、アライ最高峰フルフェイスヘルメット『RX-7X』だ。高強度で軽量な繊維素材『PB-SNC2』を帽体とし、アライ独自の“かわす性能”を洗練させた滑らかな形状により最高レベルの安全性を特徴とする、世界トップレベルのフルフェイスヘルメットだ。
【Arai RX-7X IOM-TT23】●価格:8万300円 ●サイズ:54、55-56、57-58、59-60、61-62(cm) ●色:赤×青 ●規格:SNELL、JIS ●帽体:PB-SNC2 ●内装:ハイフィッティング・アジャスタブルFCS内装(抗菌・消臭・防汚内装/オプションにて調節可能) ●シールドVAS-V MV〈クリアー〉標準装備 ●2023年5月22日までアライ テクニカル・プロショップにて注文受付中/8月上旬発売予定
Arai Helmet RX-7X IOM-TT23
Arai Helmet RX-7X IOM-TT23
Arai Helmet RX-7X IOM-TT23
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ヘルメット)
想像を上回る使い勝手のよさ SHOEIが2026年1月9日にSHOEI Gallery(SHOEI Gallery Online Storeを除く)で先行発売する電子調光ドライレンズ「e:DRYLEN[…]
カブトの技術を結集した150個限定仕様 「F-17R Mips」の最大の特徴は、その帽体構造にある。最新のハイパーガラス繊維と高強度有機繊維素材、そしてカーボンを組み合わせた「A.C.T.-2+C(精[…]
CFD解析で最適化された圧倒的な「抜け」の良さ KAMUI-5の最大の特徴は、CFD(数値流体解析)を用いて配置と形状が再設計されたベンチレーションシステムにある。走行風を効率よく取り込み、ヘルメット[…]
WSBKを連覇したトプラック選手のレプリカモデルがいよいよ登場! トプラック・ラズガットリオグル選手はトルコ出身のレーシングライダーだ。2015年にスーパーストック600欧州選手権で優勝すると、201[…]
マルク選手7度目の王者を記念した最新レプリカモデルが登場! マルク・マルケス選手は、2025年のMotoGPシーズンチャンピオンを決め、通算7度目、6年ぶりのワールドチャンピオンを達成した。SHOEI[…]
最新の関連記事(アライヘルメット)
上旬発売:アライ アストロGXオルロイ アライヘルメットからは、ツーリングユースに特化したフルフェイス「アストロGX」のニューグラフィック「ORLOJ(オルロイ)」が12月上旬に登場する。この独特なネ[…]
アイルトン・セナ 1992年 ショウエイX-4 1992年のベルギーGPでアイルトン・セナがレースで着用した本物。お値段は驚愕の1億4360万円で落札されています。ヘルメット自体はショウエイX-4レー[…]
バイクは、心と身体をひとつにするスポーツ。心の健康法そのものです。 アメリカは情報革命の最先端を行く国です。そのアメリカの製薬業界が今、開発にもっとも力を入れてるのは心の病=うつ病の薬と聞きます。 医[…]
KADOYAとAraiのコラボモデルがTX-STRADAに登場! 東京・浅草を拠点とする、日本の革ジャンの老舗『KADOYA(カドヤ)』と、アライヘルメットのコラボレーションモデルが登場する。 MGグ[…]
ノスタルジーとラグジュアリーを共存させたカドヤとのコラボモデル 創業90周年を迎えた日本のレザージャケットの雄、カドヤのスペシャルグラフィックをあしらった『RAPIDE-NEO KADOYA』は、格子[…]
人気記事ランキング(全体)
3Mシンサレート採用の4層構造で冬走行の冷えを軽減する 本商品は、防風ポリエステル生地/3Mシンサレート中綿/裏起毛の4層構造で手全体を効率よく保温する設計。一般的なポリエステル綿と比べて中綿が軽く、[…]
バイク整備は、だいたい汚れとの戦いから始まる バイク整備をしていて、より深く分解していくと避けて通れないのがグリスやオイルの汚れです。今回の場合は古いモンキーのフロントフォーク。オイルは入っていない代[…]
4気筒CBR250との棲み分けでさらに長期モデル化の一途へ! ホンダが1982年5月にリリースしたVT250Fは、パワフルな2スト勢に対抗できる唯一の存在として瞬く間に10万台を突破するベストセラーと[…]
16か所発熱で走行中の冷えポイントを広くカバーする 冬の走行時にとくに冷えやすいのが、肩/背中/腹部などの体幹部である。本モデルは16か所にヒーターを内蔵しており、一般的な電熱ベストより発熱面積が広い[…]
16日間で211万着の「メディヒール」が物量攻勢で復活 ワークマンが展開するPBリカバリーウェア「MEDIHEAL(メディヒール)」シリーズが、いま爆発的なヒットを記録している。2026年、秋冬商戦に[…]
最新の投稿記事(全体)
車体剛性を見極めるホンダ、V4を投入するヤマハ ホンダは終盤にやや盛り返した感もあったが、依然不安定だ。それでもシャシーはだいぶよくなった。恐らく車体剛性のカンを押さえることができてきて、剛性を落とす[…]
来年10月から首都高料金が1割値上げか? 12月24日、首都高速道路公団は来年10月から料金を改定(値上げ)する案を発表しました。 これは、今年の10月に設置された「首都高の持続可能な道路サービスに関[…]
美しく静かな4秒間 1990年くらいから、撮影の場をWGP(現MotoGP)からF1にシフトし始めた。F1撮影歴が100戦を超えた、1999年F1イタリアGPの予選でのことだ。ジョーダン・無限ホンダの[…]
〈1988年8月〉SR400[3HT1]/500[3GW1]:負圧式キャブ採用 負圧式BSTキャブレターに変更して始動性や加速性を向上。カムシャフトも変更して、扱いやすさを高めた。エアボックスの容量ア[…]
GSX-Rで培ったフラッグシップでもライダーに優しい高次元ハンドリングを追求! 1999年にデビューしたスズキGSX1300R HAYABUSAは、いまも最新世代がカタログにラインアップされるロングラ[…]
- 1
- 2








































